施策進行管理・評価票(1)

評価年度:2010年度


<基本情報>

施策課題 54406000 港湾機能の効率的な管理・運営 作成課 川崎港管理センター港湾管理課
基本政策 活力にあふれ躍動するまちづくり 政策の
基本方向
川崎臨海部の機能を高める 基本施策 広域連携による港湾物流拠点の形成
関係課 港湾局経営企画課 港湾局整備計画課 港湾局港営課 重点  

<施策の概要及び施策の目標>

当該施策によって
解決すべき課題
●総合港湾として、必要な施設の規模や配置について調査・検討し、適切に「川崎港港湾計画」を改訂することが必要です。
●川崎港の適切な運営に向け、港湾区域、臨港地区等における行為の規制、水域占用許可、ふ頭用地使用許可等に係る技術的審査等を適正に行なうとともに、公有財産の適正な管理、市税外収入の適切な徴収、港湾施設使用料等の調査研究などの効率的・効果的な取り組みが求められています。
●土地利用の計画的な誘導と港湾機能の確保を図るため、構築物の用途を規制するとともに、規制の見直しを適切に行うことが必要になります。
施策の概要 ●川崎港の臨港地区内における土地利用や港湾施設の整備方針を計画立案し、適正な港湾空間の形成を図るため、「川崎港港湾計画」の改訂に向けて、川崎港の将来構想の基礎調査及び検討を行うとともに、浮島1期地区の土地利用の方向性等について検討します。
●「川崎港港湾計画」の改訂作業においては、臨海部土地利用誘導ガイドラインとの連携・調整を図るとともに、臨港地区及び分区(港湾管理者が臨港地区内を機能・目的に区分して指定するもの)の見直しに向けた取り組みを進めます。
●港湾区域、臨港地区等における行為の規制、水域占用許可、ふ頭用地使用許可等に係る技術的審査等、公有財産の管理、市税外収入の徴収等を行います。
施策の目標 ●川崎港港湾計画については2011年度以降の改訂に向け、臨港地区、分区の見直しについて、国・県及び庁内の調整を図るとともに、浮島1期地区の土地利用の方向性の検討など、必要となる調整・検討を行います。
●海岸保全施設の維持整備については、補修計画の策定を行います。
●入港船舶の安全を確保し、港湾施設等の管理運営を確実に行うとともに、適正な規制指導を実施します。

<成果の説明>

評価結果 (1)解決すべき課題に対する当該年度の成果 ●港湾計画への位置づけに向け、浮島1期地区の土地需要を把握し、土地利用の方向性を検討するとともに、小型船舶基地の静穏度等の必要性を把握しました。また、3件の事案について、港湾計画の変更に係る手続きを行いました。
●海岸保全施設における防潮堤の嵩上げ等、緊急性の高い箇所について補修工事を実施しながら、来年度以降の効率的・予防保全的な維持管理の実施に向けて、維持管理計画を策定しました。
●港湾区域及び臨港地区における行為の規制・許可等については、港内の安全確保及び円滑な管理運営のために指導監督を行うとともに、「放置等禁止区域」における放置車両の削減、放置艇撤去に向けて、法的手続きについて調整を行いました。また、公有財産の管理運営、暫定利用、工事検査等を実施するとともに、施設使用料等の徴収業務を行いました。
●陸上・海上等における港湾施設老朽化対策として、緊急補修工事を実施するとともに、港湾施設の適正・効率的な管理運営を行いました。また、入出港船舶の安全確保と効率的な運用に向けて、船舶調整業務を的確に実施しました。
2008
A
2009 (2)残された課題、新たな課題、社会環境の変化等 ●浮島1期地区の土地利用の有効活用を図っていくとともに、羽田空港の再拡張・国際化及び京浜3港(川崎港・東京港・横浜港)の広域連携強化といった周辺動向を適切に反映させる必要があります。
●海岸保全施設の状況把握、関係企業調整等を行い、計画的な維持管理を行う必要があります。
●公有財産のより有効的な活用を図り、効率的な管理運営を推進するとともに、占用・工事等の規制等については、関係機関と十分な調整を行い、利用状況・ニーズ等の的確な把握が必要です。
●港湾施設の老朽化対策として、効率的・計画的な維持補修を行うとともに、当該施設の適正な管理運営を行う必要があります。
A
2010 (1)、(2)を踏まえた第3期実行計画における取組や方向性 ●京浜3港間で連携を図りながら、川崎港を取り巻く周辺動向を適切に反映させ、次期港湾計画の策定に向け取り組みます。
●海岸保全施設維持管理計画に基づいた、適切・計画的な維持管理・補修工事等を実施していきます。
●公有財産の適正な管理及び有効活用を図りながら、占用許可や工事等の規制について、適正な監督指導を行っていきます。
●各港湾施設の効率的・効果的な管理運営を行うとともに、利用状況や緊急性・安全性を考慮した計画的な維持・改修工事を実施していきます。
A

A…目標に向かって順調に課題解決が図られているもの B…目標に向かって一定の成果が上がっているもの C…一定の成果はあるものの、新たな課題等が生じており、取組の改善が必要なもの D…課題解決が図れていないため、抜本的な見直しが必要なもの


<参考指標>

参考指標名(1) 参考指標名(2) 参考指標名(3)
放置艇撤去の実績 放置車両撤去の実績 海岸保全施設工事の実績
指標の説明(1) 指標の説明(2) 指標の説明(3)
川崎港の港湾区域内の放置船舶を撤去することにより、他の船舶航行の安全を確保するとともに、放置させない啓発活動を実施します。計画値の設定には適さないため、実績値のみを記載しております。 川崎港の構内に放置されている車両等を撤去処分することにより、構内道路等の安全な車両通行を確保するとともに、放置させない啓発活動を実施します。予め計画値を設定することは適さないため、実績値のみを記載しております。 全体工程を検討する中で、老朽化が著しい箇所について緊急補修工事を実施しました。今後も全体工程に沿った計画的な工事を進め、工事が必要な箇所を順次解消していくことが求められます。
指標の方向性(1) 指標の方向性(2) 指標の方向性(3)
     
年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位
2008   1 2008   17 2008      
2009   1 2009   36 2009   3 箇所
2010   2 2010   29 2010   4 箇所

<事業費>

(単位:千円)
年度 2008(H20)年度 2009(H21)年度 2010(H22)年度
予算 決算 計画事業費 予算 決算 計画事業費 予算 決算見込
事業費合計 917,360 809,051 891,798 897,244 807,970 879,973 1,383,221 557,427

<配下の事務事業所一覧>

事務事業名 3ヵ年の達成度 事務事業名 3ヵ年の達成度
港湾計画策定事業 III 海岸保全施設維持整備事業 III
港湾管理事業 III 港湾における規制指導事業 III
陸上施設等管理運営事業 III 海上・係留施設等管理運営事業 III
入出港船舶等調整事業 III    
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