施策進行管理・評価票(1)

評価年度:2009年度


<基本情報>

施策課題 53102000 就業の支援 作成課 経済労働局労働雇用部
基本政策 活力にあふれ躍動するまちづくり 政策の基本方向 就業を支援し勤労者福祉を推進する 基本施策 人材を活かすしくみづくり
関係課 健康福祉局高齢者在宅サービス課
健康福祉局高齢者事業推進課
重点  

<施策の概要及び施策の目標>

当該施策によって
解決すべき課題
●雇用情勢の悪化や労働関係法令制度の制定・改正など、雇用労働環境は大きく変動しており、労働者等に対する労働相談の充実が求められています。●平成20年度後半から、世界的な金融危機の影響による実体経済の衰退、景気の低迷に伴い、解雇や雇止めなど離職を余儀なくされる労働者が増大し、雇用情勢は急激に悪化しており、離職者をはじめ若年者、中高年齢者など求職者の就職、就職活動に対する、効率的・効果的な就業支援が求められています。
●ますます高齢化が進展する中、就労を通じた高齢者の社会参加やいきがい・健康づくりが求められています。
施策の概要 ●窓口労働相談や街頭労働相談などを実施するとともに、労働関係法令制度のガイドブックを作成します。
●就業支援室「キャリアサポートかわさき」において、若年者の就職に関する不安や悩みに専門相談員が応える「若年者のキャリアカウンセリング」、就職活動に関する知識、マナーなどを学ぶ「就職準備セミナー」、求職者との個別カウンセリングを通して求人開拓と求人紹介を行う「無料職業紹介」などの多様な就業支援事業を実施します。
●市独自事業や国の施策の活用により雇用創出を図り、「緊急雇用・労働相談窓口」において、離職者をはじめとする求職者に対して、創出した雇用の職業紹介や、住宅情報の提供、職業・労働相談を実施します。
●高齢者の就労支援事業として、(1)財団法人川崎市シルバー人材センターの運営に対する支援、(2)公共施設における軽作業の同センター等に対する委託事業を実施します。
施策の目標 ●労働相談の実施などにより、労働者等が抱える労働問題の解決に寄与し、雇用労働環境の向上を図ります。
●「キャリアサポートかわさき」の支援事業を拡充し、相談から研修、就職までの場面に応じた総合的な就業支援を推進するとともに、雇用・就業機会の創出に取り組み、離職者をはじめとする求職者の雇用環境の改善を図ります。
●シルバー人材センターの効率的・安定的な運営や会員数増強の取組の支援、公共施設における軽作業のシルバー人材センター等に対する委託を通じて、より多くの高齢者の就業機会を確保します。

<成果の説明>

評価結果 (1)解決すべき課題に対する当該年度の成果 ●街頭労働相談、特別労働相談を各6日間、県職業技術校や川崎商工会議所など関係機関と連携開催し、弁護士等による労働相談や資料配布をはじめ、キャリアカウンセラーによる職業相談、適職診断、求人情報の提供などを行うとともに、労働条件など労働関係法令制度内容に関するガイドブックを作成するなど、雇用労働問題の解決に寄与しました。
●「キャリアサポートかわさき」において、早期安定雇用に向けた「就業チャレンジセミナー」の創設や「無料職業紹介」の拡大(週2日→5日)、「企業合同就職説明会」の2回開催など事業拡充を図りました。就業支援ポータルサイトの構築や町内会を通じた事業案内の全戸回覧など効果的な広報を展開し、「若年者のキャリアカウンセリング」「就職準備セミナー」「無料職業紹介」の利用者は昨年度実績1,353人を、「無料職業紹介」の就職者も昨年度実績58人を上回りました。
●緊急雇用対策として、市独自事業や国の施策の活用により850名の雇用創出や、「緊急雇用・労働相談窓口」の延長実施など、雇用対策の円滑な実施と雇用環境の改善を図りました。また、市域の雇用安定を図るため、事業者向けに「雇用調整助成金等説明会」を開催し、75名が参加しました。●シルバー人材センターの登録会員数が年度末現在で4,785人となり、対前年比1,114人、30.3%増となりました。
2008
B
2009 (2)残された課題、新たな課題、社会環境の変化等 ●経済の先行きも不透明で、平成20年12月の完全失業率は全国5.1%、有効求人倍率は全国0.46倍(川崎市域0.31倍)で雇用情勢は依然として厳しく、今後とも引き続き、離職者をはじめする求職者に対する、雇用確保に向けた就業支援の充実が求められています。
●就業機会の確保にあたっては、団塊世代の多様なニーズや経験・知識・能力等も踏まえ、いわゆるホワイトカラーの職域を拡大していく必要があります。
B
2010 (1)、(2)を踏まえた次年度の取組や今後の方向性 ●雇用労働環境が大きく変動する中、労働相談を内容を充実して実施するとともに、労働関係法令制度の改正内容に的確に対応したガイドブックを作成するなど、労働者等が直面する労働問題の未然防止や解決に寄与し、雇用労働環境の向上を図ります。
●雇用情勢のより一層の悪化が懸念される中、「無料職業紹介」の拡充実施や「緊急雇用・労働相談窓口」の統合など、今後とも引き続き、「キャリアサポートかわさき」の支援事業を拡充し、相談から研修、就職までの場面に応じた総合的な就業支援を推進するとともに、国の施策の活用により雇用・就業機会の創出を行い、離職者をはじめ若年者、中高年齢者など求職者の雇用環境の改善に取り組みます。
●シルバー人材センターに対しては、高齢者の就業機会の拡大に向けて、引き続き支援を行います。また、新公益法人への移行についても、情報提供等を通じて支援を行います。
●第3期実行計画においても、引き続き、取組を充実していくことを想定しています。
 

A…目標に向かって順調に課題解決が図られているもの B…目標に向かって一定の成果が上がっているもの C…一定の成果はあるものの、新たな課題等が生じており、取組の改善が必要なもの D…課題解決が図れていないため、抜本的な見直しが必要なもの


<参考指標>

参考指標名(1) 参考指標名(2) 参考指標名(3)
街頭労働相談等の開催回数 若年者のキャリアカウンセリング、就職支援のセミナー、無料職業紹介の利用者数  
指標の説明(1) 指標の説明(2) 指標の説明(3)
●街頭労働相談等の開催した日数
窓口相談は、本庁舎及び中原区役所で常設実施しており、街頭労働相談等は効果的運営を図るため、関係機関と連携して適宜開催していることから、指標としては、その開催日数が目安となります。
「キャリアサポートかわさき」では、若年者のキャリアカウンセリング、就職支援のセミナー、無料職業紹介を若年者の支援事業を実施していますが、指標としては、支援事業の利用者数が目安となります。  
指標の方向性(1) 指標の方向性(2) 指標の方向性(3)
現状維持 大きいほどよい  
年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位
2008 6 9 2008 1,200 1.353 2008      
2009 6 12 2009 1,300 1,950 2009      
2010 6     2010 1,400     2010      

<事業費>

(単位:千円)
年度 2008(H20)年度 2009(H21)年度 2010(H22)年度
予算 決算 計画事業費 予算 決算見込 計画事業費 予算 決算見込
事業費合計 46,537 46,732 45,395 59,505 511,214 43,576 0 0

<配下の事務事業一覧>

事務事業名 達成度 事務事業名 達成度
雇用労働対策・就業支援事業 2 高齢者就労支援事業 3
   
   
   
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