<基本情報>
施策課題
43103000
農ある風景の保全
作成課
環境局緑政部緑政企画担当
基本政策
環境を守り自然と調和したまちづくり
政策の
基本方向
緑豊かな環境をつくりだす
基本施策
多摩丘陵の緑の保全と育成
関係課
環境局緑政課、経済局農業振興センター
<施策概要>
当該施策によって
解決すべき課題
市街化調整区域の農業振興地域に分布する樹林地等は市域に残された貴重な里地里山景観となっているが、地権者の相続対策などの要因によりその景観を持続的に維持していくことは今後難しい状況となっている。こうしたことからこの貴重な里地里山景観を次世代に継承させるため、農業振興施策と緑地保全施策を効果的に組み合わせながら、生物多様性の保全、環境学習の場の確保、谷戸地の介在農地の保全などを包括的に進めていくものとする。また、隣接する関係自治体との連携をとおし、広域的な見地から多摩丘陵とそこで育まれた里地景観の保全についても検討を進めていくものとする。
施策の概要
農業振興地域である黒川、岡上、早野地区を「緑と農の3大拠点」として位置付け、緑地保全施策や農業施策を連携させながら、樹林地等の保全を図り、里地里山景観の保全・再生を進める。
また、保全緑地等を活用し学校育成林、学童農園等への活用を図りながら、エコツーリズムや環境学習の場づくりを実現させる。
<成果の説明>
解決すべき課題に
関する
当該年度の主な成果
本事業は重点戦略プランに位置付けられており、平成17年度を初年度として進めているが、具体的な取組としては、緑地保全施策を始めとした様々な施策を一体的に捉え、エコツーリズムや環境学習の推進が円滑に図られるよう、その道筋としての「かわさき里地里山ミュージアム構想」に関わる調整を関係局と行った。
また、構想の延長線上に自治体の広域連携も視野に入れていることから、「多摩・三浦丘陵自治体広域連携会議」の立ち上げに向けて、関係する10市1町のコンセンサスを得た。
農業施策として、地域森林計画民有林における行為指導を行い、樹林地や農地の保全施策を推進した。
評価結果
B
<社会環境の変化等とその対応の方向性>
社会環境の変化や
課題解決を阻害する
要因等
■
あり
□
なし
里地里山ミュージアム構想では農地の保全も里地景観を構成する要素として大切なものとなるが、その施策の一つとして遊休農地を市民が利用する農園として活用することも考えられる。しかしながら、区画貸しの市民農園の場合、相続税に関する納税猶予制度の活用が図れないなど、結果的に農地の保全に直接的に支障が生じることが予想される。
今後の対応の方向性
樹林地に介在する農地については地権者の理解を得ながら緑地保全施策により保全し、将来的に活用することが考えられるが、農地全般についての保全策については、農業振興計画により着実に進めていく。
<参考指標>
指標名@
特別緑地保全地区等の指定量
指標の説明
「かわさき里地里山ミュージアム構想」が展開される主たる場は、特別緑地保全地区や緑の保全地域などの保全担保された緑地となる。農地の回復と活用についても保全緑地として位置付けられた土地を対象に環境学習を目的とした学童農園などを整備し共用していくものである。こうしたことから、黒川、岡上、早野地区の緑地保全施策の取組は事業推進上の要となるものである。
指標の方向性
■
大きいほどよい
□
小さいほどよい
□
現状維持
実績値
現状(計画策定時)
2005年度(見込み)
2006年度
2007年度
11.60
ha
19.90
ha
0.00
0.00
指標名A
指標の説明
その他の指標設定については、基本計画策定の中で明らかになる内容を踏まえて検討する。
指標の方向性
■
大きいほどよい
□
小さいほどよい
□
現状維持
実績値
現状(計画策定時)
2005年度(見込み)
2006年度
2007年度
0.00
0.00
0.00
0.00
<事業費>
(単位:千円)
年度
2005年度
2006年度
2007年度
予算
決算見込
計画事業費
予算
決算見込
計画事業費
予算
決算見込
事業費
18,847
18,487
17,139
36,246
0
16,975
0
0
<配下の事務事業一覧>
事務事業名
達成度
事務事業名
達成度
農ある風景の保全事業
d
森林整備計画管理等業務
c
都市農地保全・活用事業
c