施策進行管理・評価票(1)

評価年度:2011年度


<基本情報>

施策課題 13101000 良好な街なみづくり・景観づくりの推進 作成課 まちづくり局計画部景観・まちづくり支援課
基本政策 安全で快適に暮らすまちづくり 政策の
基本方向
身近な住環境を整える 基本施策 良好な都市景観形成の推進
関係課 建設緑政局道路管理部路政課
建設緑政局道路河川整備部河川課
重点

<第3期実行計画(2011(H23)〜2013(H25)年度)における施策の概要及び施策の目標>

当該施策によって
解決すべき課題
●都市拠点や地域が育んできた旧街道の面影が残る街なみ、身近で自然がある多摩川の沿川など、それぞれの地域の個性・地域資源を活かした良好な都市景観の形成に向けた一層の取組が求められています。
●また、こうした取組の実現に向けては、市民の主体的なまちづくり活動とともに、事業者・行政との協働に景観づくりを進めていく必要があります。
●河川・道路・公園などの公共空間は、多くの人が利用するため、これらの整備にあたっては、周辺環境や景観に配慮した公共空間づくりに向けて、行政が先導的な役割を担っています。
施策の概要 ●景観計画において、景観形成を先導する重要な地区として都市拠点と位置付けている「川崎駅周辺」や「武蔵小杉駅周辺」を「景観計画特定地区」に指定し、個性と魅力ある景観形成を誘導・推進します。また、地区計画形態意匠条例に基づき、建築物等の形態意匠を地区計画に定めて条例化し、良好な景観形成の誘導を進めます。
●市民が主体的に景観形成に取り組む「都市景観形成地区」では、「中原街道沿道」において旧街道に相応しい街なみづくりを目指す景観形成方針・基準を策定するなど、地域の特性や資源を活かした市民主体の景観づくりを促進します。
●景観施策の情報提供や啓発活動を図るとともに、公開空地の工事助成などの支援を行い、地域の自主的なまちづくり活動を推進します。
●公共空間づくりのこれまでの取組状況等を踏まえ、「公共空間景観形成ガイドライン」の更新に向けた取組を進めます。
施策の目標 ●景観計画に基づき、暮らしやすい潤いのある住環境の整備、さらには都市拠点の個性やそれぞれの地域の特性・地域資源を活かした次世代に誇れる魅力ある都市景観の形成を図ります。
●市民の自主的な景観形成のルールづくりを通した、市民・事業者・市の協働による景観づくりを目指します。
●「公共空間景観形成ガイドライン」を更新し、周辺環境や景観に配慮した公共施設等の整備を推進します。

<成果の説明>

解決すべき課題に対する当該年度の成果 ●都市拠点の「川崎駅周辺」について、屋外広告物審議会、都市計画審議会、都市景観審議会に諮問し、各審議会での答申を受けた上で、2011年6月に「景観計画特定地区」の指定を行いました。併せて、川崎市屋外広告物条例規則を改正し、同年10月から建築物等に関する行為の届出を市に提出することとし、現状の都市拠点に相応しい街なみを、将来的にも担保しました。
●都市拠点の「武蔵小杉駅周辺」に隣接した東京機械跡地においても、地区計画形態意匠条例の適用地区とするため、都市計画の手続きを踏まえ、都市計画素案説明会を行い公聴会を行いました。今後、都市計画審議会において地区計画の諮問を行い、答申を受けた後、地区計画形態意匠条例の規則改正を行うと、現状の都市拠点に相応しい街なみが担保される事となります。
●地域資源を活かした景観づくりに取り組む中原街道沿道や川崎大師表参道等、市民の主体的な景観づくりの取組に対し、職員による技術支援やコンサルタントの派遣等を行い、地域の実情や活動の段階にあわせた支援を行いました。
残された課題,新たな課題,社会環境の変化等 商業・業務・住宅などの街なみの特徴を活かした景観形成を図るため、引き続き事業を推進していきますが、さらに地域の多様な要請に応えうる事業展開の方向を検討する必要があります。
評価結果及びその評価区分とした理由 2011 2012 2013 引き続き、地域の多様な要請に応えうる事業展開の方向性を検討する必要がありますが、目標に向かって課題解決が図られており、順調に関係権利者との協議・調整を進めています。
AⅡ    

A 施策が順調に推進したもの(新たな課題等 Ⅰ 無 Ⅱ 有) B 施策が一定程度推進したもの C 施策が推進していないもの


<今後の取組や方向性及び改善に向けた考え方>

2012(H24)年度における取組や方向性及び施策の改善に向けた考え方 ●景観形成地区における景観形成方針・基準の運用に関し、地域住民で構成される各地区の景観形成協議会及び行政との連携を強化するとともに、地域の自主的な基準運用等の枠組みの検討を行います。
●公共空間景観形成ガイドラインの策定を目指し、関係のある公共施設管理者と協議・調整を図りつつ、中長期的な維持・修繕をも視野に入れ、維持・補修時における関係公共施設管理者との協議体制の構築についての検討を行います。

<参考指標>

参考指標名① 参考指標名② 参考指標名③
景観計画特定地区の指定 都市景観形成地区の指定 地区計画形態意匠条例を適用する地区
指標の説明① 指標の説明② 指標の説明③
川崎市都市景観条例第10条に基づき、都市景観の形成を図る上で重要な地区を指定します。また、指定した後に継続的に運用する事業のため、累計表示とします。 川崎市都市景観条例第15条に基づき、住民等による主体的な取組により都市景観の推進が期待できる地区を指定します。また、指定した後に継続的に運用する事業であるため、累計表示とします。 川崎市地区計画区域における建築物等の形態意匠の制限に関する条例第3条の規定に基づき、地区計画の形態意匠の制限を適用する地区を定めます。また、指定した後に継続的に運用する事業であるため、累計表示とします
指標の方向性① 指標の方向性② 指標の方向性③
大きいほどよい 大きいほどよい 大きいほどよい
年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位
2011 - 3 地区 2011 - 8 地区 2011 - 4 地区
2012 -     2012 -     2012 -    
2013 -     2013 -     2013 -    

<事業費>

(単位:千円)
年度 2011(H23)年度 2012(H24)年度 2013(H25)年度
予算 決算見込 計画事業費 予算 決算見込 計画事業費 予算 決算見込
事業費合計 60,195 55,725 61,222 0 0 60,103 0 0

<配下の事務事業所一覧>

事務事業名 達成状況 事務事業名 達成状況
都市景観形成推進事業 3 街なみ誘導助成制度 3
公共空間景観整備推進事業 3 多摩川景観形成推進事業 3
河川改修事業 3 準用河川等改修事業 3
水路整備事業 3 屋外広告物管理事業 3
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