施策課題 | 21403000 | 認知症高齢者施策の充実 | 作成課 | 健康福祉局長寿社会部高齢者事業推進課 | |||||
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基本政策 | 幸せな暮らしを共に支えるまちづくり | 政策の 基本方向 |
超高齢社会を見据えた安心のしくみを育てる | 基本施策 | 介護サービスの充実 | ||||
関係課 | 高齢者在宅サービス課 | 重点 | ■ |
当該施策によって 解決すべき課題 |
●認知症高齢者については、2005年に全国で約 170万人でしたが、いわゆる団塊の世代が65歳以上となる2015年には、250万人程度になると推計されており、本市においても2012年現在で約19,000人いると推計していますが、今後も増加が見込まれています。 ●高齢者が認知症になっても地域で安心して生活できるように、徘徊、虐待、家族の介護負担、財産管理などの課題に適切に対応が図れるよう、早期発見・早期対応に向け、地域のサポート体制の充実を図る必要があります。 |
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施策の概要 | ●認知症高齢者や障害者が安心して生活し続けられるよう、「川崎市あんしんセンター」が各区に相談窓口を設けて実施する成年後見制度の利用支援や日常生活自立支援事業などの権利擁護の取組を支援します。 ●認知症高齢者やその家族が地域で安心して生活し続けられるよう、家族介護教室、ピアカウンセリング(同じ立場の人による傾聴)、徘徊高齢者を早期に発見するためのSOSネットワーク事業などを実施します。 |
施策の目標 | ●認知症高齢者が安心して生活できる地域づくりを目指します。 |
解決すべき課題に対する当該年度の成果 | ●「かわさきいきいき長寿プラン〜第5期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画〜」の策定において、認知症高齢者の増加に対応するため、「認知症高齢者施策の充実」を施策の大きな方向性として位置づけました。 ●各区あんしんセンターにおける相談窓口を円滑に運営し、きめ細やかな相談を実施しました。 ●「川崎市成年後見制度連絡会」において、制度の普及啓発のためのシンポジウムと市民相談会を実施し、約135名の参加がありました。また、親族後見人向けの研修を今年度初めて実施し、31名が受講しました。 ●医師に対する研修として、認知症サポート医を3名養成し、かかりつけ医認知症対応力向上研修も、事例検討などを実施することで40名が受講しました。また、認知症介護指導者の2名の養成や、認知症介護実践者研修等の実施に取り組みました。さらに、認知症キャラバン・メイトによる認知症サポーター養成講座を実施し、身近な支援者である、認知症サポーターを、延べ9,708人養成するなど、人材育成を推進しました。 ●認知症高齢者支援のための「医療と介護の連携」体制の推進のため、川崎市医師会の協力の下、認知症かかりつけ医の名簿を作成し、広く市民に公表しました。 ●徘徊高齢者SOSネットワークについて、制度の普及を図り、3月末で400人の登録者数となりました。 |
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残された課題,新たな課題,社会環境の変化等 | ●認知症高齢者支援のためのさらなる「医療と介護の連携」体制の推進や仕組みづくりが必要です。 ●認知症高齢者等の身近な権利擁護体制の推進のため、新たな権利擁護の担い手である「市民後見人」の養成に向けた検討を進める必要があります。 |
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評価結果及びその評価区分とした理由 | 2011 | 2012 | 2013 | ●あんしんセンターの円滑な運営や、認知症高齢者支援のための人材育成、徘徊高齢者SOSネットワークの推進など、目標どおりに取り組むことができました。 ●「かわさきいきいき長寿プラン〜第5期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画〜」を策定していく中で、「医療と介護の連携」や新たな権利擁護の担い手の育成などの課題が生じました。 |
AⅡ |
A 施策が順調に推進したもの(新たな課題等 Ⅰ 無 Ⅱ 有) B 施策が一定程度推進したもの C 施策が推進していないもの
2012(H24)年度における取組や方向性及び施策の改善に向けた考え方 | ●医療関係者や介護関係者が参加する「川崎市認知症支援連携会議」の設置や、認知症疾患医療センターの設置により、認知症高齢者支援のための医療と介護の連携体制の構築を目指します。 ●権利擁護体制の推進のため、新たな権利擁護の担い手として「市民後見人」の養成に向け検討を進めます。 |
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参考指標名① | 参考指標名② | 参考指標名③ | |||||||||
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日常的金銭管理サービス利用者数 | 徘徊高齢者SOSネットワーク事業登録者数 | ||||||||||
指標の説明① | 指標の説明② | 指標の説明③ | |||||||||
ご本人だけでは、福祉サービスの利用契約や金銭の管理に不安のある方に対する支援を実施します。 | 徘徊高齢者を早期に発見するためのSOSネットワーク事業を実施します。 | ||||||||||
指標の方向性① | 指標の方向性② | 指標の方向性③ | |||||||||
現状維持 | 大きいほどよい | ||||||||||
年度 | 計画値 | 実績値 | 単位 | 年度 | 計画値 | 実績値 | 単位 | 年度 | 計画値 | 実績値 | 単位 |
2011 | 380 | 376 | 人 | 2011 | 424 | 400 | 人 | 2011 | |||
2012 | 380 | 2012 | 434 | 2012 | |||||||
2013 | 380 | 2013 | 444 | 2013 |
年度 | 2011(H23)年度 | 2012(H24)年度 | 2013(H25)年度 | |||||
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予算 | 決算見込 | 計画事業費 | 予算 | 決算見込 | 計画事業費 | 予算 | 決算見込 | |
事業費合計 | 204,711 | 193,794 | 203,857 | 0 | 0 | 202,875 | 0 | 0 |
事務事業名 | 達成状況 | 事務事業名 | 達成状況 |
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あんしんセンターの運営 | 3 | 認知症高齢者対策事業 | 3 |