施策進行管理・評価票（1）

評価年度:2011年度

<基本情報>

施策課題	54101000	臨海部の国際競争力強化に向けた企業間連携の促進				作成課	経済労働局国際経済推進室
基本政策	活力にあふれ躍動するまちづくり		政策の 基本方向	川崎臨海部の機能を高める		基本施策	臨海部の産業再生
関係課								重点	■

<第3期実行計画（2011(H23)〜2013(H25)年度）における施策の概要及び施策の目標>

当該施策によって 解決すべき課題	●川崎臨海部は、素材型の重厚長大産業の事業所や石油精製、石油化学系のコンビナートが形成されています。これまでも、各企業個別には省エネ型や環境保全型の生産活動が進められていますが、更に国際競争力を向上させて産業活性化に結びつけるために、複数の事業所の連携と協力による地域内余剰資源・エネルギーの有効活用、ユーティリティ(熱、電力、ガス、水素等)の共有化が必要です。また、このような取組を広く国内外に情報発信していくことも求められています。 ●企業による景観配慮の取組などを広く情報発信するとともに、臨海部の緑化を推進することで市民・立地企業にとって快適で魅力ある川崎臨海部を創出することが求められています。
施策の概要	●県と連携し、臨海部立地企業の参画による「京浜臨海部コンビナート高度化等検討会議」により、川崎臨海部コンビナートの国際競争力強化と持続的発展に向けた支援を行います。 ●臨海部の立地企業で構成されるNPO法人産業・環境創造リエゾンセンター等と連携して、資源循環、未利用エネルギーの有効活用に向けた取組を推進するとともに、川崎臨海部の取組を広く国内外に情報発信していきます。 ●企業の景観配慮の取組などについて広く情報発信し、親しまれる川崎臨海部の創出を推進します。 ●「特定工場緑地整備基本方針」や「かわさき臨海のもりづくり」と連携し効果的な緑地整備を推進します。
施策の目標	●生産活動の高効率化や高付加価値化、エネルギー効率向上を追求するトップランナー企業の集積・連携により国際競争力を強化し「産業と環境の調和と好循環」を実現するコンビナートを目指します。 ●臨海部コンビナートが、先進的な環境技術、環境負荷の小さい生産性モデルを世界に発信するショールームとなることを目指します。 ●快適で魅力ある臨海部の創出を推進し、臨海部企業の操業環境向上を目指します。

<成果の説明>

解決すべき課題に対する当該年度の成果	●川崎臨海部の未利用資源・エネルギーの有効活用研究のため、県と連携し、臨海部立地企業・関係行政機関が参画した「京浜臨海部コンビナート高度化等検討会議」を4回開催するとともに、企業ヒアリングを10社実施しニーズ・シーズの把握を行い、新たに目的別ワーキングループ(ユーティリティ共有化WG、跡地・遊休配管活用WG、LNG冷熱活用WG、水素連携WG)を立ち上げ、企業間連携に向け取組を進めました。 ●企業間連携の取組について市民をはじめ、海外にも知ってもらうために神奈川県、NPOリエゾンセンターと共同で川崎国際環境技術展2012に出展し(約500名がブース来場)、臨海部コンビナートのトップランナー企業の取組例等について国内外に向け広く情報発信を行いました。 ●NPOリエゾンセンターと連携し、臨海部の優れた環境技術や企業間連携等の取組について、エコタウン事業と連携してHPによる情報発信を行いました。 ●臨海部の景観配慮の取組について、川崎国際環境技術展2012への出展や市民向け見学会(20名参加)を実施し、広く情報発信を行い普及啓発を推進しました。 ●「川崎市特定工場緑地整備基本方針」に基づき、工場立地法により、特定工場の生産施設の増設等に伴う緑化整備を推進しました。
残された課題,新たな課題,社会環境の変化等	●東日本大震災により川崎臨海部機能の重要性が再認識されており、さらなる機能強化を促進するため、「京浜臨海部コンビナート高度化等検討会議」での検討を踏まえ、行政として支援できるものを適宜実施していく必要があります。 ●川崎臨海部は運河に囲まれているのでエリア別(島毎)の課題整理・検討も必要です。
評価結果及びその評価区分とした理由	2011	2012	2013	●施策目標の達成に向けて順調に課題解決が図られていますが、引き続き社会経済状況の変化にあわせて適時適切な対応が求められているためです。
	AⅡ

A 施策が順調に推進したもの（新たな課題等　Ⅰ 無　Ⅱ 有）　B 施策が一定程度推進したもの　C 施策が推進していないもの

<今後の取組や方向性及び改善に向けた考え方>

2012(H24)年度における取組や方向性及び施策の改善に向けた考え方	●引き続き川崎臨海部機能強化を図り、国際競争力を向上させるため、県との連携により「京浜臨海部コンビナート高度化等検討会議」を開催し、エネルギーの共同利用や副産物・廃棄物の相互利用を促進する支援策を検討していきます。 ●引き続きNPOリエゾンセンターと連携し、臨海部の優れた環境技術や企業間連携等の取組について情報発信していきます。 ●引き続き、関係所管課と連携し臨海部の景観配慮の取組の普及啓発・情報発信や緑化整備を推進していきます。

<参考指標>

参考指標名①				参考指標名②				参考指標名③
指標の説明①				指標の説明②				指標の説明③
この施策の成果は、企業間連携による国際競争力の強化ですが、それを指標として数値化することが困難であるため。
指標の方向性①				指標の方向性②				指標の方向性③
年度	計画値	実績値	単位	年度	計画値	実績値	単位	年度	計画値	実績値	単位
2011				2011				2011
2012				2012				2012
2013				2013				2013

年度	2011(H23)年度		2012(H24)年度			2013(H25)年度
	予算	決算見込	計画事業費	予算	決算見込	計画事業費	予算	決算見込
事業費合計	12,992	12,169	12,840	0	0	12,665	0	0

<配下の事務事業所一覧>

事務事業名	達成状況	事務事業名	達成状況
川崎臨海部エココンビナートの推進事業	3	川崎臨海部等アメニティ推進事業	3