施策進行管理・評価票(1)

評価年度:2011年度


<基本情報>

施策課題 54403000 臨港道路の維持・整備 作成課 港湾局港湾経営部整備計画課
基本政策 活力にあふれ躍動するまちづくり 政策の
基本方向
川崎臨海部の機能を高める 基本施策 広域連携による港湾物流拠点の形成
関係課 維持課 重点

<第3期実行計画(2011(H23)〜2013(H25)年度)における施策の概要及び施策の目標>

当該施策によって
解決すべき課題
●川崎港は、京浜工業地帯の工業港としての機能に加え、商業機能を併せ持つ総合港湾として首都圏の経済活動を支える重要な役割を果たしています。首都圏の生活や経済活動を支えていくため、東京湾諸港との広域連携によるコンテナ輸送の効率化や羽田空港再拡張・国際化に対応した総合的な物流体系を構築し、川崎港における陸・海・空を結ぶ円滑かつ安全な輸送ルートの確保に向けた交通ネットワークの整備が求められています。また、東扇島総合物流拠点の形成により交通量の増加が予想されるなかで、より充実した施設整備と適切な維持管理が重要となっています。
施策の概要 ●現在、東扇島と市街地を結ぶ唯一の連絡道路である川崎港海底トンネルは、完成以来32年が経過しており、また東扇島の物流機能の重要な基幹道路であることから、交通の円滑化及び利用者への安全性・利便性を確保するため、適切な改修工事及びトンネル内部の保守管理を実施します。
●京浜港における外貿コンテナ輸送需要の増加や東扇島の物流機能の効率化に対応した交通機能の強化、臨海部の交通ネットワークの充実、環境負荷の軽減を図るため、東扇島と水江町を結ぶ新たな臨港道路の整備を促進するとともに、当該道路の接続に伴い、東扇島内の円滑な交通動線を確保するため、島内の既設臨港道路を改良します。
●基幹的広域防災拠点の完成に伴い、災害時における緊急物資の輸送路を拡充させるとともに、東扇島で働く人々の避難路を拡充するためにも、新たな臨港道路の整備を促進します。
施策の目標 ●川崎港海底トンネルを通行する車両等の安全性を確保するため、効率的な改修事業及び維持管理を実施することで施設の延命化を図ります。
●臨海部の交通ネットワークの充実や環境負荷の軽減、災害時における緊急物資の輸送路や働く人々の避難路を拡充するため、臨港道路東扇島水江町線の整備を促進します。

<成果の説明>

解決すべき課題に対する当該年度の成果 ●川崎港海底トンネルについては、本体改修工事、防災設備の改修工事を計画通り実施しました。また、トンネル本体の維持管理計画策定に向けた調査及び検討、換気所の老朽化対策のための改修工事に向けた詳細設計を実施しました。さらに諸設備について維持補修工事や緊急補修工事、年間の保守運転管理業務及び電気・機械設備保守業務委託を行い、常時良好な状態を維持しました。
●臨港道路東扇島水江町線の整備を円滑に実施するため、既設道路への接続に関して関係部署や地権者との連絡調整を行うとともに、設計や施工に関する各種委員会等に積極的に参加して情報提供や意見交換を行い、国が実施する詳細設計や環境影響評価手続等について支援調整を行いましたが、用地交渉などに時間を要していることから環境影響評価手続が開始できず、整備着手が次年度以降となりました。
●東扇島内臨港道路の改良については、直轄事業との事業分担、スケジュール調整を行い社会資本総合整備計画に位置付け、交付対象事業として詳細設計を実施しました。
残された課題,新たな課題,社会環境の変化等 ●東扇島と川崎市街地を結ぶ唯一の連絡道路である川崎港海底トンネルは、大規模災害時においても緊急物資・復旧資材の輸送路又は、緊急避難路としての機能確保が必要です。
●臨港道路東扇島水江町線及び東扇島内臨港道路の改良については、円滑に事業を推進するため地権者や関係者との調整が必要であり、適切かつ早急な対応が求められております。
評価結果及びその評価区分とした理由 2011 2012 2013 ●川崎港海底トンネルについては計画通り、維持管理計画策定に向けた調査検討、改修工事、維持管理業務を実施し、常時良好な状態を維持することができました。臨港道路東扇島水江町線については、整備促進並びに早期供用に向けて支援調整を行いましたが、地元住民や地元企業との調整、さらには用地交渉などの課題が残るためAⅡ評価としました。
AⅡ    

A 施策が順調に推進したもの(新たな課題等 Ⅰ 無 Ⅱ 有) B 施策が一定程度推進したもの C 施策が推進していないもの


<今後の取組や方向性及び改善に向けた考え方>

2012(H24)年度における取組や方向性及び施策の改善に向けた考え方 ●川崎港海底トンネルについては引き続き、トンネル本体や換気所の老朽化対策等の改修工事等を実施するとともに維持管理計画を策定して適切な維持管理を行い、施設の延命化を図ります。また、通行車両の安全性確保のため、トンネル内の諸設備について、効率的かつ効果的に保守委託や維持補修工事を実施して延命化を図ります。
●臨港道路東扇島水江町線については、引き続き国や関係機関と連携を図り環境影響評価手続が開始できるよう支援し、当該道路の整備促進並びに早期供用に向けた調整を行うとともに、施行受託範囲の整備を推進します。また、整備スケジュールに合わせて東扇島内臨港道路の改良を推進します。

<参考指標>

参考指標名① 参考指標名② 参考指標名③
川崎港海底トンネル改修事業の事業進捗率 臨港道路東扇島水江町線整備事業の事業進捗率  
指標の説明① 指標の説明② 指標の説明③
川崎港海底トンネルの延長2,180mに対する改修事業費の割合を指標としました。 臨港道路東扇島水江町線の整備延長約3.1kmに対する整備事業費の割合を指標としました。  
指標の方向性① 指標の方向性② 指標の方向性③
大きいほどよい 大きいほどよい  
年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位
2011 86 88 % 2011 12 6 % 2011      
2012 90     2012 15     2012      
2013 95     2013 39     2013      

<事業費>

(単位:千円)
年度 2011(H23)年度 2012(H24)年度 2013(H25)年度
予算 決算見込 計画事業費 予算 決算見込 計画事業費 予算 決算見込
事業費合計 3,017,886 1,434,486 3,890,674 0 0 5,365,942 0 0

<配下の事務事業所一覧>

事務事業名 達成状況 事務事業名 達成状況
川崎港海底トンネル改修事業 3 川崎港海底トンネル維持整備事業 3
臨港道路東扇島水江町線整備事業 4    
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