施策進行管理・評価票(1)

評価年度:2011年度


<基本情報>

施策課題 56101000 広域幹線道路網の整備 作成課 建設緑政局計画部広域道路課
基本政策 活力にあふれ躍動するまちづくり 政策の
基本方向
基幹的な交通体系を構築する 基本施策 広域的な交通幹線網の整備
関係課 総合企画局臨海部国際戦略室 重点

<第3期実行計画(2011(H23)〜2013(H25)年度)における施策の概要及び施策の目標>

当該施策によって
解決すべき課題
●本市は首都圏の中心部に位置し、東京・横浜という巨大消費地に接している為、市内を通勤・物流など多くの人や物が移動し、交通量は当面の期間、首都圏の国際競争力の強化に向けた取組等の進展により増加するものと想定されます。
●このため、首都圏全体の都市活動を支え、都市機能を向上させていくには、これらの交通を円滑に処理することが求められ、本市においても、広域調和型の都市構造を支える基幹的な交通網の整備が必要です。
●また、首都圏においては、圏域全体の経済活動や都市機能を支える基幹的な放射・環状道路の広域道路ネットワークの形成に向けた取組が進められており、本市においても、首都圏の都市拠点相互の連携を図るため、その一翼を担うことが必要です。
施策の概要 ●首都圏の広域道路ネットワークを構築するとともに、本市の都市機能を強化する川崎縦貫道路Ⅰ期(浮島〜国道15号間)の整備を促進します。
●川崎縦貫道路Ⅱ期(国道15号〜東名高速道路間)については、今後の社会経済情勢等の変化を踏まえ、市内の拠点地区のまちづくり、更に、将来の高速道路ネットワーク形成の動向を見定めながら、ルートや構造等について関係機関と調整し、幅広く検討を進めます。
●国道409号の大師ジャンクションから国道15号までの区間について、国及び首都高等関係機関と調整し、街路整備を促進します。
●羽田空港と川崎殿町・大師河原地域を結ぶ羽田連絡道路の整備に向けた取組を推進します。
施策の目標 ●川崎縦貫道路Ⅰ期事業及び国道409号の街路整備(大師ジャンクション〜国道15号)について、地元の方々や関係機関と円滑に調整を図りながら、整備を促進します。
●Ⅱ期計画(国道15号〜東名高速道路間)について、国等関係機関と連携し、外環道の東名高速道路以南との調整を含めた幅広い検討を進め、早期具体化に努めます。
●羽田連絡道路については、関係機関の合意形成を図るとともに、羽田連絡道路の整備に向けて調査・検討を進めます。

<成果の説明>

解決すべき課題に対する当該年度の成果 ●Ⅰ期事業の大師ジャンクション周辺工事について、2012年度末の完成に向けて、国及び首都高等関係機関と連携して地元説明を実施し、工事手順や時期について協議・調整を進めました。
●国道409号街路整備について、車両交通の円滑化や歩行区間の確保を目的に、富士見地区では道路改良工事、殿町地区では電線共同溝工事をそれぞれ施工しました。江川一丁目地区では、道路予定地を有効活用して路線バス停留所における待機スペースの拡幅を行い、歩行者とバス利用者の分離を図り、安全・快適な通行及び利用を実現しました。また、国道409号の市管理区域の車道拡幅事業については、12月下旬に工事が完成し、交通渋滞緩和に大きく寄与しました。
●Ⅱ期計画について、委託を発注してルート・構造・整備効果等の検討を行いました。また、国等関係機関と情報共有や課題に関する意見交換を実施しました。
●首都高速新料金制度について、利用しやすい料金体系の実現に向けて国及び首都高と協議調整を進め、市議会の同意を得て、2012年1月1日に距離別料金制度へ移行することができました。
●羽田連絡道路については、国と関係自治体が一同に会する懇談会の場を活用し、関係機関との合意形成に向け、羽田空港を活用したまちづくりの連携等について意見交換を行いました。また、大田区とは、様々な分野での連携を一層強化するとことを目的とした意見交換の場を設け、協力関係の醸成に努めました。
残された課題,新たな課題,社会環境の変化等 ●本市に関する国の公共事業費の減少により、事業進捗に遅れが生じています。
●Ⅰ期事業の大師ジャンクションから国道15号までの工事が先送りされており、工事再開のためには、Ⅱ期計画の具体化が必要となります。
●2012年度に外環道関越〜東名間の事業が本格着工されることから、東名高速道路以南の検討が進むことが想定されます。
●羽田連絡道路の具体化に向けて、大田区をはじめとする関係機関との合意形成を図る必要があります。
評価結果及びその評価区分とした理由 2011 2012 2013 ●Ⅰ期事業及び国道409号街路整備の整備促進、Ⅱ期計画の早期具体化に向けて、国等関係機関と調整を図り、施策目標に関する一定の進捗が図られました。
●また、関連計画や新たな課題との調整が必要になっていることから、評価結果を「B」と設定しました。
B    

A 施策が順調に推進したもの(新たな課題等 Ⅰ 無 Ⅱ 有) B 施策が一定程度推進したもの C 施策が推進していないもの


<今後の取組や方向性及び改善に向けた考え方>

2012(H24)年度における取組や方向性及び施策の改善に向けた考え方 ●Ⅰ期事業について、大師ジャンクション以西の整備に向けた取組を進めていきます。また、国道409号街路整備については、国に対して整備に必要な予算措置を図るよう要望していきます。
●Ⅱ期計画について、計画の早期具体化に向けて、国等関係機関と連携し、外環道の東名高速道路以南との調整を含め、ルート・構造等の幅広い検討を進めていきます。
●首都高速新料金制度について、新制度移行後の効果や影響を検証し、利用しやすい料金制度に向けた取組を進めていきます。
●羽田連絡道路について、懇談会等の場を活用しながら、関係機関との合意形成に向け取り組みます。特に大田区とは、様々な分野での連携をテーマとした意見交換を継続的に実施し、羽田空港を核としたまちづくりを進める総合的な協力関係を構築していきます。

<参考指標>

参考指標名① 参考指標名② 参考指標名③
なし    
指標の説明① 指標の説明② 指標の説明③
●この施策は、整備計画の具体化に向けた検討・調整を進めているところであり、道路網の整備が進むことで指標による評価が可能であるため、現段階では適当な指標を示すことが困難です。    
指標の方向性① 指標の方向性② 指標の方向性③
     
年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位
2011       2011       2011      
2012       2012       2012      
2013       2013       2013      

<事業費>

(単位:千円)
年度 2011(H23)年度 2012(H24)年度 2013(H25)年度
予算 決算見込 計画事業費 予算 決算見込 計画事業費 予算 決算見込
事業費合計 380,800 311,242 280,408 0 0 185,356 0 0

<配下の事務事業所一覧>

事務事業名 達成状況 事務事業名 達成状況
川崎縦貫道路の整備 3 広域道路対策事業調査 3
羽田連絡道路関連事業 4    
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