施策進行管理・評価票(1)

評価年度:2011年度


<基本情報>

施策課題 71103000 情報共有、情報公開の推進 作成課 総務局情報管理部行政情報課
基本政策 参加と協働による市民自治のまちづくり 政策の
基本方向
自治と協働のしくみをつくる 基本施策 分権時代の新たな自治のしくみづくり
関係課 公文書館 重点  

<第3期実行計画(2011(H23)〜2013(H25)年度)における施策の概要及び施策の目標>

当該施策によって
解決すべき課題
本施策は4つの異なる事業で構成されているため、各事業ごとに記載します。
<情報公開推進事務>
●情報公開制度や個人情報保護制度などに対する市民意識が高まっており、行政内部での制度の浸透を図ることにより、市民への積極的な情報提供及び個人情報保護の取組を進め、統合的情報公開制度を実効性のあるものとする必要があります。
<公文書館運営事業>
●公文書館は、開館25年が経過し、施設、設備の劣化が進んでおり、公の施設としてふさわしい環境を保つため、設備の更新や改修を行う必要があります。同様に、市民の利用に供する歴史的公文書等のマイクロフィルム化及び損傷のはげしいものの修復を行っていく必要があります。
<新たな公文書管理制度の構築事業>
●市民へ的確に情報を伝え、情報共有を進めるために公文書をカラーバリアフリーに配慮したものとする必要があります。
<情報セキュリティ対策事業>
●計画的に外部監査、内部点検及び研修等の情報セキュリティ対策を実施してきましたが、公文書・歴史的公文書をはじめ、さまざまな重要な情報資産をより適正に管理・保管するために、情報セキュリティ対策が必要です。
施策の概要 <情報公開推進業務>
●統合的情報公開制度に関する研修の実施や啓発を行い、恒常的に全部開示している公文書の情報提供や公表を推進していくとともに、個人情報保護に関するマニュアルを整備し、周知を図ります。
<公文書館運営事業>
●公文書館の効率的な運営と歴史的公文書等の情報提供に関する取組を推進します。
<新たな公文書管理制度の構築事業>
●公文書管理法の施行を踏まえて、新たな公文書管理制度を構築し、市民との情報共有及び積極的な情報公開を推進するとともに、公文書のカラーバリアフリー化に努めます。
<情報セキュリティ対策事業>
●市が管理すべき情報資産がどのような状況にあるかを把握し、自ら情報セキュリティ対策を行うしくみを構築し、推進することにより、情報セキュリティ対策の向上をめざします。
施策の目標 <情報公開推進事務>
●情報公開制度、情報提供制度、個人情報保護制度、公人の資産公開(政治倫理)制度及び会議公開制度からなる統合的情報公開制度の行政内部への浸透を図るとともに、情報提供制度の推進及び個人情報保護に関するマニュアルの整備を行います。
<公文書館運営事業>
●歴史的公文書等の情報提供制度の点検、検証、運用の改善、規定整備を行うとともに、電子文書の歴史的公文書の管理方法等の改善を図り、また老朽化した公文書館の老朽化した施設・設備の計画的な更新・改修を行います。
<新たな公文書管理制度の構築事業>
●公文書管理法施行後の他都市等の状況調査を行うとともに内部検討委員会での検討を行いながら、行政の適正かつ効率的な運営並びに現在及び将来の市民に対する説明を全うすることを目的とする新たな公文書管理制度の構築をめざします。合わせて公文書のカラーバリアフリー化を実現します。
<情報セキュリティ対策事業>
●個々の情報資産に合った情報セキュリティ実施要領等を策定し、実効性の高い情報セキュリティ対策を講じます。

<成果の説明>

解決すべき課題に対する当該年度の成果 <情報公開推進事務>
●統合的情報公開制度について、新人研修、文書事務研修等、各種研修(計8回)ごとにマニュアルとしても利用可能な資料を作成し、職員の理解を深めました。
●建設緑政局の工事設計書の開示に関して情報提供制度へ移行しました。引き続き情報提供への移行に向けて実施機関と協議を行います。
●情報公開法改正を踏まえて、情報公開条例の改正に向けた検討を行いました。
●個人情報保護ハンドブックの改定を行い、各実施機関における実効性のある個人情報保護の充実を図りました。
●個人情報保護制度研修を行うとともに情報セキュリティ監査を行い、個人情報保護の徹底を図りました。
<公文書館運営事業>
●情報提供を適正に行うため、情報提供の手引きマニュアルに規程改正を盛り込んだ改訂第3版を作成し、歴史的公文書等78冊のマイクロ化及び目録整備を行うとともに、より利用しやすい公文書館を目指して、カラーバリアフリーに配慮し、公文書館ホームページをリニューアルしました。
●経年劣化した施設及び設備の改修に加えて、震災対策も考慮し、エレベータ更新、非常用設備改修を行い、空調改修計画を作成しました。
●歴史資料等取扱連絡会を3回開催し、施設間連携によるレファレンス対応の向上を図りました。また、平和館との共催事業「川崎大空襲展」のほか、市役所、高津区役所での企画展示を実施し資料の活用を図りました。
●東日本大震災の影響を受け、公文書館の危険箇所の点検、夏季の電気使用量の20%削減を行いました。
<新たな公文書管理制度の構築事業>
●公文書管理法の施行による他都市(特に政令市)の対応についての動向調査を行うとともに、新たな文書管理制度の構築に向けた最適な文書管理システムの改修等について検討・検証を行い、その結果を踏まえ、局検討委員会を開催し引き続き公文書管理制度について検討・検証を行いました。
●公文書のカラーバリアフリーの実現に向けて、職員向けのカラーバリアフリー研修を実施しました。
<情報セキュリティ対策事業>
●情報セキュリティ基準の改正、職員用及び情報システム利用責任者用実施マニュアルの作成並びに情報システムの点検マニュアルの作成を行い、体系的に整備しました。
●情報セキュリティ研修及び出前講座等並びに情報セキュリティ監査を通じて、情報セキュリティ対策の推進を図りました。
残された課題,新たな課題,社会環境の変化等 <公文書館運営事業>
●公文書館の経年劣化した設備については、東日本大震災を考慮し、利用者の安全に配慮した改修に取り組む必要があります。
評価結果及びその評価区分とした理由 2011 2012 2013 本施策の4つの事業全てにおいて、施策の目標に向けて順調に事業を推進しているため、AⅠと評価しております。
AⅠ    

A 施策が順調に推進したもの(新たな課題等 Ⅰ 無 Ⅱ 有) B 施策が一定程度推進したもの C 施策が推進していないもの


<今後の取組や方向性及び改善に向けた考え方>

2012(H24)年度における取組や方向性及び施策の改善に向けた考え方 <情報公開推進事務>
●職員への統合的情報公開制度の研修、啓発を行い制度の充実を進めます。また個人情報保護についてのマニュアルの充実や周知を図るとともに、情報セキュリティ監査等を通して個人情報保護の徹底を図ります。
<公文書館運営事業>
●歴史的電子公文書等の保存や目録検索等、さらにデジタルアーカイブ(パソコンで古文書などの資料が見られる機能)を見据え、来館者のニーズに対応したレファレンス(調べ物などのお問合せ対応)を行ってまいります。
●東日本大震災を踏まえ、経年劣化の進む公文書館の施設及び設備について、特に利用者の安全と利便性に配慮した改修に取り組んでまいります。
<新たな公文書管理制度の構築事業>
●引き続き新たな公文書管理制度及びそれに対応する文書管理システムの改修に向けて、検討を行います。
<情報セキュリティ対策事業>
●情報セキュリティ内部監査の本格実施に向けて、情報セキュリティ監査実施要綱の改正、情報セキュリティ内部監査体制及び監査手法の整備を行います。

<参考指標>

参考指標名① 参考指標名② 参考指標名③
統合的情報公開制度に関する職員研修の実施回数    
指標の説明① 指標の説明② 指標の説明③
市民との情報の共有化や積極的な情報提供の推進を目的として、職員の制度理解を深めます。    
指標の方向性① 指標の方向性② 指標の方向性③
大きいほどよい    
年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位
2011 5 8 2011       2011      
2012 5     2012       2012      
2013 5     2013       2013      

<事業費>

(単位:千円)
年度 2011(H23)年度 2012(H24)年度 2013(H25)年度
予算 決算見込 計画事業費 予算 決算見込 計画事業費 予算 決算見込
事業費合計 177,964 165,970 172,147 0 0 169,543 0 0

<配下の事務事業所一覧>

事務事業名 達成状況 事務事業名 達成状況
情報公開推進事務 3 公文書館運営事業 3
新たな公文書管理制度の構築事業 3 情報セキュリティ対策事業 3
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