施策進行管理・評価票(1)

評価年度:2012年度


<基本情報>

施策課題 32102000 豊かな心とすこやかな身体を育む教育 作成課 教育委員会事務局学校教育部指導課
基本政策 人を育て心を育むまちづくり 政策の
基本方向
子どもが生きる力を身につける 基本施策 子どものすこやかな成長の保障
関係課 教育委員会総務部、健康教育課、文化財課、総合教育センター 重点

<第3期実行計画(2011(H23)〜2013(H25)年度)における施策の概要及び施策の目標>

当該施策によって
解決すべき課題
●市民に求められる能力や知識が高度化・多様化している21世紀の社会を生きていく中で、家庭・学校・地域の多様な人々とのつながりの中で、子どもたち一人ひとりが個性を発揮し活躍することができるよう、「知(確かな学力)」「徳(豊かな心)」「体(健康・体力)」からなる「生きる力」を、成長や発達状況に応じて身に付けることが求められています。(「知」については施策課題「確かな学力の育成」に含まれますので、この施策課題では読書や音楽活動、自然体験等を通じた豊かな心の育成「徳」及び体育活動の充実等の健康・体力「体」を対象としています。)
●子どもたちが安心して暮らせるまちづくりを目指し、家庭・学校・地域社会のネットワークの構築が必要です。
施策の概要 ●様々な活動を通じて豊かな人間性や社会性を育成するとともに、善悪の判断、基本的なしつけなどについて家庭や地域と連携し、社会のルールを守る子どもを育てます。
●子どもが運動の楽しさを味わうことのできる授業づくりや運動をする動機付け等を行うことで、子どもたちの主体的健康づくりや基礎体力づくりを支援します。
●学校給食などを通じて食に関する指導を行い、食育を推進します。
●児童生徒を地域ぐるみで見守ることにより、子どもたちにとって安全な環境づくりを推進します。
施策の目標 ●読書活動や自然体験・社会体験など様々な体験活動等を通じて、自分の存在を肯定し、自尊感情や自信をもって生きるとともに、他者を尊重することができるなど豊かな人間性や社会性を育成します。
●基本的な生活習慣を確立させるとともに、社会生活を送る上で人間としてもつべき最低限の規範意識、主体的に判断し適切に行動できる態度等を育成します。
●運動を通じて体力を養うとともに、望ましい食習慣など健康的な生活習慣の形成を図るとともに、生涯にわたって積極的にスポーツに親しむ習慣や意欲、能力、及び安全に行動できる態度を育成します。

<成果の説明>

解決すべき課題に対する当該年度の成果 ●全ての教育活動の基盤として人権尊重教育を各学校で進め、自尊感情や他者を尊重する態度や人間性を育みました。
●学校図書館コーディネーターによる巡回訪問や図書ボランティアへの研修の充実を図るとともに、学校図書館の環境整備を行い、児童の読書量の充実を図るとともに、朝読書・読み聞かせ・ブックトークの実施拡充に向けた取組を推進するなど、読書活動を通じて豊かな人間性や社会性を育みました。
●音楽活動を通じて子どもの感性を豊かにする取組として、地域に開かれた子どもの音楽活動とジュニア音楽リーダー育成事業では、地域の音楽大学の教員や学生、地域の音楽家などを講師に迎え、技術の向上や、伝統音楽に親しむ機会を提供しました。また、オーケストラ鑑賞事業では、81校の児童がプロのオーケストラ演奏を鑑賞することができました。ジュニア音楽リーダー育成事業では、10校で市内の音楽大学と連携して大学生を講師に迎え、演奏技術の向上を図りました。
●スクールガード・リーダーについては、18名配置するとともに、地域交通安全員の配置については、85箇所に増やし、従来の校内安全・通学路の交通安全対策を推進するのみならず、学校・保護者・地域が一体となって子どもたちの安全を守り、下校後に安心して公園などで遊べるような防犯面を含めた地域ぐるみの安全対策を実施しました。
●学校給食における食材の安全性を確認し、保護者等の不安感を解消するために、食材の産地や放射能濃度検査結果を公表しました。
●児童生徒が災害時の対処等を学べるようにするとともに、学校・家庭・地域の連携による各学校の状況に応じた防災体制を構築しました。また、多数の保護者が帰宅困難者となったことを踏まえ、引き渡しのできない小学校等の児童生徒を学校で一時保護することを想定して、必要な食料及び飲料水を整備しました。
残された課題,新たな課題,社会環境の変化等 ●学校図書館コーディネーターによる巡回訪問により、学校での読書活動の活性化と環境整備を進めるとともに、図書ボランティアの活動支援の推進や、図書館総合システムの本格運用への支援など、読書環境の改善をさらに進める必要があります。
●スクールガード・リーダーについては、よりきめ細かい指導等を行う体制を構築すると共に児童生徒が安心安全に学校生活を送れるよう、市民・こども局所管の事業「防犯診断員」や神奈川県警の「スクールサポーター」との連携強化が課題となっています。
評価結果及びその評価区分とした理由 2011 2012 2013 ●都市部の子どもに共通する課題として、身体を動かす機会が少ないことや、多忙化が進んでいるといった特徴がありますが、引き続き豊かな心と健康体力の向上に取り組んでいく必要があります。
●子どもたちが安心して暮らせるまちづくりを目指し、家庭・学校・地域社会のネットワークのさらなる構築が求められています。
AⅡ AⅡ  

A 施策が順調に推進したもの(新たな課題等 Ⅰ 無 Ⅱ 有) B 施策が一定程度推進したもの C 施策が推進していないもの


<今後の取組や方向性及び改善に向けた考え方>

2013年度における取組や方向性及び施策の改善に向けた考え方 ●家庭や地域、学校が連携した読書活動の普及を目的として、図書ボランティアの拡充を図っていきます。
●市内産の野菜等、地場産物の使用を促進することにより、給食を「生きた教材」として活用し食育を推進します。
●地域ぐるみの安全対策については、事業を継続し充実に努めます。

<参考指標>

参考指標名① 参考指標名② 参考指標名③
1ヶ月に読む本の冊数 1ヶ月に読む本の冊数 新体力テストの数値
指標の説明① 指標の説明② 指標の説明③
子どもが1ヶ月間に読む本の冊数(小5) 子どもが1ヶ月間に読む本の冊数(中2) 文部科学省が児童生徒の体力と運動能力の現状を明らかにするため、体力の基礎である筋力(握力測定など)・柔軟性(長座体前屈)・持久力(持久走もしくはシャトルラン)などの8項目を設定して行う調査(小学校5年生:全国平均を100とした時の本市の数値)
指標の方向性① 指標の方向性② 指標の方向性③
大きいほどよい 大きいほどよい 大きいほどよい
年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位
2010   5.1 2010   2.3 2010   96.1  
2011 5.4 5.4 2011 2.5 2.4 2011 95.6 95.6  
2012 5.6 5.4 2012 2.5 2.5 2012 95.8 94.6  
2013 5.8     2013 2.5     2013 96.0    

<事業費>

(単位:千円)
年度 2011(H23)年度 2012(H24)年度 2013(H25)年度
予算 決算 計画事業費 予算 決算見込 計画事業費 予算 決算見込
事業費合計 4,759,343 4,597,492 4,731,227 4,679,086 4,545,080 4,717,946 0 0

<配下の事務事業所一覧>

事務事業名 達成状況 事務事業名 達成状況
読書のまち・かわさき推進事業 4 子どもの音楽活動推進事業 3
スポーツ教育推進事業 3 子どもの権利学習推進事業 3
人権教育推進事業 3 学校安全事業 3
小学校等給食運営事業 3 中学校給食等運営事業 3
定時制高校給食運営事業 4 多文化共生教育推進事業 3
校外行事の運営業務 3 共生・共育推進事業 3
児童生徒指導・相談業務 3 適応指導教室事業 3
学校保健事業 3 学校給食会補助事業 3
21世紀子どもサイエンス事業 3    

<用語説明>

 
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