施策課題 | 32105000 | 不登校等に総合的に対応した教育体制づくりの推進 | 作成課 | 教育委員会事務局学校教育部指導課 | |||||
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基本政策 | 人を育て心を育むまちづくり | 政策の 基本方向 |
子どもが生きる力を身につける | 基本施策 | 子どものすこやかな成長の保障 | ||||
関係課 | 教育委員会事務局総務部、総合教育センター | 重点 | ■ |
当該施策によって 解決すべき課題 |
●核家族化の進展やライフスタイルの多様化など、子どもを取り巻く環境が大きく変化している中、子どもたちが普段の生活における不安や悩みを抱えることが見受けられることが多くなり、こうしたことに対応する教育体制や取組が必要なっています。 ●いじめや不登校を未然に防止するために、子どもたちに豊かな人間関係を育むことが重要です。 ●いじめや不登校などの喫緊の課題に適切に対応するとともに、障害の有無、国籍などに関わらず、すべての子どもたちが、いきいきと個性を発揮できる教育を進めていくことが大切です。 ●本市における不登校児童生徒数は小学校では増加傾向を示し、中学校では減少傾向にあるものの1000名を超える状況にあります。そのため、臨床心理士またはそれに準ずる資格を持つスクールカウンセラー等を学校に派遣するなど、専門性の高い相談活動を迅速に行う必要があります。 |
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施策の概要 | ●スクールカウンセラーの中学校全校への配置、学校巡回カウンセラーの小学校・高等学校への派遣を行い、不登校等の課題への対応、子どもたちの豊かな心を育むための相談活動を充実します。また、小学校と中学校の連携、学校と関係機関との連携を促進し、不登校の総合的対策の構築を図ります。 ●不登校児童生徒の学校復帰や社会復帰を支援する場として、適応指導教室(ゆうゆう広場)を高津区内に新設し、市内のどの地域からでも通いやすい環境を整備します。 ●「かわさき共生*共育プログラム」を各学校で実施し、豊かな人間関係や集団と積極的なかかわりをつくりだす社会性を育て、いじめ・不登校を生まない環境づくりを推進します。 ●スクールソーシャルワーカーを区教育担当に配置し、学校と連携して、不登校等の家庭における様々な課題に対して、福祉的な視点で相談を行う体制を充実します。 |
施策の目標 | ●いじめ・不登校等を生まない環境づくりと教育相談の充実を図ります。 ・スクールカウンセラー、学校巡回カウンセラーの継続配置・派遣、スクールソーシャルワーカーの増員 ・不登校対策推進事業(フレンドシップかわさき)の実施 ・高津区に適応指導教室(ゆうゆう広場)の新設 ・「かわさき共生*共育プログラム」、インターネット相談の実施 |
解決すべき課題に対する当該年度の成果 | ●中学校全校にスクールカウンセラーを継続配置するとともに、連絡会議や研修会を定期的に開催して相談体制の充実を図りました。また、小学校へは要請に応じて、高等学校へは週1回学校巡回カウンセラーを派遣しました。 ●学校・家庭・地域の問題を子どもの立場に立って調整・仲介するスクールソーシャルワーカーの配置を拡充(新規1名、合計6名)し、相談体制の充実を図りました。 ●不登校対策推進事業(フレンドシップかわさき)において、関係諸機関、NPO法人と協働で保護者に対する不登校相談会、進路情報説明会等を開催し、相談体制の充実を図りました。 ●高津区に適応指導教室(ゆうゆう広場)を開設し、市内どの地域からでも適応指導教室に通いやすい環境を整えました。また、今年度は192名が登録し、各広場5名の教育相談員が支援にあたりました。 ●いじめや不登校を未然に防止する取組である「かわさき共生*共育プログラム」の保護者に対する周知を図り、各家庭におけるプログラムの理解を深めました。また、同プログラムを小・中学校では年間6時間をカリキュラムに位置づけ、高等学校と特別支援学校では、教育課程に位置づけて実施しました。 ●適応指導教室の整備やスクールソーシャルワーカーの増員により、不登校児童生徒の学校復帰・社会復帰や相談活動の充実を図りました。 |
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残された課題,新たな課題,社会環境の変化等 | ●小学校へは、学校巡回カウンセラーを要請に応じて派遣していますが、高等学校と同様に定期的な訪問を望む声があります。また、学校・家庭・地域をつなぐスクールソーシャルワーカーの拡充も引き続き必要です。 ●中核的なリーダーとして各校の取組を推進させ、さらに指導の充実を図るために、各学校のかわさき共生*共育プログラム担当者の力量向上が必要です。 |
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評価結果及びその評価区分とした理由 | 2011 | 2012 | 2013 | ●児童・生徒が依然として、いじめや不登校など様々な課題を抱えている現状を踏まえ、児童生徒指導、教育相談の体制の強化や、今後も未然防止等のプログラムを系統的継続的に実施する必要があるため。 |
AⅡ | AⅡ |
A 施策が順調に推進したもの(新たな課題等 Ⅰ 無 Ⅱ 有) B 施策が一定程度推進したもの C 施策が推進していないもの
2013年度における取組や方向性及び施策の改善に向けた考え方 | ●スクールソーシャルワーカーを各区1名体制とし、スクールカウンセラー、学校巡回カウンセラーとともに、学校における教育相談体制の充実を図ります。 ●不登校児童生徒の学校復帰・社会復帰の充実に向けて、環境整備が完了した適応指導教室(ゆうゆう広場)の体制の見直しを図ります。 ●不登校対策推進事業(フレンドシップかわさき)の一環として小学校17校に相談員等を配置し、小学校の児童指導・教育相談の体制の在り方を検討をしていきます。 ●いじめ・不登校を生まない「かわさき共生*共育プログラム」を充実させ、未然防止に取り組みます。 |
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参考指標名① | 参考指標名② | 参考指標名③ | |||||||||
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不登校児童生徒数 | 児童生徒1000人あたりの不登校出現数 | ||||||||||
指標の説明① | 指標の説明② | 指標の説明③ | |||||||||
不登校は学校生活に起因するものだけでなく多様化しています。そのため計画値を設定することは適切ではありませんが、不登校児童生徒数の推移を参考指標とします。 | 不登校は学校生活に起因するものだけでなく多様化しています。そのため計画値を設定することは適切ではありませんが、児童生徒1000人あたりの不登校出現数の推移を参考指標とします。 | ||||||||||
指標の方向性① | 指標の方向性② | 指標の方向性③ | |||||||||
小さいほどよい | 小さいほどよい | ||||||||||
年度 | 計画値 | 実績値 | 単位 | 年度 | 計画値 | 実績値 | 単位 | 年度 | 計画値 | 実績値 | 単位 |
2010 | 1,353 | 人 | 2010 | 13.8 | 人 | 2010 | |||||
2011 | 1,274 | 人 | 2011 | 13.0 | 人 | 2011 | |||||
2012 | 1,220 | 人 | 2012 | 12.4 | 人 | 2012 | |||||
2013 | 2013 | 2013 |
年度 | 2011(H23)年度 | 2012(H24)年度 | 2013(H25)年度 | |||||
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予算 | 決算 | 計画事業費 | 予算 | 決算見込 | 計画事業費 | 予算 | 決算見込 | |
事業費合計 | 848,131 | 825,843 | 848,289 | 843,968 | 817,006 | 838,214 | 0 | 0 |
事務事業名 | 達成状況 | 事務事業名 | 達成状況 |
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共生・共育推進事業 | 3 | 児童生徒指導・相談業務 | 3 |
適応指導教室事業 | 3 | 子どもの権利学習推進事業 | 3 |
人権教育推進事業 | 3 | 多文化共生教育推進事業 | 3 |