施策課題 | 32101000 | 確かな学力の育成 | 作成課 | 教育委員会事務局学校教育部指導課 | |||||
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基本政策 | 人を育て心を育むまちづくり | 政策の 基本方向 |
子どもが生きる力を身につける | 基本施策 | 子どものすこやかな成長の保障 | ||||
関係課 | 総務部、総合教育センター | 重点 | ■ |
当該施策によって 解決すべき課題 |
●市民に求められる能力や知識が高度化・多様化している21世紀の社会を生きていくためには、子どもたち一人ひとりが個性を発揮し活躍することができるよう、「生きる力」の知的側面である「確かな学力(基礎的・基本的な「知識や技能」に加えて、「学ぶ意欲」や「思考力・判断力・表現力など」を含めた幅広い学力)」を成長や発達段階に応じて身に付けさせることが必要です。また、文部科学省が実施・参加した全国的・国際的な学力調査によると、日本の子どもの成績は国際的にトップクラスにあります。ただし、暗記や計算は得意だが、判断力や表現力が身についていない、子どもの学習意欲が低いなど、学力面における課題があります。 |
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施策の概要 | ●小・中学校において学習状況調査を実施し、児童生徒の学力や学習状況、教育活動の成果や課題等を把握することにより、その改善・充実を図ります。また、理科教育の充実を図ります。 ●国際化の進展に対応できる児童生徒の育成を目指し、小・中・高等学校にALT(外国語指導助手)を配置し、小学校外国語活動並びに中・高等学校の英語教育の充実を図ります。 ●各学校の創意工夫、特色を生かした教育活動を支援する「夢教育21推進事業」と、地域の協力者の支援による地域の特性を生かした教育活動を進める「教育ボランティア事業」を実施し、特色ある学校づくりを推進します。 ●少人数学級や少人数指導等の推進により、一人ひとりの児童生徒の状況に応じたきめ細やかな学習指導の充実を図ります。 ●全中学校区に「小中連携教育推進協議会」を設置し、小中学校間における課題の共有や児童生徒間の交流活動、教職員間の授業研究・研修会等の接続の改善を図ります。 |
施策の目標 | ●基礎的・基本的な知識・技能の確実な習得や学習意欲の向上、思考力・判断力・表現力等の育成等を重視した様々な取組を推進し、児童生徒に「確かな学力」を育みます。 ●学習状況調査等を活用し、授業の改善を図ることにより、本市の児童生徒に基礎的・基本的な知識・技能を確実に習得させ、これらを活用して課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力等を育むとともに、主体的に学習に取り組む態度を養います。 |
解決すべき課題に対する当該年度の成果 | ●小5、中2の全ての児童生徒に学習状況調査の結果については、個票として児童生徒及び保護者に個人面談等を通して返却し、家庭学習の課題や学習への意識づくりにつなげました。学校には、報告書を作成するとともに、報告会を行い、授業改善の視点について周知を行いました。また、作問については研究会と協力して作成して、課題を次年度に生かす工夫を進めるなど学習状況調査の結果を有効に活用しています。 ●ALTの計画的、継続的な配置により、小学校においては、ネイティブスピーカーとの授業を通してコミュニケーション能力の素地を育成する授業が推進されました。中学校においてはALTとの授業が聞くこと、話すことを中心としたコミュニケーション能力の育成、高校においては中学校の活動を発展させたALTとの情報や考えなどを的確に理解したり伝えたりする活動を通してコミュニケーション能力を養う授業が推進されました。中学2年生における英語に対する有用感が75.3%(前年74.7%)に増加したことは、ALT配置の成果と考えます。 ●各学校で創意工夫を活かした主体的な教育活動が行えるよう、「夢教育21推進事業」等を活用し、学校の教育活動を支援しました。また、教育ボランティアについては、144校の学校においてボランティアコーディネーターを配置し、地域の力を学校教育に活用しました。 ●少人数指導等の実施により、基礎・基本の確実な定着及び個に応じたきめ細やかな指導の充実を図ることができました。 ●小中連携教育について、モデル7中学校区によるカリキュラム開発研究が、小中学校間の学びの継続を求めて実践され、外国語活動・英語科、社会科、音楽科、算数・数学科、図画工作・美術科、体育・保健体育科での新たな教材開発や効果的な協力指導の取組等につながりました。 |
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残された課題,新たな課題,社会環境の変化等 | ●国のグローバル化に対応した英語教育改革実施計画を見据え、より効果的なALTの活用を検討する必要があります。 ●子どもたちの学力と意識の実態把握をするため、学習状況調査の生活や学習についてのアンケート内容の見直しを行い、問題及び結果分析の活用をさらに進める必要があります。 |
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評価結果及びその評価区分とした理由 | 2011 | 2012 | 2013 | ●確かな学力を育むためには、今後も継続して授業改善とそのための学校支援が必要となるため。 ●全小・中学校を対象に各教科等別に実施する教育課程研究会や各学校からの要請訪問において指導主事が学習指導要領の趣旨を周知し指導助言を行うとともに、各教科等の研修会を推進することで、学習指導要領に沿った指導方法や教育課程の改善を図る必要があるため。 |
AⅡ | AⅡ | AⅡ |
A 施策が順調に推進したもの(新たな課題等 Ⅰ 無 Ⅱ 有) B 施策が一定程度推進したもの C 施策が推進していないもの
2014年度以降の方向性 | ●学習状況調査を継続実施して、児童生徒の学習状況を的確に把握するとともに、指導方法や教育課程の改善を図ります。また、理科支援員を引き続き全小学校に配置していきます。 ●学校が創意工夫し、地域の特性を活かしながら特色ある学校づくりを進めていきます。 ●国における学級編制基準の見直しの動向を注視しながら、少人数学級及び少人数指導を推進します。 ●各中学校区の連携教育推進協議会を中心にした組織的・継続的な取組の定着と教職員のかかわりや児童生徒の交流等の一層の活性化を図ります。 |
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参考指標名① | 参考指標名② | 参考指標名③ | |||||||||
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授業内容の理解度 | 学習の必要性 | 英語の有用感 | |||||||||
指標の説明① | 指標の説明② | 指標の説明③ | |||||||||
小学校5年生の学習状況調査の意識調査において、学校の授業が「わかる」と回答した児童の割合(国語、社会、算数、理科の4教科の平均) | 中学校2年生の学習状況調査の意識調査において、勉強が大切だと思うに対して「大切」あるいは「どちらかといえば大切」と回答した生徒の割合 | 中学校2年生の学習状況調査の意識調査において、英語の授業で学んだことが生活の中で「役立つ」「どちらかといえば役に立つ」と回答した生徒の割合 | |||||||||
指標の方向性① | 指標の方向性② | 指標の方向性③ | |||||||||
大きいほどよい | 大きいほどよい | 大きいほどよい | |||||||||
年度 | 計画値 | 実績値 | 単位 | 年度 | 計画値 | 実績値 | 単位 | 年度 | 計画値 | 実績値 | 単位 |
2010 | 53.3 | % | 2010 | 94.5 | % | 2010 | 70 | % | |||
2011 | 56 | 52.1 | % | 2011 | 94 | 94.2 | % | 2011 | 71 | 72.5 | % |
2012 | 56 | 54 | % | 2012 | 94 | 95.5 | % | 2012 | 72 | 74.7 | % |
2013 | 56 | 56.8 | % | 2013 | 94 | 95.2 | % | 2013 | 73 | 75.3 | % |
年度 | 2011(H23)年度 | 2012(H24)年度 | 2013(H25)年度 | |||||
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予算 | 決算 | 計画事業費 | 予算 | 決算 | 計画事業費 | 予算 | 決算見込 | |
事業費合計 | 534,451 | 512,781 | 548,732 | 532,977 | 529,364 | 541,832 | 536,465 | 481,348 |
事務事業名 | 第3期実行計画 期間の達成状況 |
事務事業名 | 第3期実行計画 期間の達成状況 |
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教育課程・学習指導に関する事務 | Ⅲ | 少人数指導等推進事業 | Ⅲ |
外国語指導助手配置事業 | Ⅲ | 小中連携教育推進事業 | Ⅲ |
特色ある学校づくり推進事業 | Ⅲ |