施策進行管理・評価票(1)

評価年度2013年度


<基本情報>

施策課題 42204000 廃棄物処理施設の整備 作成課 環境局施設部施設整備課
基本政策 環境を守り自然と調和したまちづくり 政策の
基本方向
生活環境を守る 基本施策 廃棄物対策の推進
関係課 環境局施設部施設建設課 重点

<第3期実行計画(2011(H23)〜2013(H25)年度)における施策の概要及び施策の目標>

当該施策によって
解決すべき課題
●循環型社会の構築に向け、廃棄物の発生・排出抑制、再使用、再生利用は優先的に取り組むべき重要な課題ですが、一方で、資源にならない廃棄物については、快適な生活環境の保全に向け適正処理を行う必要があります。
●廃棄物の処理・処分を行う際には、地球環境への負荷を最小限に留めるとともに、廃棄物処理施設の性能を常に一定程度に維持し、事業の効率性を確保することが重要です。
施策の概要 ●廃棄物処理施設の安定稼動を図るため、老朽化した廃棄物処理施設等の補修及び整備工事を実施します。
●環境負荷を低減するため、燃焼ごみ量の削減を進め、2015年度から3処理センター体制※とすることを目指し、今後のごみ焼却処理施設の整備方針を取りまとめるとともに、建設後一定期間が経過したごみ処理施設について、建替え及び基幹的施設整備(主要設備の更新)を計画的に行い廃棄物処理事業を安定的かつ円滑に進めます。
●リサイクルパークあさお整備事業は、老朽化が進み従来の処理能力(150t×3炉)が50%程度に低下した王禅寺処理センターの更新事業として、同等の処理能力を有する新たなごみ焼却処理施設と資源化処理施設の建設を実施します。特にごみ焼却処理施設は、環境負荷の低減を推進するため、ろ過式集じん機や触媒脱硝装置を設置する等して排出ガス濃度を従来より10%以上削減し、施設竣工後の周辺環境に配慮します。
施策の目標 ●市民の生活環境を守るため、廃棄物処理施設等の計画的な補修・整備工事を実施し、安定的な稼動を確保します。
●整備方針に基づき、老朽化したごみ焼却処理施設の整備(建替)に向けた取り組みを進めるとともに、継続稼動予定の施設については、基幹的施設整備(主要設備の更新)を計画的に実施します。
●北部地域の安定した廃棄物処理体制確立のため、仮称リサイクルパークあさお整備事業に係るごみ焼却処理施設は2011年度竣工、資源化処理施設は2014年度竣工を目指します。

<成果の説明>

解決すべき課題に対する当該年度の成果 ●廃棄物処理施設等の補修・整備工事については、施設の運営及び安定稼動に支障のないように実施しました。
●堤根処理センターの基幹的施設整備(プラント設備)事業については、施設稼動に支障のないように実施しました。
●橘処理センターの建替えにあたり、環境配慮計画書縦覧、3回の説明会の実施及び環境影響評価審議会の手続きを経て、橘処理センター整備事業に係る基本計画を策定しました。
●リサイクルパークあさお資源化処理施設の建設については、既存施設の解体工事工程を適切に管理したことと、建設工事等の請負者と毎週1回以上の合同会議を実施する等情報共有を行い、事業を計画通り推進することができました。
●放射性物質が検出された焼却灰の適正な処分対策については、浮島埋立処分場が東扇島東緑地の人工海浜公園に近接していることから、埋立処分場内水の放射性濃度を国の目安値の約8分の1にあたる10ベクレル/L以下(管理目標値)に設定し、放射性物質の溶出抑制対策工事等を実施しました。工事完成後の焼却灰処分ではトラブルもなく、計画どおりの性能を達成できました。
●公衆トイレについては、1か所の改修整備を実施するとともに、各所のトイレを補修するなど、利用環境の向上を図ることができました。
残された課題,新たな課題,社会環境の変化等 ●堤根処理センターの基幹的施設整備事業については、3処理センター体制に向けて適正な稼働を確保するため、2014年度末までに完成させる必要があります。
●リサイクルパークあさお整備事業については、土壌汚染対策工事の実施に伴い、資源化処理施設の完成予定が1年間遅れ、2015年度となったため、今後のスケジュール管理について、より適正に行う必要があります。
評価結果及びその評価区分とした理由 2011 2012 2013 ●既存の廃棄物処理施設等の補修・整備工事及び緊急的に発生した故障等は、施設の運営・安定稼動に支障のないように実施したため
●2013年5月に閣議決定された「廃棄物処理施設整備計画」に基づき、廃棄物処理システムの方向性として、ストックマネジメントの手法を導入し、施設の長寿命化・延命化を図っていく必要があるため
AⅡ AⅡ AⅡ

A 施策が順調に推進したもの(新たな課題等 Ⅰ 無 Ⅱ 有) B 施策が一定程度推進したもの C 施策が推進していないもの


<今後の取組や方向性及び改善に向けた考え方>

2014年度以降の方向性 ●堤根処理センター基幹的施設整備事業は、燃焼、燃焼ガス冷却、通風、排ガス処理、電気設備の更新、建屋耐震補強を実施します。
●橘処理センターの建替えに係る環境影響評価の法的手続き等を進めます。
●リサイクルパークあさお資源化処理施設の建設については、土壌汚染対策工事を適正に監理し完了すると共に、建築電気・機械設備工事等を別途発注し、2015年度の竣工に向けて事業を進めます。
●公衆トイレについては、誰もが安心で快適に利用できる状態を維持するため、今後も計画的に改修整備を実施します。

<参考指標>

参考指標名① 参考指標名② 参考指標名③
収集したごみの処理率    
指標の説明① 指標の説明② 指標の説明③
市内で収集した一般廃棄物を本市施設で処理した割合です。    
指標の方向性① 指標の方向性② 指標の方向性③
現状維持    
年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位
2010   100 % 2010       2010      
2011 100 100 % 2011       2011      
2012 100 100 % 2012       2012      
2013 100 100 % 2013       2013      

<事業費>

(単位:千円)
年度 2011(H23)年度 2012(H24)年度 2013(H25)年度
予算 決算 計画事業費 予算 決算 計画事業費 予算 決算見込
事業費合計 8,976,572 8,699,863 2,810,244 1,815,144 1,675,726 4,656,414 3,018,064 2,953,200

<配下の事務事業一覧>

事務事業名 第3期実行計画
期間の達成状況
事務事業名 第3期実行計画
期間の達成状況
リサイクルパークあさお整備事業 処理センター整備事業
廃棄物処理施設基幹的整備事業 廃棄物処理施設等整備事業
公衆トイレ改修整備事業    

<用語説明>

3処理センター体制:現在の4つのごみ焼却処理施設の敷地を有効活用し、3つの施設を稼動し、1施設を休止、建設中とする体制
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