施策課題 | 54205000 | 臨海部の交通ネットワーク基盤の整備 | 作成課 | まちづくり局交通政策室 | |||||
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基本政策 | 活力にあふれ躍動するまちづくり | 政策の 基本方向 |
川崎臨海部の機能を高める | 基本施策 | 臨海部の都市再生 | ||||
関係課 | 総合企画局臨海部国際戦略室、港湾局港湾経営部整備計画課 | 重点 | ■ |
当該施策によって 解決すべき課題 |
●臨海部の都市再生に向けては、臨海部全体の交通ネットワークの充実が重要となっています。 ●東扇島については、東扇島総合物流拠点地区における利用促進などによる新たな交通需要への対応や現状の交通渋滞の緩和、さらには基幹的広域防災拠点の機能発揮、市街地とのネットワーク充実に向け、新たな連絡網が必要となっています。 |
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施策の概要 | ●臨海部の交通アクセス向上を図るため、京急大師線とバスの乗継ぎ円滑化方策等の調査、検討を進めます。また、京急大師線産業道路駅前バス交通広場の整備を進めます。 ●羽田空港と川崎殿町・大師河原地域を結ぶ羽田連絡道路の整備に向けた取組を推進します。 ●臨海部再編整備の動向を踏まえ、東海道貨物支線の貨客併用化に向けた協議や川崎アプローチ線の一部である南武支線の輸送力増強方策の検討を進めます。 ●東扇島の発展並びに物流機能の高度化・効率化に対応した臨海部交通機能の強化及び交通ネットワークの充実等を図るため、新たな連絡路として臨港道路東扇島水江町線の整備を行います。 |
施策の目標 | ●臨海部の交通アクセス向上に向けて、京急大師線を活用した乗継ぎ円滑化方策等の調査、検討を進めます。また、産業道路駅前バス交通広場の整備に向けて検討を進めます。 ●関係機関の合意形成を図るとともに、羽田連絡道路の整備に向けて調査・検討を進めます。 ●東海道貨物支線の貨客併用化や川崎アプローチ線など臨海部の鉄道網の形成に向け調査検討を進めます。 ●臨港道路水江町線の早期供用開始に向け、事業主体である国や関係者と調整を図り整備を推進します。 ●これらの施策の実現によって、臨海部交通ネットワーク基盤の充実を図っていきます。 |
解決すべき課題に対する当該年度の成果 | ●臨海部アクセスの効率化に向け、アクセス経路、交通手段間の乗継方策について、関係局等と協議しながら検討を進めました。 ●臨海部への玄関口となる川崎駅東口周辺の交通改善に向けて、交通手段別のエリア区分、運用ルール化に向け、関係局等と協議しながら検討を進め、改善方策をとりまとめました。 ●京急大師線産業道路駅前バス交通広場の整備に向け、関係機関と協議調整を行いました。 ●羽田連絡道路は、国主催の東京側と神奈川側の特区間連携検討会に参加する関係者と、当該道路の整備効果として周辺道路の交通負荷軽減、防災力向上、羽田空港を活用したまちづくりの連携等について、共通認識が図られるよう意見交換を行いました。また、4月に大田区と産業連携に関する基本協定を締結し、国際戦略総合特区間の連携・協力を一項目とし、インフラを含めた意見交換を行い、協力関係の醸成に努めました。 ●東海道貨物支線貨客併用化は、学識経験者や関係者が参加した現地視察会開催や沿線企業ヒアリングを行う等、周辺企業の動向把握や認知度向上に取組みました。また、南武支線の輸送力増強に向け、沿線動向や南武支線の増発可能性などについて検討や取組を進めました。 ●臨港道路東扇島水江町線の整備を円滑に進めるため、国・市関係局との連絡会議を開催するとともに、国が実施する船舶航行安全委員会等の会議への調整支援を行うとともに各種会議へ参加し、また、環境影響評価手続にむけて調整・支援を行い手続が開始されました。 |
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残された課題,新たな課題,社会環境の変化等 | ●京急大師線とバスの乗継ぎ円滑化については、国道409号線の暫定整備、駅周辺の土地利活用やまちづくり、京急大師線連続立体交差事業及び高速川崎縦貫道路整備との調整が必要となります。 ●臨海部の交通アクセス向上に向けては、引き続き、従業員の増加が見込まれる地区への輸送力増強方策の検討をする必要があります。 ●臨港道路東扇島水江町線については、円滑に事業を推進するため、引き続き関係機関等との調整が重要であり、国への調整・支援を行っていきます。 |
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評価結果及びその評価区分とした理由 | 2011 | 2012 | 2013 | ●臨海部の交通アクセス改善のため、各施策について調査・検討を行うことにより、臨海部交通ネットワーク基盤の整備に向けた取組みを推進したため。 |
AⅡ | AⅡ | AⅡ |
A 施策が順調に推進したもの(新たな課題等 Ⅰ 無 Ⅱ 有) B 施策が一定程度推進したもの C 施策が推進していないもの
2014年度以降の方向性 | ●総合都市交通計画に基づき、臨海部への交通アクセスの効率化、円滑化を図るため、起終点となる川崎駅東口の周辺環境を整えるとともに、臨海部の動向や道路事業の進捗等を踏まえ、路線バスネットワークの見直しや効率化に向けた検討を進めます。 ●羽田連絡道路については、特区間連携の検討会や個別の意見交換の場などの活用や課題整理を行いながら、関係機関の合意形成に向け取り組みます。特に大田区とは、様々な分野での連携をテーマとした意見交換を継続的に実施し、交通環境も含め、両者が連携して羽田空港を核としたまちづくりを進める総合的な協力関係を構築していきます。 ●東海道貨物支線の貨客併用化については、沿線動向を注視していくとともに機運醸成に向けたPR活動に努めます。また、南武支線の輸送力増強に向け取組を進めます。 ●臨港道路東扇島水江町線については、2014年度中に現地工事に着手予定であり、整備促進ならびに早期供用に向け引き続き国や関係機関、周辺企業等との調整・支援を積極的に行うとともに、当該事業の進捗に合わせ受託事業を推進します。 |
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参考指標名① | 参考指標名② | 参考指標名③ | |||||||||
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指標の説明① | 指標の説明② | 指標の説明③ | |||||||||
羽田連絡道路と東扇島水江町線整備事業は現段階で指標を提示することは困難ですが、調査、概略・基本設計、環境影響評価、詳細設計、工事とのステップを経て供用開始となり、供用開始によって効果が発揮されます。 | |||||||||||
指標の方向性① | 指標の方向性② | 指標の方向性③ | |||||||||
年度 | 計画値 | 実績値 | 単位 | 年度 | 計画値 | 実績値 | 単位 | 年度 | 計画値 | 実績値 | 単位 |
2010 | 2010 | 2010 | |||||||||
2011 | 2011 | 2011 | |||||||||
2012 | 2012 | 2012 | |||||||||
2013 | 2013 | 2013 |
年度 | 2011(H23)年度 | 2012(H24)年度 | 2013(H25)年度 | |||||
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予算 | 決算 | 計画事業費 | 予算 | 決算 | 計画事業費 | 予算 | 決算見込 | |
事業費合計 | 3,752 | 3,507 | 3,696 | 3,683 | 3,521 | 3,631 | 3,655 | 3,415 |
事務事業名 | 第3期実行計画 期間の達成状況 |
事務事業名 | 第3期実行計画 期間の達成状況 |
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臨海部交通アクセス円滑化調査事業 | Ⅲ | 羽田連絡道路関連事業 | Ⅳ |
臨海部鉄軌道計画調査 | Ⅲ | 臨港道路東扇島水江町線整備事業 | Ⅲ |
※川崎アプローチ線とは、浜川崎駅から尻手駅につながっているJR南武支線をJR川崎駅に接続させる鉄道計画です。 |