施策進行管理・評価票(1)

評価年度2013年度


<基本情報>

施策課題 55102000 小杉駅周辺地区の整備 作成課 まちづくり局小杉駅周辺総合整備推進室
基本政策 活力にあふれ躍動するまちづくり 政策の
基本方向
都市の拠点機能を整備する 基本施策 民間活力を活かした魅力ある広域拠点の形成
関係課 建設緑政局道路河川整備部道路整備課 重点

<第3期実行計画(2011(H23)〜2013(H25)年度)における施策の概要及び施策の目標>

当該施策によって
解決すべき課題
●小杉駅周辺地区においては、大規模工場跡地等を中心に再開発事業が進められ、商業、業務、研究開発、文化交流、都市型住宅等の都市機能が集積するとともに、2010年3月にはJR横須賀線武蔵小杉駅が開業し、交通結節機能の強化が図られています。また、まちづくりの進展にあわせ、地域が主体となった「NPO法人小杉駅周辺エリアマネジメント」が設立され、様々なコミュニティ活動などの取組が進められています。
●今後は、高齢化が進展した人口減少社会を見据え、誰もが便利に公共サービスを受けられるよう、さまざまな都市機能を駅周辺に効率的に集約・整備するとともに、駅へのアクセス性を高める幹線道路の整備などを進め、利便性の高い都市生活環境を備えた活力と魅力にあふれた広域拠点の形成を推進する必要があります。
施策の概要 ●南口周辺地区においては、民間活力を活かした市街地再開発事業により、駅周辺に、新中原図書館や保育所などの公共・公益施設をはじめ、商業、業務、都市型住宅といった、さまざまな都市機能の効率的な再配置・整備を行い、駅を中心とした利便性の高い歩いて暮らせるコンパクトなまちづくりを推進するとともに、NPO法人によるエリアマネジメント*活動等の主体的な取組を支援し、活力と魅力にあふれた広域拠点の形成を進めています。
●北側地区においても、駅を中心とした都市機能の集積を図り、医療・文教・商業・業務・都市型住宅等の新たな都市機能の誘導・支援を進め、誰もが利用しやすく快適で賑わいのあるまちづくりを推進します。
●JR横須賀線武蔵小杉駅の連絡通路を整備し、利便性の向上を図ります。
●小杉駅周辺の一体的な広域拠点の形成を推進するため、主要な幹線道路の整備を進めるとともに、国道409号線沿道のまちづくりの取組等を推進します。
施策の目標 ●市街地再開発等事業を活用し、細分化された敷地を統合し、建物の耐震化・不燃化など市街地環境の改善を図るとともに、駅前広場や道路等の公共施設の整備改善を行い、併せて商業、業務、研究開発、文化交流、都市型居住等の機能を駅を中心に集積させ、利便性高い歩いて暮らせるコンパクトなまちづくりを目指します。さらに、地域の活力と魅力の向上を目指して、「NPO法人小杉駅周辺エリアマネジメント」の活動を支援します。
●横須賀線・武蔵小杉駅の連絡通路本設工事を完了し、利便性の向上を図ります。
●東京丸子横浜線及び国道409号線の整備により、安全で快適な交通環境を確保します。

<成果の説明>

解決すべき課題に対する当該年度の成果 ●南口周辺地区の市街地再開発事業については、西街区(1.4ha)では、公園や周辺道路などの公共施設整備が完成し、東街区(1.7ha)では、住宅棟・商業施設棟などの施設建築物及び駅前広場や周辺道路といった公共施設整備が完了し、両地区併せて供用を開始しました。小杉町3丁目中央地区(1.5ha)では、施設建築物の一部を供用開始するとともに、地区幹線道路の整備に着手しました。小杉町3丁目東地区(1.1ha)においては、都市計画決定するとともに、組合設立に向けた支援を行い、事業を着実に進めました。また、民間開発事業の新丸子東3丁目地区(0.7ha)では、施設建築物が完成し供用開始しました。新丸子東3丁目南部地区(4.1ha)のA・B地区では、A地区が2014年秋に完成、B地区が2015年度末完成を目指し施設建築物や道路等の工事を推進しています。(事業着工済件数19件)
●北側地区については、日医大地区において、周辺住民の要望をできる限り反映した計画とするため、都市計画手続きの前の段階で地元説明会を開催しました。
●新駅連絡通路部については、南武線ホームのこ線橋のバリアフリー工事が完了しました。
●NPO法人と周辺町会・企業との連携や、NPO法人が主体的に取り組む各種事業の実施を支援しました。NPO法人の事業の一つとして、再開発エリアの住民と周辺地域の住民との交流を図ることを目的に実施されたコスギフェスタの参加者は、昨年の倍以上の30,000人を超え、地域の活力と魅力の向上につながりました。
●東京丸子横浜線については道路整備工事を推進しました。国道409号線については、市ノ坪交差点付近の電線共同溝整備が完成しました。また、小杉工区において、拡幅整備と併せた沿道まちづくりの取組として地権者を中心とした地元住民を対象に勉強会を開催しました。
残された課題,新たな課題,社会環境の変化等 ●小杉町3丁目東地区については、組合設立に向けて地権者の合意形成を図る必要があります。
●北側地区については、医療と文教の核の形成に向けて、周辺住民との調整を行う必要があります。
評価結果及びその評価区分とした理由 2011 2012 2013 ●一部の事業において事業スケジュールの見直しがあるものの、各事業ともに概ね目標通りの成果が表れていることから評価しました。
AⅠ AⅡ AⅡ

A 施策が順調に推進したもの(新たな課題等 Ⅰ 無 Ⅱ 有) B 施策が一定程度推進したもの C 施策が推進していないもの


<今後の取組や方向性及び改善に向けた考え方>

2014年度以降の方向性 ●複数の開発地区で都市計画決定や環境アセスメント手続が予定されていることから都市計画案の作成や関係機関との協議調整を進めます。また、公共施設整備にあたり、既存施設利用者の安全確保と整備の円滑化を図ります。
●駅構内において鉄道利用者の増加に対応した安全性について検討するとともに、駅周辺の交通環境について交通結節点の強化を図ります。

<参考指標>

参考指標名① 参考指標名② 参考指標名③
再開発等事業の事業着工済件数 JR東日本武蔵小杉駅及び東急武蔵小杉駅の一日平均乗降人数の合計 NPOエリアマネジメントにおける主だったワーキンググループの年間実施回数
指標の説明① 指標の説明② 指標の説明③
広域的な都市拠点としての整備を推進するため、民間活力を活かした再開発等事業の推進を図り、計画に基づいた事業着手が行われるような適切な支援を行います。
目標値 17事業(2013年度時点)
新たな都市機能の集積により、各施設への来訪者による駅乗降人員の増加が見込まれます。
※旅客施設のため、計画値の設定は困難です。
コミュニティ形成に向けて住民が主体的に取り組む交流、防災、お祭りの各ワーキンググループの開催回数です。
※住民主体の取組であるため、計画値の設定は困難です。
指標の方向性① 指標の方向性② 指標の方向性③
大きいほどよい 大きいほどよい 大きいほどよい
年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位
2010   16 2010   391,246 2010      
2011 16 17 2011 - 394,637 2011 -    
2012 17 19 2012 - 405,423 2012 - 34
2013 17 19 2013 - 432,383 2013 - 60

<事業費>

(単位:千円)
年度 2011(H23)年度 2012(H24)年度 2013(H25)年度
予算 決算 計画事業費 予算 決算 計画事業費 予算 決算見込
事業費合計 4,644,658 6,212,086 6,341,975 5,608,948 6,435,284 4,382,273 3,358,027 2,956,568

<配下の事務事業一覧>

事務事業名 第3期実行計画
期間の達成状況
事務事業名 第3期実行計画
期間の達成状況
小杉駅周辺地区再開発等事業 小杉駅周辺交通機能整備事業
道路改良事業(国県道) 街路整備事業
小杉駅周辺地区都市再生総合整備事業    

<用語説明>

エリアマネジメント:地域における良好な環境や地域の価値を維持・向上させるための、住民・事業主・地権者等による主体的な取組
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