11借入金の残高は多いの? 次は、借入金(市債)の残高について見てみましょう。 もし、平成23年度に公共施設を建てるために、その年度の予算だけを使った場合、公共施設は何年も使うのに、建設費用を負担するのは、今の市民だけとなり、将来施設を利用する市民との間で、不公平になってしまいます。そのため、市債を発行して、将来の市民にも平等に負担をしてもらうようにしているのです。 それでは、他の指定都市と比較してみましょう。 指定都市の中では、平均より少ないんですね。 近年では、市債残高は増えていないんですね。でも、残高は増えてなくても、市民一人あたりに置き換えると、残高が61万円あるってことですよね…。これって、多いのかしら? ねえ、博士。家計で考えると、借金(市債を発行)をせずに、できるだけ借金を減らしたほうがいいと思うんですけど? 市債の発行は、将来の負担を明らかにして事業を行い、後世代の市民に大きな負担を残さないように、計画的に借入れをしていくことが大切です。 借入金の残高は多いの?