6歳入は足りるのかな? 市税収入は、69億円の増じゃが、まだまだそれ以前の水準には回復していないようじゃ。一方、増え続ける生活保護費への対応や市民生活の安定にもしっかり対応していくようじゃが、歳入は足りるのかのう? 川崎市では、新行財政改革プラン(第3次改革プラン)に基づく改革の取組を積極的に推進し、歳出の見直しなどで121億円の効果を平成23年度予算に反映しているんですよ。 へー、ぼくたちの身近なところにも、還元されているんだね! どんな状況にあっても、市民生活の安全安心を確保するために必要な市民サービスを着実に提供することが地方自治体の責務なんです。他都市に比較して強い財政力を備えた川崎市といえども、厳しい財政状況が継続することが想定されることから、引き続き改革に取り組み持続可能な財政構造の構築に向けた取組を推進する必要があるんです。 なお、行財政改革によって得られた財政効果は、収支不足の改善を図った上で、平成18年度から市民サービスの充実に還元を行ってきました。平成23年度も、これまで行ってきた「小児医療費の助成」、「私立幼稚園園児保育料等の補助」、「こども文化センターの床改修」、「学校トイレの快適化(学校トイレ環境整備事業)」など、引き続き、23億円の還元施策を実施します。 でも、市税収入の一定程度の回復や、改革の推進で効果を上げても、なお、増加する行政需要に対応するには収支不足が見込まれたため、市債の償還(借金の返済)のための貯金からの借入れを、昨年度と比べて借入額を圧縮することはできたものの、引き続き108億円を借り入れることにしているんです。 歳入は足りるのかな?(1) へー、そうじゃったのか。