このコーナー「たかつハートリレー」は、高津区内で地域福祉活動を行っている団体を取材し、取材された人がリレー方式で次の団体の取材をするという企画ではじまりました。
今回は第1回と言うことで区役所職員が取材します。今後どんなリレーが展開するかが楽しみですね。
第1回目の取材先は、上作延の坂の上にある「あかしあ園」です。障害者の方がものづくりをする施設です。取材に答えてくれたのは、スタッフの梶原さん。
「誰かのために仕事がしたい」と福祉の世界に関心をもち、大学時代からヘルパーの資格を取ったり、ボランティアをしていたそうです。笑顔がとてもさわやかな青年でした。
いくつもの役割分担でつくり出される「みがき屋さん」
あかしあ園では、クッキー、パウンドケーキといったお菓子や、「みがき屋さん」というオリジナルグッズの製作・販売をしています。みがき屋さんというのは、靴やガラス、バッグなどを磨くグッズです。カラフルで楽しいデザインが印象的なこのグッズですが、実は古いストッキングが、いろいろな工程の作業を経て生まれ変わったものなのです!
(1) ストッキングを切ったものを、輪として伸ばす
(2) いろいろな色に染める
(3) オリジナル編み機で編みあげる
(4) 別のプロセスで紙すきしたものを商品のタグにして出来上がり!
オリジナル編み機
みがき屋さん完成版
それぞれの工程には、得意な人が適材適所に作業を進めていきます。特に(3)の編み上げる作業は、色の組み合わせのセンスが問われるところ。また、手先の器用さも要求されます。
色の組み合わせによって、いろいろなデザインが生まれ、一つとして同じものがないということで、写真は落ち着いたデザインのものですが、元気一杯のカラフルなものもありました。
3つのグループに分かれて、みんなで作業しているところをお邪魔しましたが、みんな元気いっぱいです!