たかつハートリレー第16回は、高津図書館で活動する2つの読み聞かせボランティアグループ「ゆりかご」と「めんどり」を御紹介します。いずれのグループも高津図書館が主催したボランティア養成講座の修了者を中心に、地域に根付いた活動を続けています。
乳幼児向け読み聞かせボランティア講座から生まれた「ゆりかご」
今回最初に取材をした「ゆりかご」は、2006年2月22日に行われた「乳幼児(1〜2歳)向け読み聞かせボランティア講座」の修了後に有志が集まり結成されたグループです。当時は子どもたちの図書館離れを危惧しての活動だったそうで、1カ月半に1度の実演だけの緩やかなペースの活動でしたが、今では月3回の実演と月1回の定例会を基本に、夏のおはなし会、高津区こども・子育てフェスタへの参加等その活動の場を広げています。今回の取材日は12月11日の「クリスマスおはなし会」で、メンバー全員が参加する大きな活動のひとつです。
壁には手づくりのプログラム
演技力で惹きつけるパネルシアター
天使の置物も手づくり
子どもを飽きさせないで本の世界へ引き込む工夫が随所に
「ようこそクリスマス会へ」のプラカードから始まり、ハンドベルによる「きよしこのよる」の演奏、パネルシアター、紙芝居と続き、子どもたちと一緒に手遊びをして、大型絵本と手づくり人形で演じる人形劇「三匹のこぶた」と続くクリスマス会のプログラムはおよそ30分。普段のおはなし会よりも10分程長い構成ですが、14名のメンバーのうちこの日参加の13名によるスムースな進行で、子どもたちも最後まで集中して本を中心に繰り広げられる世界に引き込まれていました。最後はサンタクロースが登場して、松ぼっくりと紙コップで作った可愛いけん玉をみんなにプレゼント。人形たちとお別れの挨拶をしながら、クリスマス会は終了です。
子どもたちの歓声も上がる手遊び
人形たちの演技にみんな注目
サンタさん登場