子どもたちやお母さんの笑顔に会えるのがなによりの喜び
「それぞれの知恵を出し合って、緩やかにやっています」と語るのは代表の戸田さん。メンバーの中にはピアノの先生や工作を教えていた方などいろいろな方がいるそうです。お揃いの黒エプロンの胸元を飾るひよこのブローチもメンバーのお一人が皆さんの分も作ってくださったそうです。おはなし会に向いた絵本を選ぶのに苦労したり、手遊びのレパートリーをもっと増やしたいなどの課題はありますが、子ども好き・本好きのメンバーが、子どもと一緒に楽しめる活動を目指しているとのことです。
クリスマス会に参加の13名が集合!
代表の戸田さん
「めんどり」の32年間の活動の歴史は、高津の読み聞かせの歴史
読み聞かせグループ「めんどり」は今から32年前、1982年(昭和57)のボランティア養成講座修了後に、おはなしや絵本が大好き、子どもが大好きというお母さんが集まって誕生しました。「継続が大きな力」と設立から関わる代表の平野さん。幼児と小学生を対象にそれぞれ毎月3〜4回のおはなし会と、夏とクリスマスに大きなおはなし会と大山街道フェスタおはなし会のほか、洗足学園で中学2年生を対象に読み聞かせボランティアの講師をするなどの幅広い活動を展開しています。子ども向けだけでなく、デイサービスなどでも語りのボランティアを引き受けているそうです。
「30年以上続けるのにこれといった秘訣はないけれど、運営は馴れ合いにならないように心掛けています。価値観も年齢も違う仲間が徹底的に話し合い、ひとりよがりにならずにおはなし会の内容を考えるようにしています」「まずは何よりも子どもが大切という核をしっかり持つこと、そこから決してブレないことが大切」と語る平野さんの言葉には読み聞かせに四半世紀以上関わり続けてきた重みが感じられます。
サンタを囲んだ「めんどり」のみなさん
代表の平野さん