たかつハートリレー第21回で御紹介するのは、老人クラブ「津田山福寿会」による健康体操です。二ヶ領用水と合流する平瀬川トンネルの入口の上にある津田山町内会館に、ご近所の高齢者が集まり、毎週体操を続けている元気一杯のグループです。
まずは椅子に座って軽い運動からスタート
午後1時半、集まった10名の参加者が、お互いの顔が見えるように輪になって椅子に座ります。本日の講師役は、メンバーの一員でもある夏井さん。およそ1時間の体操タイムの始まりです。
まずはみんなでカウントしながら、手の平、腕、肩甲骨、背中のストレッチを行います。肩をまわす運動は、特に念入りにゆっくり行います。
耳のマッサージも取り入れています。「小顔効果があって、美容にいいのよ」との夏井さんの説明に、「今さらね〜」の声も上がり、笑顔がはじけます。
腸の働きを良くする足裏のツボマッサージをしている間も、「便秘には野菜ジュースがいいのよ」など情報交換が続きます。そんなおしゃべりをしながら、和気あいあいとした雰囲気で進んでいきます。
手の平を結んで開いて
手から腕へと伸ばす範囲を
徐々に広げます
耳のマッサージ
太ももの筋肉を鍛えて転倒予防
次は膝を抱えるようにして床に座り、かかとでもう一方の足の甲をグリグリとこすります。これは、簡単に行える太ももの筋肉強化のための運動。やってみると予想以上に太ももに負荷がかかります。
太ももの筋肉を鍛えることで、寝たきりの主な原因となっている転倒を予防することもできます。この運動は、普段の生活にも取り入れやすいので、おすすめです。
かかとでもう一方の足の甲をグリグリこする
からだもポカポカ温まってきました。足のつま先・かかとを上げる運動、膝を伸ばすストレッチ、椅子の背を持ち足を振り上げる運動と「転ばぬ先の健康体操」が続きます。ここで前半が終了。水分補給をしながらちょっと休憩です。
足の振り上げ運動、一番手前が本日の講師役の夏井さん
水分補給タイム