大きなカブにびっくりのエプロンシアター
からだが温まったらエプロンシアターの始まりです。今日の演目はおなじみの「おおきなかぶ」。久米さんの着用したエプロンにおじいさん、おばあさん、孫、イヌ、ネコ…と、どんどん繋がると、みんなで声を合わせて「うんとこしょ どっこいしょ」と引っ張ります。最後は本当に大きなカブがエプロンのポケットから飛び出し、みんな大喜び!
続いて、メンバー佐藤さんによる絵本「ぴっぴのあしあと」読み聞かせです。ぴっぴの仲間たちとサンタさんの楽しいクリスマスの夜のお話を聴き、子どもたちは物語の世界に引き込まれているようでした。子育てのベテラン揃いのハッピィマミィならでは、技量が光ります。
エプロンシアターの始まり
ポケットからこんなに
おおきなカブが…
お話に夢中です
かわいいツリーをママと一緒に作ります
CDのメロディに合わせて、指人形・タンバリン・鈴をみんなで持ち、大きな声で「赤鼻のトナカイ」を歌ったあとは、工作の時間です。ヤクルトの空き容器と紙コップで作るミニクリスマスツリーが今日の作品。難しいところはママが受け持ち、子どもたちがシールを貼るという共同作業で、かわいいツリーが完成しました。
タンバリンも上手に
叩けます
ママとの共同作業
ツリーが完成!
サンタさん登場!プレゼントを手渡されて、みんな大興奮!
さあ、いよいよ今日一番のお楽しみ、サンタさんの登場です! サンタさんは、子どもたち一人ひとりに声をかけプレゼントを手渡します。子どもたちも目をまん丸く開いてサンタさんに大注目。さすが世界のスーパースターです。
サンタさんからプレゼント「ボクも」
「ワタシも」
サンタさんの正体は、東末長町内会の増沢会長。増沢会長は「ママを応援するこのような取り組みは、地域にとって大きな力になる」と昨年からサンタさん役を買って出てくれているそうです。
サンタさんと参加者全員で記念写真を撮って、今日のスケジュールは終了です。密度の濃い一時間をたっぷり楽しんだので、最後はぐっすりの子もちらほら。サンタさんから参加者にご挨拶
気持ち良く疲れて、ぐっすりタイム
ママや子どもたちとの楽しい交流が長続きの秘訣
リーダーの久米さんは、「こんにちは赤ちゃん訪問」の訪問員ですが、この地域は子育て支援センターも遠く、赤ちゃん訪問以降、ママたちが交流できる場所が少ないと常々思っていたそうです。そんなとき同じ想いをもった佐藤さんと知り合い、町内会婦人部で顔なじみだった野上さん、山口さんを誘って、ハッピィマミィの活動を開始しました。
立ち上げ時から後方支援している保健師の今井さんのサポートもあり、昨年(2014年)7月から町内会館を借りて、月に一度の子育てサロンを始めて現在に至っています。参加者が1組しか来ないこともあったそうですが、掲示板や、口コミ、乳幼児健診時のお誘いなどで、今では参加者もかなり増えてきました。取材当日も9組19名の参加者で、16畳程の会場は、子どもたちの元気な声と熱気で一杯でした。
4名のチームワークがとてもいいハッピィマミィのメンバー。 久米さんは「4人がそれぞれの得意分野を活かし、楽しみながら交流しているのが、長続きできる秘訣」と言っていました。高津区の他の子育てグループとも協力し合い、ますます楽しい場づくりを目指しているそうです。期待したいですね。
前列左から今井保健師、久米さん、野上さん、山口さん、後列立っているのが佐藤さん。パペットは野上さんの手作り
取材を終えて
親子で、公園デビュー前の一時期にこのような子育てサロンを活用することは、子どもの社会性を養い、成長段階において非常に有意義なことだと思います。自分の50年前の子育てを思い出すと、このようなゆとりが持てず無我夢中でした。今になって、あんなに怒らなくても、ああすれば良かった、こうすれば良かったと振り返り、主人からは、のびのびさせるように言われても、自分に余裕がなかったことを思い出しました。
こうした所に参加すれば、子どもはみんな同じなんだ、人見知りする時期、大きな声を出す時期、勝手に駆け回る時期…、子どもたちのそんなこと、こんなことが成長であって、親がイライラすることはないんだということが分かって、ホッとすると思います。育児不安を抱えたり、孤立することもなくなります。メンバーの皆様に感謝感激です。
(津田山福寿会・健康体操 萱嶋)
ハッピィマミィのことをもっと知りたい
- 活動場所:東末長町内会館(高津区末長4-10-25)
- 活動日時:毎月第3金曜 10時30分〜11時30分
- 対象者:0歳〜3歳未満(未就園児)と保護者
- 活動内容
1.自己紹介
2.歌、手遊び
3.紙芝居や絵本の読み聞かせ
4.フリータイム
※取材当日は、クリスマス特別メニュー。
- 設立:2014年(平成26年)
- 参加費: 100円