たかつハートリレー第23回で御紹介するのは「喫茶ほっと」です。自らの抱えるさまざまな生きづらさを前向きにとらえ、みんなで集い、支えあいながら、豊かな生活を創りだすことをめざしている場です。
「喫茶ほっと」は地域活動支援センターです
「喫茶ほっと」は溝の口駅から徒歩5分ほどの、てくのかわさき(川崎市文化会館)2階の正面玄関を入り、すぐ左手にある喫茶店。1996年に精神障がい者の地域作業所として開設され、現在はNPO法人たかつdeほっとが運営する地域活動支援センターです。
「喫茶ほっと」は、てくのかわさきの2階
自分の助け方を見つけるHELP ME!研究会
「喫茶ほっと」の活動の一つとして、HELP ME!研究会があります。当事者同士で、それぞれの悩みを出しあい、前向きに対処していこうとする気持ちを育て、持ち続けるための集まりです。
研究会は、毎週金曜日の午後2時から、数人のメンバーが参加し開催されています。研究会の進行役は、たっちゃんこと、喫茶ほっと支援スタッフの喜納辰洋(きなたつひろ)さんです。
まずは参加者全員で“苦労の状況報告”
研究会は、名前・テーマ・自己病名・体調・最近良かったこと・最近悩んでいることの発表からスタートします。全員の簡単な状況報告が終わったら、お題提出者を選び、その後は次のような手順で進んでいきます。
①お題提出者から、苦労の状況について報告してもらう。
②苦労についての詳しい状況を知るために、仲間みんなから、お題提出者に質問する。
③お題提出者が抱えている苦労をみんなで分析する。
④みんなから、「自分の助け方」についてのアイデアをどんどん出していく。
⑤みんなのアイデアの中から、お題提出者がやれそうなこと、やってみようと思うものを選ぶ。明るく元気に進行するたっちゃん