たかつハートリレー第33回で御紹介するのは、末長町内会の理事の方を中心に有志が集まって2019年3月にスタートした「親子ふれあい広場〜末長町内会〜」です。
地域の鎮守様「杉山神社」が活動場所
田園都市線の梶ヶ谷駅から取材先に向かっていると大きな木が見えてきます。今日の取材先の杉山神社の御神木のシイノキです。「親子ふれあい広場」は毎月第1木曜日にこの神社の社務所で行われている子育て支援の集いです。
10時半の集合時間までには、参加する0歳から1歳半くらいの赤ちゃんとそのお母さん9組が社務所の集会場に集まっていました。
杉山神社
御神木のシイノキ
活動場所の社務所
プログラムのスタートは手遊び歌、なまえ歌遊びから
親子とスタッフが車座になって、手遊び歌の定番、赤ちゃんが大好きな「グーチョキパー」でいよいよふれあい広場の始まりです。
「グーチョキパーで グーチョキパーで なにつくろう なにつくろう」の歌詞に合わせて参加したお母さんが順番にいろいろな組み合わせを披露していきます。まずこの場の雰囲気にお母さんが馴染むのに役立っているようです。
お母さんの膝の上で赤ちゃんも一緒にグーチョキパー
次は赤ちゃんの名前を呼んで、お返事をしてもらう「なまえ歌あそび」。ボランティアスタッフがプーさんのぬいぐるみと一緒に赤ちゃんに「◯◯ちゃん、◯◯ちゃんはどこでしょう?」と呼びかけ、「ここです、ここです、ここにいます」とお母さんが答えて、最後に「◯◯ちゃーん」と優しく呼びかけて、手を挙げるというこれも定番の遊びです。まだ0歳児だとお母さんと一緒にお返事ですが1歳を過ぎると自分で「は〜い」と手を挙げることができるようになります。
「自分の子が初めて手を挙げた時の感動は忘れられないわよ」と先輩お母さんでもあるボランティアスタッフがお母さんに声をかけます。
プーさんも一緒に名前を呼びます
お母さんに手伝ってもらい「は〜い」
赤ちゃんエクササイズが次のプログラム
ここで先生役がチェンジして赤ちゃんの簡単な運動とスキンシップを取り入れた手遊び歌です。「おふねをこいで」で赤ちゃんの足を優しく廻したり、パタパタをしてあげます。体に触れることで赤ちゃんは自分の体を認識し、体の動かし方を理解していくそうです。
「らららぞうきん」は歌詞「チクチクチク チクチクチク チクチクチクチク縫いましょう」に合わせて人差し指で赤ちゃんのお腹や胸あたりを軽くツンツンします。月齢が進んだ赤ちゃんの中にはキャッキャと笑う姿も。
このように遊びながら肌と肌を触れ合わせることで、赤ちゃんも安心感をおぼえるので愛着形成が進みます。また触れ合うことで幸せホルモンとも呼ばれる『オキシトシン』が分泌され情緒を安定させる効果もあるそうです。
赤ちゃんエクササイズの先生は大野さん
スキンシップが大切です