院長 中島 洋介
川崎市立井田病院
院長 中島 洋介

私は1999年より、横浜市の恩賜財団済生会神奈川県病院に泌尿器科部長として勤務し、2007年からは済生会横浜市東部病院の副院長および院長補佐として、立ち上げより11年間急性期医療に係わってまいりました。今後は、この済生会での経験も活かしながら川崎市立井田病院の運営を担っていく所存です。

当院は、他の急性期病院にはない特色のある医療活動を展開しています。病院開院3年後の1952年に結核病棟が設置されましたが、現在では川崎市内で唯一の結核入院設備を持つ病院であり、引き続き力を入れてまいります。1998年からは緩和ケア病棟が設置され、在宅医療にも力を入れています。さらに、2006年には国から地域がん診療連携拠点病院の指定を受け、診断から治療、そして緩和ケアに至るまで、切れ目のないがん診療の充実に力を入れております。

また、2009年から改築に取りかかり、2015年3月には外来および病棟が一新され、救急センター、内視鏡センター、化学療法センター、透析センターの機能を充実した383床の病院に生まれ変わりました。特に救急部門は、これまでの約3倍のスペースと救急車がすぐ横付けできる設備を整えました。これらの機能を十分に発揮し、安全安心で質の高い医療の提供に努めてまいります。

当院は医師の教育支援のため、基幹型の臨床研修指定病院として、初期臨床研修医の受け入れや、新たに開始される専門医制度に備えた整備を進めております。また、専門看護師や認定看護師取得支援など、看護師教育にも力を入れており、提供する医療の質を高めるべく病院職員の人材の育成に努めています。

今後は地域完結型医療のさらなる充実に向けて、地域の医療機関の先生方(かかりつけ医)との連携を一層密にして、近隣の病院との機能分担と協力を推進し、地域全体で市民の皆さまの健康を守るという視点で医療に取り組んでまいります。

最後に、引き続き皆様のご支援とご協力をお願い申し上げ、就任のご挨拶とさせていただきます。