平成30年度より始まる救急科専門研修プログラムにおいて、当かわさきERは基幹病院として専攻医を募集します。目標は常にERジェネラルフィジシャンの育成!その延長線上にICU管理、院外活動、災害医療などを位置付けています。内科を基本として、その上に救命救急・外傷などを積み上げて行きます。いわば外傷に対応できる急性期内科医、あるいは内科でも外科でもない新しいスタイルの医師像を目指しています。
ER業務の中心は救急車対応で、年間約6,500台の救急車、うち3次救急約1,350台を受け入れております。
スタッフは13名、うち10名が救急科専門医を習得しており、十分な指導体制を確立しておりシニアレジデントは3名(うち女性1名)在籍しています。その他、集中治療専門医1名、内科認定医1名、放射線科専門医1名、小児科専門医1名が在籍しております。
救急部の詳細はこちらをご覧ください(PDF形式, 808KB)
1 勤務体制
1)ER勤務
- 日勤と夜勤の完全シフト制
- 日勤:8時から19時、夜勤:19時から8時まで
ERでは救急車を中心に診療を行い、内科系や外科系を問わず軽傷~重症まで多岐にわたります。コーディネーターと呼ばれる救急専門医の指導のもとで診療を行います。勤務時間外は完全オフです。
2)病棟勤務
毎月2名が病棟チームに所属になり完全主治医制で入院症例を受け持ちます。勤務時間は8時から17時、夜間休日は当直医が勤務を行います。病棟チームは月に2-3回の当直勤務がありますが、勤務時間外は完全オフです。対象疾患は、多発外傷、PCAS、中毒、環境障害、熱傷、複数科領域に関わる傷病です。
2 後期研修カリキュラム
北米型ER医を養成する研修プログラムです。研修領域ごとの研修期間は、原則としてERでの救急診療と集中治療27か月間、他科(内科総合診療科、外科、整形外科、脳外科、放射線科、形成外科などから選択)での研修6か月間、市立井田病院または慶應義塾大学病院、聖マリアンナ医科大学病院、日本医科大学武蔵小杉病院の中から救急診療3か月間です。
3 カンファレンス
1)デイリーレビュー
各勤務終了後に30分から1時間を割いて症例の振り返りを行います。建設的なディスカッションやフィードバックを行っています。
2)救急科カンファレンス
毎週火曜日7時半から行います。デイリーレビューの中で勉強になる症例を中心に週間症例を振り返ります。またミニレクチャーやジャーナルクラブ、病棟回診などを行います。
3)外科カンファレンス
重症外傷などで外科とともに診療にあった際に、特に重要と思われる症例について、救急科カンファレンス内で検討を行います。
4)神経カンファレンス
毎週月曜日18時半から行います。脳神経外科、神経内科、放射線科などと神経症例の検討を行います。
4 当科の特徴
- 「学ぶ」、「安心」、「休む」、「楽しむ」の4つの基本姿勢を大切にしています。
「学ぶ」:疾患の種類、重症患者の多様性は全国有数。年間6,500台を受け入れる当ERで疾患の種類を問わず、軽傷から重症まで、全ての病める患者を診療できる医師になれます!
「安心」:専攻医が孤立せず、救急指導医のもと安心して知識と手技の習得ができます!
「休む」:完全シフト制を導入し、女性の働く場としての3S:Stamina(体力)、Social life(趣味などの社会生活)、Smile(笑顔)を保つために十分な休養に配慮します。月1回程度、小旅行に行ける程度の休暇を目標!
「楽しむ」:和を大切にし、笑い声の絶えない人間関係が既に存在しています!
5 お問い合わせ
見学や実習は常時受けつけておりますのでご連絡下さい。平日や土日でも見学は可能です。 私達と一緒に川崎の地で楽しい研修を行いましょう!
救急科 進藤 健:kenshindo511119@yahoo.co.jp