院長 中島 洋介

      川崎市立井田病院
      院長 中島 洋介

川崎市立井田病院は昭和24年に開設、平成27年に現在の新棟が全面開院して、令和元年に開設70周年を迎えました。川崎市の中央部に位置する当院は、開設時より市内で唯一の結核病床を有するとともに、2006年より地域がん診療連携拠点病院として、予防から診断、治療、緩和、在宅医療に至るまで、切れ目のないがん診療に力を入れるなど、特色ある医療活動を展開する383床の中核病院です。さらに、救急外来と一体となった救急対応病棟を有し市立川崎病院ほかの救急科の支援を受けるなど体制を強化した2次救急医療、手術支援ロボットほか先進医療機器の導入、内視鏡センター、化学療法センター、透析センターなど、多様な医療ニーズに対応し、地域の皆様が安心して暮らせるよう診療機能の充実に努めております。

また、当院は神奈川県災害協力病院に指定され、令和元年の台風19号の際には、高台に立地する水害に強い地の利を生かした災害医療機能を発揮しました。そのほか、臨床研修指定病院として研修医を受け入れるとともに、認定看護師の資格取得を積極的に支援するなど、教育環境を整備して優れた医療人材を育成し、地域の医療水準の向上にも寄与しております。

令和2年は、まさに国難ともいうべき新型コロナウイルス感染症との闘いにより東京オリンピック・パラリンピックが延期された年として記憶されましたが、当院は県の重点医療機関として多くのコロナ患者さんを受け入れつつ、一般診療機能の維持と充実を図っております。今後とも地域完結型医療の一層の充実に向けて、地域の診療所・医療機関の先生方(かかりつけ医)との連携をより密にして、さらには近隣の病院との機能分担と協力を推進し、地域全体で市民の皆様の健康を守ってまいります。引き続き皆様のご支援とご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。