地域のつながりが みんなの宝!
会が発足したのは、35年前にさかのぼります。今もスタッフとして活躍中の加藤さんも、立ち上げに関わられました。「この街は昔から、社宅やマンションが多く、人の入れ替わりも激しいんです。そんな中で地域の子どもたちや子育てをしている方のつながりをつくりたいという思いからはじめました。」
実際に、「めばえ会」に参加してはじめて地域に知り合いができたという方もあるそうで、発足当初の思いが着実に実を結んでいる様子がうかがえました。
発足当時から参加している加藤さん
自治会婦人部長の城所さん
会で生まれたつながりや絆が時を経て生き続けているのも、「めばえ会」の魅力のようです。
「これが私の宝物なんです。」と鴈野さんが見せてくださったのは、以前、子どもたちが幼稚園に入り会を卒業する際に、お母さん達からプレゼントされた色紙。お母さんそれぞれの感謝の気持ちが綴られた色紙を手に微笑み、本当に嬉しそうです。会のお母さんたちの関係は、幼稚園に行っても、変わらず仲良く続いているそうです。
鴈野さんも、街なかで声を掛けてもらえたり、会に参加していた子どもが中高生になっても覚えていてくれたり…と、たくさんの元気をもらっているそうです。
宝物の色紙を手に笑顔いっぱいの鴈野さん/ヤンチャリカのみなさんも一緒に片付けのお手伝い
取材を終えて
「めばえ会」のクリスマス会に伺って、自治会のみなさんの協力があったりと、地域に密着した活動をなさっているなぁと思いました。地域が一体となって子育てしている感じで、とても頼もしく感じます。また、自治会の範囲で活動なさっているので、子育て世代をつなぐ「横のつながり」だけでなく、子育てが終わってからも長く続く「縦のつながり」があることが魅力的です。
アットホームな雰囲気の中で、子育て経験者のベテランスタッフに囲まれて、参加者のみなさんが安心して楽しんでいる様子が微笑ましかったです。また、お母さんたちも積極的に会を盛り上げている印象を受けました。
取材を終えて、私たちも子どもたちも自然に体が動き、一緒にクリスマス飾りの片付けに参加していました。子どもたちも「サンタさんに会えて嬉しかった。」「風船づくりのお手伝いができて楽しかった。」と喜んでいます。
活動の場所こそ違いますが、これからもご一緒に地域の子育てを見守っていきたいですね。
めばえ会のことをもっと知りたい!
- 入学する前の子どもたちを対象とした親と子の集いです。新作第二自治会に入っている方なら0歳児から参加できます。
- 活動は月1回で、新作第二自治会館を中心に活動しています。豆まき、ひなまつり、七夕まつり、クリスマス会など、季節の行事を大切にしています。
- 会費は参加した時のみ、子ども1人につき1回100円です。
- 次回のお知らせなどは、自治会の掲示板などにチラシを掲示しています。ご覧ください!