たかつハートリレー第6回でご紹介するのは、「あおぞら会」さんです。脳卒中の後遺症のある方々が、心のケアと寝たきり防止のために、機能訓練や歌や絵手紙教室、誕生日会などを楽しみながら続けていらっしゃいます。
発表会に向け歌の特訓中。大事なのは笑顔!笑顔!
取材で訪れたのは、月に1度の歌の教室の日。「あおぞら会」では、言語リハビリとして歌を取り入れているのです。この日はちょうど、数日後に迫った「高津区健康づくりのつどい」での発表に向けた最後の練習日でした。本番用の鮮やかな黄色の歌詞カードも配られ、本番さながらの緊張感が伝わってきます。
そんな会場に、古渡(こわたり)智江先生の声が響きます。「歌は、ハートが一番大切。ハートを伝えるには、笑顔があふれていないと!」「みんな、笑顔!笑顔!取材のカメラも来ているし、きれいに撮ってもらおうよ!」と、明るく、機知に富んだ呼びかけに、みなさんの顔がみるみるほころんでいきます。「笑うとほっぺたの位置が高くなるのよ。確かめてみて。さぁ、その位置を忘れず、歌ってみましょう!」
歌の教室を担当している古渡先生。歌声と人柄にひかれたメンバーが、指導をお願いしたことがきっかけ/
あら本当、笑うとほっぺたの位置が高くなる!会場に笑顔が広がっていきます