スタッフのさりげないサポートで どんどん広がるママ友の輪!
「あっぷっぷ~」赤ちゃんは楽しいスタッフさんにくぎづけ
初参加の赤ちゃんもこの通り!
今回は保健師さんからのお話も
ルーペの会の私たちもお手伝い
今回は12組の親子が集まり、1時間半の交流を楽しみました。
スタッフのみなさんは、元気いっぱい動き回る子どもたちの語りかけに、満面の笑みで応じたり、さりげなくおもちゃで遊びを促したり。まだ自分で動けない赤ちゃんを連れてきたお母さんには、「同じような月齢の子が来たわよ」と声を掛け、お母さん同士を引き合わせる心配りも行き届きます。
会場はだんだんと賑やかになっていきます
そんなスタッフさんの活躍もあり、最初はぽつりぽつりと親子で遊んでいたのが、時間が経つにつれ小さな車座ができ、子どもたち同士の遊びとともにお母さん同士の談笑がはじまります。お母さん同士で子どものことを話している輪もあれば、子育てする中で気になっていることを、スタッフや保健師さんに相談したりする輪も。
おひらきになっても、楽しいおしゃべりは帰り道も続きます
「1ヶ月後も待ってるよ」とお見送り
子育てサロンが終盤にさしかかるころには、大きな輪が広がり、楽しいおしゃべりの声と子ども達の笑い声に包まれます。ママ友の輪、スタッフである地域の方とのつながりの輪が広がっていくのが、目に見えるようです。
ひとりで子育てに奮闘するママの助けになりたい
3ヶ月の男の子と一緒に参加しているお母さんは、「この近所に住んでいます。先月はじめて参加したのですが、とてもよい息抜きになります。いろいろな月齢の子どもさんがいて、これから自分の子が育つイメージができるし、子どももいい刺激をもらっているみたい。」と、笑顔で話してくれました。
スタッフに抱かれた赤ちゃん。お母さんもにっこり
大きな笑い声を上げてニコニコ顔の4ヶ月の女の子。抱いているのはお母さんではなく、スタッフの方。ご機嫌に抱かれている赤ちゃんを見ながら、お母さんも嬉しそう。「自分の親世代の方に抱いてもらうことはなかなかないので、赤ちゃんも喜んでいます!」。
スタッフの若林さんは、「私は、市で行っている『こんにちは赤ちゃん事業』の訪問員でもあり、この辺りの大規模マンションへ行くと「近くに赤ちゃんがいるおうちを知りませんか?」と聞かれるんです。子育て世代も多いファミリータイプのマンションなのに、お互いを知る機会がないようです。紹介してあげたいけれど、個人情報保護のため直接連絡先を紹介することはできない。そんな中、この子育てサロンが出会いの場になっているのです。」と教えてくれました。
子育てサロンが 地域のつながりづくりのきっかけになれば……
親子を見守る、スーツに身を包んだきりっとした男性。会長の稲田次男さんです。子育てサロンのはじまったきっかけを伺うと、やわらかな笑顔をたたえながら明朗に答えてくださいました。
「子育てサロン うめの里」をはじめたのは、平成22年10月。好評だったので、今年の4月からは、1年間の計画を立てて月1回定期的に開催しはじめました。
稲田会長にお話を伺う「ルーペの会」のメンバー
きっかけは、会で行った調査。子育てサロンのニーズが高いことが明らかになりました。会の対象地域では、大型マンションが建って入居がはじまっても、町内会・自治会などの地域の組織が立ち上がらないこともあり、子育て世代を中心とした新しい住民と地域のつながりは希薄なままでした。子育てサロンを行うことによって、地域でのつながりづくりのきっかけになれば、ひいては地域の住民から町内会・自治会を立ち上げたりするような動きにつながっていけば、という強い思いが取組みの原動力となっているそうです。