運営の秘訣は、サロン前後の丁寧な情報共有に
高津第一地区民生委員児童委員協議会には、27名の委員さんがいます。
「いつでも来たら同じ顔があることは、お母さんにとって安心感があるのではないかと思います。子どもたちの成長を毎月見られるのは役得です!」と語る、村田さんと若林さん。実は、主任児童委員のおふたり以外は、毎回違うスタッフの持ち回りで子育てサロンを運営しているそうですが、皆さんのチームワークのよさには驚きました。
子育てサロンの運営は、打ち合わせ、会場の準備、受付、子育てサロン本番、終了後の片付け、締めくくりに反省会という流れで行われています。
子育てサロンが始まる前の打ち合わせでは、村田さんが流れや注意点を説明。特に、子どもの事故は思いもよらないところで起こる可能性があるので、安全管理については念入りに確認します。
子育てサロン終了後の反省会
一方反省会では、参加したスタッフが、ひとりひとり自由に感想や意見を述べ合うスタイル。会場設営や安全管理、子育てサロンの進め方など、幅広く改善アイデアを交わすとともに、参加されていた親子の様子を思い返しながら、子育てサロンの大切さを語り合います。
スタッフが交代で運営を行っていても、目的がしっかり共有されていて、みな主体的に取組んでいるのは、こんな丁寧な進め方に秘訣があるのかもしれませんね。
会長の稲田さんと、おそろいのパリッとしたエプロンで格好よくきめたスタッフのみなさん
取材を終えて
私たち世代と違って、今の時代、出産後里帰りをしたお母さんたちがマンションに戻ると、1日中話し相手もなく、たったひとりで家事と育児に追われます。お母さんが元気で子育てを続けていくためには、小さな赤ちゃんを連れて出掛けて行ける場が求められているのだなと、考えさせられました。
「子育てサロン うめの里」は、お母さんがお友達をつくる、いい機会。それに、親のような世代の地域のみなさんがそっと寄り添いサポートしてくれるので、お母さんはとても安心なのではないでしょうか。こんなあたたかい子育ての場から、地域のつながりが生まれていくことを願っています。
子育てサロン うめの里のことをもっと知りたい!
- 0歳~3歳未満のお子さんとその保護者を対象に、毎月第1火曜日午前10時~11時30分、くじ老人いこいの家で行っています。予約不要・出入り自由のフリースペースです。
- 会費は、保険料の一部として、親子1組50円です。