地域での仲間づくりの場となるように…と会を立ち上げ
参加者の輪の中を、きびきびと、細やかな気遣いで立ち回られている真っ赤なシャツがまぶしい女性が、発起人で世話人の馬場初子さん。
「子母口地区には、高津公園体操を行っているところがなかったので、保健師から声を掛けられたことが、会を立ち上げるきっかけとなりました。平成21年秋に会を始めてちょうど2年になります。現在参加者は、男女あわせて約30名。参加者が増えていることは嬉しい限りです。」と、にこやかに語ってくださいました。
世話人の馬場さん。参加者の首にかかる色とりどりの名札は、今日のために馬場さんが手づくりされたもの
順風満帆に聞こえますが、会の立ち上げには悩みもあったそう。最初は、どのように参加者を集めればいいのか、“公園”体操を行うのにちょうどよい公園が地区にない…と頭を抱えていました。そんなとき、町内会に相談したところ、会場は橘樹神社の境内を、参加者募集のお知らせは町内会の回覧板をと、協力的な町会長さんのお陰で、とんとん拍子に体制が整っていったそうです。
立ち上げ時に馬場さんを支えたのは、民生委員の経験のある冨田さん。「民生委員としてこの地区の方のお話を聞くにつれ、ご近所に知り合いがいない人が多いということを感じていました。高津公園体操が仲間づくりになったらいいなという思いもあり、馬場さんが会を立ち上げる時からお手伝いしています。」
はつらつとした笑顔の冨田さん
なるほど、会の立ち上げの時から、高津公園体操を通して、健康づくりだけでなく、地域での仲間づくりを目指されていたのですね。
大きな銀杏の木の下で、週1回のリフレッシュ
参加者同士の交流を深める機会として、今回はせせらぎ遊歩道でのウォーキングと体操を楽しんだみなさんですが、いつもは毎週火曜日の午前中に、橘樹神社の境内で、高津公園体操を行っています。
空が広い橘樹神社の境内で深呼吸!シンボルツリーの大銀杏に見守られながら1・2・3♪
高台にある橘樹神社には、大きな銀杏の木がそびえ立っています。開けた空に悠々とそびえる大銀杏は、この会のみなさんを見守るシンボルのよう。夏は涼しい木陰のもとで輪になって体操し、秋には体操前にみんなで銀杏を拾って楽しんだこともあるそうです。
大銀杏に見守られ、空に近い橘樹神社で深呼吸すると、身も心もきれいになりそうですね。