たかつハートリレー第13回でご紹介するのは、「子母口ミニデイ」さんです。橘地区社会福祉協議会や橘地区の民生委員・児童委員の方々とボランティアの方々が、毎月子母口いこいの家で、高齢者を対象に体操や歌などのレクリエーションや食事サービスなどを行うと同時に、介護者同士の交流や情報交換の場を開いています。
認知症の方も、介護者の方も支えるパワフルな活動
朝9時、静かな住宅街の一角に、続々と人が集まってきます。どなたもいきいきとした表情です。これからみなさんが参加する「子母口ミニデイ」は、月1回10時から14時半まで子母口いこいの家で行われています。高齢者の方がレクリエーションや食事を楽しむ「ミニデイ」と、認知症の方を介護している家族の方々が集う「認知症介護教室」が同時並行で行われていることは、他にはない特徴です。
「元気だった?」お出迎えの後は、健康チェック
参加者のみなさんは玄関であたたかく迎えられ、ミニデイに参加される方は大広間へ、認知症介護教室に参加する介護者の方は和室へ分かれてはじまります。
ボランティアさんもとけ込み楽しむレクリエーション
会場が狭く感じられます
歌が終わると思わず笑顔
だんだんと賑やかに
休憩中も弾むおしゃべり
オシャレに決めて、話の種を持ち寄ります
作品のクリスマスカードに添えられた次回のお知らせ
ミニデイでは、高齢者の方が楽しめるレクリエーションをボランティアさんが企画し、実施しています。
体操と歌で、元気にミニデイの始まり!参加者と鮮やかなピンクのエプロンのボランティアさんの約20名が、のびのびと体を動かし、大きな声で歌います。体を動かした後は、作品づくり。毎回季節を楽しめるような小作品を、参加者一人ひとりが作ります。食事を挟んで午後は、全員で大きな輪になり、懐かしい歌や楽しい替え歌にのせたダンスやお手玉を使ったゲームを楽しみました。みんなで顔を見合わせて、楽しい笑い声もはじけます。
お茶を飲んだり休憩を入れながら、4時間半があっと言う間に過ぎていきました。
白寿を迎えた参加者の横山さんは、まぶしい笑顔でミニデイの楽しさを語ってくださいました。「作品をつくったり、おしゃべりをすることが大好きなので、ここに来るのが楽しみです。来るたびに知り合いも増えます。そして、ボランティアの方に送迎もしていただいて安心。ボランティアのみなさんからは、パワーをもらっています。」。カメラが趣味の山田さんは、撮影した写真のアルバムを広げて話に花を咲かせていらっしゃいました。「自分からは話し掛けづらいところを、みなさんが話し掛けてくれるのでとても嬉しいです。」と語ってくださいました。
ボランティアのみなさんも、「気が付けば参加者の方にとけ込んで、一緒になって楽しんでいます。ボランティアで元気をもらっています。」と声をそろえます。レクリエーションは毎回当番を決めて進めていますが、手芸や歌、体操など、ボランティアさん一人ひとりが得意なことを活かし、みんなで話し合い、助け合いながら進めているそうです。仲間を思いやり信頼し合っているボランティアのみなさんは、まるで家族のよう。あたたかな雰囲気が伝わって、参加者のみなさんの笑顔をより一層輝かせているのですね。