ハートリレー第14回 地域の中で障害者が生き生き働く「わかたけ作業所」

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利用者の気持ちを汲み取るためにも、明るく楽しく!

 わかたけ作業所では、職員が利用者に「してあげる」のではなく、「支える」ことを大切にしています。そのために、職員のみなさんが一番大切にしているのが、まず自分自身が心を開いて「明るく楽しく」あること。利用者の方の心を解きほぐし気持ちを汲み取る中で、一人ひとりのやりたいことを発見し、実現できるよう支えることを心掛けているそうです。

写真 職員も利用者の方も、みんな笑顔!

職員も利用者の方も、みんな笑顔!

 「何十年ぶりにサークル活動やグループ活動に参加できたなど、利用者の方によい変化が生まれたときは、大きなやりがいを感じます。残念なことにこの頃就職した利用者の方はいないのですが、職員もへこたれず、利用者の方を支えて頑張ります。」と語る吉田さん。たゆまぬ努力をされていて、本当に素晴らしいなと感じました。

取材を終えて

 障害のある子をもつ親御さんは、お子さんに社会経験をさせたくても、なかなか行かせる場所がないというのが実情ではないかと想像します。利用者のご家族は、お子さんがこんなに素晴らしい作業所に出掛けて行くことを、心から喜んでいると思います。このような場所がもっと増えるといいなと思いました。

写真 職員の吉田さんの説明に引き込まれる子母口ミニデイのみなさん

職員の吉田さんの説明に引き込まれる子母口ミニデイのみなさん

 職員の方はみなさん明るい方ばかり。利用者の方への愛情と誇りをもって生き生き働いている姿が心に残りました。 私たち「子母口ミニデイ」も、地域へ出向いて行くわかたけ作業所さんにならって、地域に足を運び、地域で支え合うあたたかなつながりを広げていきたいなと思いました。

わかたけ作業所のことをもっと知りたい!

  • 「みんなのショップ」は、大山街道ふるさと館前のスペースにて、平日10〜12時、13時〜14時30分に開店しています(冬は午後のみ)。
  • 自主製品としてタオルハンカチの販売を行っています。イニシャルや文字入れも可能です。ちょっとしたプレゼントにいかがでしょうか。お気軽にお問い合わせください。
  • 月〜金曜日の日中、作業のお手伝いや外出の付き添いなど日常の場面でも、ご参加いただけるボランティアさんを募集しています。
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取材先

わかたけ作業所

連絡先
社会福祉法人 育桜福祉会
住所
〒213-0032 川崎市高津区久地2丁目15番11号
電話
044-811-1900
FAX
044-811-1990
ホームページ
http://www.ikuoufukushi.
takatsu.kawasaki.jp/
facilities/wakatake.html

取材者

写真 取材者

子母口ミニデイ
左から、成田さん、鈴木さん、小林さん、鶴羽さん

橘地区社会福祉協議会や橘地区の民生委員・児童委員の方々とボランティアの方々が、毎月子母口いこいの家で、高齢者を対象に体操や歌などのレクリエーションや食事サービスなどを行うと同時に、介護者同士の交流や情報交換の場を開いています。