たかつハートリレー第15回でご紹介するのは、今年20周年を迎える「上作延ミニデイ」さんです。高津第二地区社会福祉協議会(社協)老人福祉部主催で地域の民生委員児童委員、ポランティアの方々によって運営されています。軽度の障害がある高齢者や虚弱高齢者を対象としたデイサービスで、いこいの家で行なわれているミニデイの草分け的存在です。
参加者同士の仲の良さが印象的な家族的な雰囲気
ミニデイが開かれる身代わり不動のすぐ近くの「上作延いこいの家」には、10時頃から参加者が集まり始めます。1ヶ月ぶりに会う仲間とのおしゃべりが楽しみな時間は、健康チェックタイムでもあります。保健師さんが血圧を測りながら、最近の体調などをゆっくり時間をかけて聞き取ります。取材の日は13名が参加していましたが、久しぶりのおばあちゃんも、ご近所同士で参加されている仲良しさんもみなさん打ち解け合って家族的な和やかな空気が場を包みます。
受付で昼食代を払います
ご近所で誘い合って参加
笑顔がまぶしい
血圧を測ります
スタッフは朝から大忙し、その顔にはこの活動に関われる誇りと満足感が…
10時から、和室でスタッフによるミーティングが行われます。参加人数やレクリエーション、昼食のことなど細かくスタッフ全体で共有します。このミーティングもあ・うんの呼吸で進み、さすが20年続けているだけのことはあるなと感心。お昼の準備をする5名のスタッフは、80代の芦澤さん、石村さんを中心に手慣れたもの。調理室で約50名分のお弁当の用意をテキパキ&イキイキと進めていました。「民生委員児童委員として関わり始めて20年、ずっとこのミニデイの活動を続けてるけど、楽しくてしょうがない。ほんとはもう参加者側になってサポートを受けてもいい年なんだけどね(笑)」と芦澤さん。
芦澤さん(右)と石村さんの80代コンビ
仕込みは前日から始めるそうです