対象とする主な疾患と症状

循環器科が対象としている疾患は狭心症、心筋梗塞、心不全、弁膜症、心筋症、不整脈、肺塞栓症、解離性大動脈瘤等であります。上記疾患に罹患し精査加療を要する患者は適宜入院していただき精査加療をしております。重症例はCCUに入院していただき集約的治療を遂行しております。

下記の症状を認める場合は循環器疾患の存在が疑われ、循環器外来にてご相談していただければ幸いです。

症状 疑われる心疾患
労作時の胸痛、明け方の胸痛 労作性狭心症、冠攣縮性狭心症等
持続する胸痛 心筋梗塞、肺塞栓症、解離性大動脈瘤等
呼吸困難、息切れ 心不全、弁膜症、心筋症、肺塞栓症等
動悸、脈の欠滞 頻拍性不整脈、期外収縮等
めまい、意識消失 頻拍性不整脈、徐脈性不整脈等

外来

平日は毎日循環器科外来にて循環器疾患に罹患する患者を診察しております。他に専門外来として月曜PMにメタボリック症候群外来を、木曜PMにペースメーカー外来(2回/月)、不整脈外来(2回/月)、睡眠時無呼吸症候群外来を開いております。

主な検査・治療

循環器科が担当する非侵襲的検査は12誘導心電図、ホルター心電図、トレッドミル運動負荷心電図、心エコー、冠動脈CT、心筋シンチであります。平成23年より冠動脈CTが当院でも導入され外来で冠動脈の動脈硬化が診断可能となり、また新病院開院とともに心筋シンチの機器が新調され9月より再開しております。

循環器科が担当する侵襲的検査・治療は心臓カテーテル検査・経皮的冠動脈形成術(PCI)・ペースメーカー植え込み術であります。平日日中は急性心筋梗塞症例に対し緊急心臓カテーテル検査・PCIを施行する態勢を整えております。

当科を受診される方へ

  • 循環器科は、心臓、肺循環、大血管に関する全ての疾患を対象とします
  • 外来で循環器疾患を有する患者を診察し、心電図、胸部レントゲン等で循環器疾患の有無や重症度を評価します。器質的心疾患の存在が疑われた場合には、心エコーで心機能や弁膜症の重症度を評価します。狭心症が疑われたら、心筋虚血の存在を評価するためトレッドミル運動負荷心電図を施行します。不整脈でお悩みの方にはホルター心電図にて24時間の心電図を記録し不整脈の重症度、治療の必要性を判断します
  • 治療を要する患者は救急も含め適宜入院していただきます
  • 狭心症が疑われた場合、心臓カテーテル検査を施行し冠動脈の動脈硬化の重症度、心臓の血行動態を評価します。冠動脈に狭窄を認め適応があれば、当院で冠動脈形成術(PCI)を施行します。冠動脈バイパス術が必要であれば川崎市立川崎病院も含め近隣の心臓血管外科にご紹介いたします。急性心筋梗塞症例で適応があれば緊急心臓カテーテル検査、冠動脈形成術を施行いたします
  • 不整脈でお困りの患者様で徐脈性不整脈を認め、適応がある場合には入院していただき、ペースメーカーを植え込む手術をいたします。頻脈性不整脈を認め、必要な場合は入院していただき抗不整脈剤にて治療効果を判定いたします。浸襲的治療であるカテーテルアブレーション、植込み型除細動機の適応があれば他院にご紹介申し上げます
  • 心不全で呼吸困難・息切れを呈した場合、必要があれば適宜入院していただき薬物治療を開始し、心エコーで原心疾患を評価いたします。重症の弁膜症・心筋症が確認された場合、適宜心臓カテーテル検査を施行し治療方針を決定いたします

医療機関の方へ

  • 心疾患が疑われ、診断や治療でお困りの症例がありましたら当科にご紹介していただければ幸いです。救急患者も含め、可能な限り迅速かつ適切に対応できるよう努めます

専門医を目指す方へ

  • 当院循環器科は日本循環器学会認定循環器専門医研修施設です
  • 外来・病棟診療、心エコー・心臓カテーテル検査・経皮的冠動脈形成術等の検査・治療の指導を通じ、専門医が取得できるよう丁寧に指導いたします
  • 循環器専門医を目指す意欲のある若手の医師を募集しています。

学会活動

上記の活動により当院循環器科は日本循環器学会認定循環器専門医研修施設に指定され、研修医・専修医に充実した循環器科の教育を継続しております。

当科の取り組み

2008年9月より平日の日中は急性心筋梗塞症例に対し緊急心臓カテーテル検査、カテーテル治療が出来る体制を整備いたしました。救急患者に可能な限り迅速に対応し、地域医療に貢献できるよう努めています。

  • 2007年より心臓カテーテル検査、経皮的冠動脈形成術、ペースメーカー植え込み術が出来る体制となりました
  • 2008年9月より平日の日中は、急性心筋梗塞症例に対して緊急心臓カテーテル検査、カテーテル治療が可能となりました
  • 心エコー、ホルター心電図、トレッドミル運動負荷心電図等の外来で施行する検査件数も着実に増加しています
  • これらの実績により、2008年度より当院循環器科は日本循環器学会認定循環器専門医研修施設となりました