対象疾患

当科は、難治性貧血、リンパ節腫脹、白血球・赤血球・血小板の増加、血小板減少、汎血球減少、出血傾向などの原因精査および治療を行っています。

●鉄欠乏性貧血 ●巨赤芽球性貧血 ●再生不良性貧血 ●赤芽球癆 ●溶血性貧血
●悪性リンパ腫(ホジキンリンパ腫・非ホジキンリンパ腫)
●多発性骨髄腫 ●単クローン性高ガンマグロブリン血症
●骨髄増殖性腫瘍(真性多血症・本態性血小板血症・骨髄線維症など)
●骨髄異形成症候群
●急性白血病 ●慢性白血病
●特発性血小板減少性紫斑病
●出血性疾患

また、手術前検査で判明したAPTT延長等の血液凝固異常に関するコンサルテーションにも積極的に対応しております。

外来

新規の患者さまやご紹介の方は、週4日(月・水・木・金)受付けております。時間をかけた丁寧な診察を心懸けております。診療は午前11時頃からとなりますので、ご了承ください。
再診外来は、常勤医師が週4日<月曜午前・午後、火曜午前(第2・4週)、水曜午前(第1・3・5週)・午後、金曜午前・午後>診察しております。
近隣医療機関からご紹介いただく場合は、当院地域医療部で予約を承ります。

外来予約枠に関わらず、対応致します。

当診療科からのお知らせ

外来は予約制ですが、待ち時間が長時間となる場合があります。外来診察と併せて、入院患者さま・外来化学療法・外来輸血に対応しておりますので、ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。
セカンドオピニオンをご希望の方への対応も行っています。
当科に通院中の方で、夜間や土・日曜日、祝日に急に具合が悪くなった場合には、当直医が対応いたしますので、来院前にお電話でご連絡ください。

理念・方針

  • 個々の患者さんの年齢や併存疾患を含めた全身状態・社会背景を考慮して、最適最良の医療の提供を目指して取り組んでまいります。
  • 治療はエビデンスに基づいた標準的な抗がん剤化学療法・抗体療法・分子標的療法を基本に、個別性を考えた医療を行っています。さらに、難治性疾患に対する新規治療法の導入も積極的に検討しております。
  • 造血幹細胞移植が必要となる場合は、近隣移植病院・大学病院と連携いたします。
  • 診療は日本血液学会認定血液専門医があたります。症状緩和については、緩和ケアチームと連携して、質の高いケアを提供致します。栄養指導・口腔ケア指導・リハビリテーションを積極的に行い、合併症の少ない医療を目指します。
  • 外来での定期的な輸血にも対応しており、慢性貧血に対する赤血球輸血や血液疾患に伴う血小板減少症への血小板輸血を行っております。在宅医療を受けられている患者さんが定期輸血を必要とする場合、往診医と連携して、当院外来で輸血を行います。
  • 毎週木曜日には、緩和ケアチーム・看護師・薬剤師・退院支援職員の参加する病棟カンファレンスを行い、情報共有と治療・看護計画の見直しを行っております。
  • 緩和ケア科医師・放射線治療医・歯科医師・看護師・薬剤師・臨床検査技師・管理栄養士・理学療法士・社会福祉士等、多職種と密な連携を取りチームで質の高い医療を目指しています。
  • 木曜日(第2・4)の検査血液カンファレンスでは、院内の血液検査異常を共有し、結果の解釈を議論することで、臨床検査技師の人材育成を行っています。

主な検査・機器など

血液検査、尿検査、X線撮影、細菌・真菌・抗酸菌検査、CT、MRI、シンチグラフィ、腹部・心臓・血管超音波検査、消化管内視鏡検査、骨髄検査、髄液検査、呼吸機能検査、リンパ節生検を行います。超音波およびCTガイド下針生検は放射線科に依頼致します。PET/CT検査、カプセル内視鏡検査は近隣医療機関に依頼しております。
悪性リンパ腫の正確な診断のため、病理学的検査・フローサイトメトリー・染色体検査・遺伝子検査による総合解析を行っております。

症例・実績

2016年度及び2017年度の新規症例数は下表のとおりです。

  2016年度 新規症例数
(2016年4月~2017年3月)
2017年度 新規症例数
(2017年4月~2018年3月)
悪性リンパ腫 30名 35名
骨髄異形成症候群 15名 13名
免疫性血小板減少症 12名
骨髄増殖性腫瘍 9名 12名
単クローン性高ガンマグロブリン血症 5名 8名
急性骨髄性白血病 2名 7名
多発性骨髄腫 8名 6名
自己免疫性溶血性貧血 9名 4名
慢性骨髄性白血病 3名 3名
再生不良性貧血 3名 2名
成人T細胞白血病 2名 2名
赤芽球癆 1名 1名