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エコシティたかつ


「たかつ水と緑の探検隊」の記録


1  オリエンテーション

「たかつ水と緑の探検隊」をはじめとした「エコシティたかつ」の取組の概要説明のほか、立体模型を使って緑ヶ丘霊園全体の地形の状況把握を行いました。

オリエンテーションの様子
オリエンテーションの様子
緑ヶ丘霊園の地形模型
緑ヶ丘霊園の地形模型


2  森の観察

谷戸までの散策
森の観察の様子
森の観察の様子
 健全な森の条件として、一つは安全な森であること、もう一つは魅力的な森であることです。明るくて散歩道があって道端にきれいな花が咲いているのが理想です。さらに言えば、生きものの賑わいが濃い森が良いです。基本的には落葉広葉樹の森が良く、要所要所に照葉樹を残します。全く手を入れてない森は向こうが見渡せません。間伐をした森は、谷底まで見渡せ、下まで光が入り、下にシダなどが生えて来ます。下に草が無いと、直接水滴があたり浸食されてしまいます。
 自然が安全で魅力的な場所を作ってくれることはほとんどありません。本事業では、都市部の緑を安全で魅力的な森にする作業を行っています。

モデル地区の谷戸の観察
緑ヶ丘霊園内にある谷戸を保水力が高く、生きものが賑わう森に再生する取り組みを進めるモデル地区として、整備を進めています。
水と緑の探検隊の開催に先立ち、平成29年1月25~27日の3日間をかけて、谷底(谷戸の底地)の間伐を事務局側(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング・高津区役所)で行いました。

間伐等の事前作業前の谷戸の様子(平成27年2月6日)
間伐等の事前作業前の谷戸の様子
(平成29年1月25日)
事前作業後の谷戸の様子(平成27年2月13日)
事前作業後の谷戸の様子
(平成29年1月27日)


探検隊の当日は、昨年度間伐を実施したエリアの観察のほか、モデル地区の谷戸の内部に入り、モデル地区全体の森の様子を観察しました。
昨年度に創出した涌水ポイントに、ヤブヤンマのヤゴ、ヤマトクロスジヘビトンボのヤゴ、サワガニ、アカムシが生息していました。

3  森の手入れ作業

(1)水の流れを止めるヘッジ用木杭打ち
川を作るため水が広がらないようヘッジを作る木杭打ちを行いました。


杭打ち作業 (1)

杭打ち作業 (2)


(2)水の流れを作るセキショウ植え
雨が降った時に水があふれたり、流路を削らないように、移植コテを使って縁にセキショウを植える作業を行いました。


セキショウの植え付け (1)

セキショウの植え付け (2)


(3)アオキの駆除
アオキが密生すると林床に光が当たらなくなり、他の植物が生えなくなるため、間伐エリアに生えているアオキの駆除作業を行いました。作業上の注意点として、アオキに似た樹木を駆除しないよう、千両・万両との見分け方についても説明がありました。アオキを減らすことで、明るい環境を好む植物が育ちます。


見分け方の説明

アオキの駆除の様子



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