院長挨拶

 川崎市立川崎病院は1904年12月に設立された伝染病組合病院がその前身であり、1927年に川崎市立病院と改称しました。1945年6月に6診療科の総合病院に切り替わるとともに現在の名称となり、2001年に現病院が竣工し今日に至っています。現在の診療科は36科、病床数は713床であり、川崎南部医療圏の基幹病院および自治体病院として市民のニーズに迅速かつ柔軟に対応し、安全で安心な質の高い医療サービスの充実を目指してまいりました。

 当院は2006年4月に救命救急センター開設、2009年4月に新生児集中治療室(NICU)再開、2010年4月に周産期救急医療システム中核病院・地域周産期母子医療センターに認定、2011年3月に神奈川DMAT(災害派遣医療チーム)指定医療機関となるなど、基幹病院として更なる体制の充実を図っています。

 今年度は新たに高度脳神経治療センターを開設し、急性期の脳卒中の診断、治療に力を注いでまいります。脳梗塞や脳出血などの脳血管疾患は、高齢化に伴い、患者さんの増加が見込まれています。脳神経外科、神経内科、救急科、リハビリテーション科などが連携した、チーム医療体制を構築して対応してまいります。

 また、4月には神奈川県より県がん診療連携指定病院の指定を頂きました。増加するがん疾患に対して、検診、診断から、手術療法、放射線治療、抗がん剤治療まで、各診療科領域の多数の専門医が協力し、一丸となって診療を行う集学的治療を心がけてゆくとともに、さらに緩和ケアやがん相談窓口を充実させて、地域でがん診療が完結できるように包括的な診療を目指します。特に、年度内には高度ながん診断装置であるPET-CTを導入する予定であり、がんの早期診断と診断精度の向上に心掛けてゆく所存です。

 今年度も、当院職員と一丸となって、さらに質の高い医療の提供や、医療サービスの改善に取り組んでまいります。皆様のご指導とご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。


2017年(平成29年)4月
川崎市立川崎病院 病院長 成松 芳明

病院長 成松 芳明

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