川崎市病院事業管理者の就任挨拶
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川崎市病院事業管理者就任挨拶
令和8年4月1日に川崎市病院事業管理者を福田紀彦市長より拝命いたしました伊藤大輔と申します。川崎市立川崎病院に15年、井田病院に13年消化器内科医として勤務するなかで、歴代管理者である武先生、秋月先生、堀内先生、増田先生にも御指導いただいてまいりまして、このたび金井歳雄前管理者の退任を受けての就任となりました。これまで築いてきた川崎市立病院の歴史と伝統を大切にしつつ、刻々と変化していく時代の要請と医療環境に適切に対応すべく種々の課題に取り組んでまいりたいと決意を新たにしております。
現在我が国の医療界は未曽有の危機に瀕しているといっても過言ではありません。医療技術の進歩に連動して高額化する医療材料費・薬剤費、電子カルテに代表されるデジタル化とセキュリティ対策を含む維持管理に費やされる経費の著しい増嵩、人材不足と働き方改革に伴う延べ業務時間の減少、その減少幅を大きく凌駕する人件費の高騰など、公定価格である診療報酬に縛られた医療機関の呻吟する声が全国に溢れております。金融機関の多くは「今の診療報酬制度では返済の目途が立たない」と医療機関からの融資申し込みを承認する気配がなく、建築関連の価格高騰もあって、老朽化した病院の建て替え計画は全国のいたるところで暗礁に乗り上げ頓挫している状態です。
厳しい新型コロナウイルスとの格闘が一定の終息を迎えた中で、息つく間もなくこのような逆風に晒されており、経営的に崖っぷちに追い込まれているといっても過言ではない状況ではありますが、川崎市立3病院はいずれも極めて高い士気を維持し、日常の診療に邁進しているところであります。看護師確保、医師確保など他病院が難渋している課題についても比較的恵まれた状況にあり、常々心がけておりました「患者からも医療従事者からも選ばれる病院でなければならない」という信念が医療界の危機的状況の中で川崎市立病院を支えてくれる人材確保につながっているものと感じております。これも川崎市民をはじめとした地域住民の皆様や地域医療機関・施設の皆様の御支援・御支持と、川崎市というこの先も人口増加が見込まれ成長を続ける自治体が医療行政に深い理解を有していることがあってのことです。
私どもは「川崎市立」の名前を冠することを誇りに思い、市民の健康を守るという自治体病院の責務を全うしつつ経営改善を成し遂げてまいりますので、今後とも御支援・御協力いただきますようよろしくお願い申し上げます。
令和8年(2026年)4月
川崎市病院事業管理者
伊藤 大輔
お問い合わせ先
川崎市病院局総務部庶務課
住所: 〒210-0006 川崎市川崎区砂子1丁目8番地9 川崎御幸ビル7階
電話: 044-200-3845
ファクス: 044-200-3838
メールアドレス: 83syomu@city.kawasaki.jp
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