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こどものけんりじょうれいのえほん「れいちゃんとまほうのすな」

  • 公開日:
  • 更新日:

えほん「レイちゃんとまほうのすな」

えほんのひょうし

かわさきし子どものけんりじょうれいえほん

物語

えほんのひょうし

タイトル「レイちゃんとまほうのすな」

3ページ

レッサーパンダのレイちゃんは、つみきが だいすき。
たのしそうに おしろを つくっています。
そこへ、なかよしの アナグマのクウちゃんが やってきて 
「あっちのでんしゃで いっしょにあそぼうよ~!」
といいました。

(れっさーぱんだのれいちゃんは、つみきが だいすき。
たのしそうに おしろを つくっています。
そこへ、なかよしの あなぐまのくうちゃんが やってきて 
「あっちのでんしゃで いっしょにあそぼうよ~!」
といいました。)

4~5ページ

「いやだよ~」
という レイちゃんの てを
「ねえ、あっちへいこうよ!」
と クウちゃんが ひっぱったので

てにもっていた つみきが ぴゅーっ と とんで
クウちゃんの あたまに こつん!

 

(「いやだよ~」
という れいちゃんの てを
「ねえ、あっちへいこうよ!」
と くうちゃんが ひっぱったので

てにもっていた つみきが ぴゅーっ と とんで
くうちゃんの あたまに こつん!)

6~7ページ

クウちゃんは 「いたいよ~」と なきだして しまいました。

「だいじょうぶ?」
「どこがいたいの?」
と まわりのおともだちが しんぱいして
つぎつぎに あつまってきます。

さわぎをきいて、おかあさんたちも かけよってきました。
「どうしたの? なにが あったの?」
と レイちゃんのおかあさんが いいました。
でも、レイちゃんは だまったままでした。


(くうちゃんは 「いたいよ~」と なきだして しまいました。

「だいじょうぶ?」
「どこがいたいの?」
と まわりのおともだちが しんぱいして
つぎつぎに あつまってきます。

さわぎをきいて、おかあさんたちも かけよってきました。
「どうしたの? なにが あったの?」
と れいちゃんのおかあさんが いいました。
でも、れいちゃんは だまったままでした。)

8~9ページ

よるです。おやすみのじかんになりました。
おつきさまもねむそうにあくびをしています。

「きょうは、どうしてクウちゃんと あんなことになっちゃったの?」
おかあさんが ききました。
レイちゃんは いっしょうけんめい きょうのできごとを はなしました。そして・・・
「だって、もうすこしで おしろが できるところだったんだもん・・・」
「レイちゃんは、つみきのおしろを さいごまでつくりたかったのね。」
レイちゃんは、こくりとうなずきました。
「そうだったの。おはなししてくれて ありがとう。」
と、おかあさんがいいました。

「もうクウちゃん あそんでくれないかな・・・」
レイちゃんは なきそうに なりました。
すると、おかあさんがにっこりほほえんで いいました。
「レイちゃんが、いまみたいに きもちを おはなしできたら きっと わかってくれるわ。」
おつきさまにもにっこりしています。
レイちゃんは、すこしあんしんして めをとじました。

 

(よるです。おやすみのじかんになりました。
おつきさまもねむそうにあくびをしています。

「きょうは、どうしてくうちゃんと あんなことになっちゃったの?」
おかあさんが ききました。
れいちゃんは いっしょうけんめい きょうのできごとを はなしました。そして・・・
「だって、もうすこしで おしろが できるところだったんだもん・・・」
「れいちゃんは、つみきのおしろを さいごまでつくりたかったのね。」
れいちゃんは、こくりとうなずきました。
「そうだったの。おはなししてくれて ありがとう。」
と、おかあさんがいいました。

「もうくうちゃん あそんでくれないかな・・・」
れいちゃんは なきそうに なりました。
すると、おかあさんがにっこりほほえんで いいました。
「れいちゃんが、いまみたいに きもちを おはなしできたら きっと わかってくれるわ。」
おつきさまにもにっこりしています。
れいちゃんは、すこしあんしんして めをとじました。)

10~11ページ

“ひゅるるるる~ん。どっし~ん!”
ものすごいおとに レイちゃんはびっくりして めがさめました。
「あいたたた・・・うっかり そらから おちちゃったよ・・・」
いくつものびんが ころがっているなかに
ちゃんは、びんを ひとつ ひろいました。
なかには ふしぎないろの すなが きらきらしています。

「ぼくは、つきの まほうつかいだよ。ほら、きれいだろ?」
と、ひとつのびんをとって レイちゃんにみせてくれました。
「ひるま かなしいことがあった こどもたちに
このまほうのすなを そらから そっとふりかけて
げんきにしてあげるのが しごとなんだ。
でも、まだみならいだから しょっちゅう そらから おちちゃうんだ~。ははは。」

 

(“ひゅるるるる~ん。どっし~ん!”
ものすごいおとに れいちゃんはびっくりして めがさめました。
「あいたたた・・・うっかり そらから おちちゃったよ・・・」
いくつものびんが ころがっているなかに
おしりをいたそうにさすっている うさぎがいました。
れいちゃんは、びんを ひとつ ひろいました。
なかには ふしぎないろの すなが きらきらしています。

「ぼくは、つきの まほうつかいだよ。ほら、きれいだろ?」
と、ひとつのびんをとって れいちゃんにみせてくれました。
「ひるま かなしいことがあった こどもたちに
このまほうのすなを そらから そっとふりかけて
げんきにしてあげるのが しごとなんだ。
でも、まだみならいだから しょっちゅう そらから おちちゃうんだ~。ははは。」)

12~13ページ

ウサギはいいました。
「きみはきょう、なかせちゃったおともだちと またなかよく あそべるか しんぱいなんだよね。」
レイちゃんは うなずきました。
「うん・・・。また なかなおり できるかなあ?」
「ぼくにまかせて!」
ウサギが いくつかびんをあけて ステッキをまわすと
いろいろないろのすなが きらきらひかりながら とびだして
レイちゃんにふりかかりました。
「きみのきもちが おともだちにつたわりますように!」
レイちゃんは、なんだか げんきがでてきた きがしました。
「よーし、あしたは がんばろう!」
すると きゅうにあくびがでて いつのまにか ねむってしまいました。

 

(うさぎはいいました。
「きみはきょう、なかせちゃったおともだちと またなかよく あそべるか しんぱいなんだよね。」
れいちゃんは うなずきました。
「うん・・・。また なかなおり できるかなあ?」
「ぼくにまかせて!」
うさぎが いくつかびんをあけて すてっきをまわすと
いろいろないろのすなが きらきらひかりながら とびだして
れいちゃんにふりかかりました。
「きみのきもちが おともだちにつたわりますように!」
れいちゃんは、なんだか げんきがでてきた きがしました。
「よーし、あしたは がんばろう!」
すると きゅうにあくびがでて いつのまにか ねむってしまいました。)

14~15ページ

つぎのひ。
レイちゃんは クウちゃんをみつけると まっさきにかけよりました。
「クウちゃん、けがだいじょうぶ? ごめんなさい。
レイね、あのときもっとつみきであそびたかったの。」
クウちゃんは、にっこりわらって いいました。
「うん。へいきだよ。ぼくも、わからなくて ごめんね。きょうは でんしゃと つみきで いっしょにまちをつくろうよ!」
「わあ。それいいね!」
レイちゃんも にっこりわらいました。

レイちゃんのだいすきな つみきと クウちゃんのだいすきな でんしゃで まちができました。
おともだちも つぎつぎに やってきて
「おもしろそう!」「わたしも、やりたい!」
まちは どんどん にぎやかで すてきに なっていきました。

そのようすをそっとみていた ウサギが つぶやきました。
「みんな なかよくあそべてよかったね。」

 

(つぎのひ。
れいちゃんは くうちゃんをみつけると まっさきにかけよりました。
「くうちゃん、けがだいじょうぶ? ごめんなさい。
れいね、あのときもっとつみきであそびたかったの。」
くうちゃんは、にっこりわらって いいました。
「うん。へいきだよ。ぼくも、わからなくて ごめんね。きょうは でんしゃと つみきで いっしょにまちをつくろうよ!」
「わあ。それいいね!」
れいちゃんも にっこりわらいました。

れいちゃんのだいすきな つみきと くうちゃんのだいすきな でんしゃで まちができました。
おともだちも つぎつぎに やってきて
「おもしろそう!」「わたしも、やりたい!」
まちは どんどん にぎやかで すてきに なっていきました。

そのようすをそっとみていた うさぎが つぶやきました。
「みんな なかよくあそべてよかったね。」)

見習いウサギの7つのまほうのアイテム

16~17ページ

7つのまほうのアイテムは子どものけんりじょうれいで言っている7つの子どものけんりを表しています。
「けんり」とはどんなことかをわかりやすく説明しています。

巻末資料:子どもをとりまくおとなに向けて

18~19ページ

おとなの役割や子どもにとって大切な「居場所」のこと、おとなに向けた子どもからのメッセージを紹介しています。

お問い合わせ先

川崎市かわさきしこどもページ KAWASAKI U18こども未来局青少年支援室

〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地

電話: 044-200-2344

ファクス: 044-200-3931

メールアドレス: 45sien@city.kawasaki.jp

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