川崎市では、障害者をはじめ、マイノリティとされている人たちが、生き生きと暮らす上での障壁となっている、私たちの意識や社会環境のバリアを取り除き、誰もが社会参加できる環境を創出することを目指し、「かわさきパラムーブメント」を推進しています。

このたび、知的障害、精神障害、発達障害がある方などが安心して外出することができる環境を実現することを目的として、本庁舎にカームダウン・クールダウンスペースを設置いたします。

　周囲の音や光、においなど、外部からの刺激が苦手な人にとっては、人混みや大音量の歓声、照明などが社会的バリアとなります。これらが原因で感情やストレスが高まった時に、外からの音や光、目線を遮ることで、気持ちを休ませ落ち着かせる居心地の良いプライベートな空間が、カームダウン・クールダウンスペースです。

• 運用開始　　　令和5年11月6日（月）
• 場所      　　　本庁舎2階
• 規格　　　　　　幅1．2メートル、奥行1．7メートル、高さ1．7メートル
• 仕様　　　　　　遮音性に優れたパネルを採用し、入口に開閉式のロールスクリーン
  　　　　　　　　　を設置。パネルには、ピクトグラムを掲示し、スペース内には椅
  　　　　　　　　　子を1脚設置。

パラムーブメントが掲げるレガシーのひとつ「誰もがスポーツ・運動に親しんでいるまち」の実現に向けて、感覚過敏の特徴がある人等が安心してスポーツ観戦などに行ける環境を整備することを目的として、令和2(2020)年10月にとどろきアリーナ、令和3(2021)年4月にカルッツかわさきに設置しています。