挨拶

挨拶 皆様こんにちは。循環器内科部長の末吉です。循環器内科は、心臓の病気を診療しています。外来を受診するのは「胸が痛い」「息切れがする」「脈が飛ぶ」「脈が速い」「脈が遅い」などの自覚症状や、健康診断で心拡大や心電図の異常を指摘されて受診される方が多くいらっしゃいます。
 また、心臓の病気は前触れもなく突然発症することが多く、胸が苦しくなり救急車で搬送される患者さんもいらっしゃいます。
 循環器内科の初診外来は月曜日から金曜日の午前中(受付8時から11時)で、紹介状をお持ちの方が優先になります。救急搬送された患者さんは、救急科、総合内科と協力して診療しています。

循環器内科の特徴

 川崎病院は救命救急センターを持つ急性期病院です。循環器疾患は心筋梗塞、狭心症、心不全、不整脈など命に係わる重大な症状を来すことが多く、救命救急センターに搬送されることが多い疾患です。そのため、川崎病院では3次救急を行っている救急科と、2次救急を行っている総合内科から循環器内科へのオンコール体制をとっています。速やかなオンコール体制により、重症な循環器疾患にも迅速な対応を行っています。
 このようなオンコール体制による連携は、院内にとどまらず、2019年からは救急隊からの「コロナリーホットライン」として運用しています。さらに、2020年10月から診療所・クリニックからの受入要請に対応するよう、拡大したところです。救急隊からも医療機関様からもコロナリーホットラインで循環器疾患に対応することができます。
 川崎病院の循環器内科は循環器専門医6名と循環器を専門とする内科医師2名が循環器チームとして診療にあたっています。循環器内科は、救急科、総合内科、麻酔科、放射線科、看護部手術室、CCU病棟、ME機器管理センターなど、それぞれの部署と連携をとりながら患者様の安全を最優先して診療を行っています。常に循環器チームカンファレンスを行い、最良の医療を提供できるように、日々、スタッフ一同研鑽を重ねています。

●冠動脈疾患(虚血性心疾患、狭心症、心筋梗塞)
●心不全(急性心不全、慢性心不全)
●心臓弁膜症(大動脈弁疾患、僧帽弁疾患)
●不整脈(期外収縮、頻脈性不整脈:心房細動、上室性頻拍、心室頻拍、徐脈性不整脈:洞機能不全症候群、房室ブロック)
●心筋疾患(閉塞型心筋症、拡張型心筋症)
●先天性心疾患(心房中隔欠損症)
●大動脈瘤
●急性肺動脈血栓塞栓症など

診療内容

外来診療

●病歴聴取、診察(身体所見)
●心電図検査、胸部X-P、血液・尿検査などの基本的な検査は当日行います。
●心エコー検査、ボルター心電図検査(24時間心電図)、運動負荷心電図、冠動脈CT、負荷心筋シンチグラム検査などの検査は、必要な検査の予約を取って、後日外来で行います。
●検査結果がそろった頃の日付の外来を予約し、検査結果の説明をさせていただきます。
●外来検査の結果、精査が必要な場合は入院を申し込み、冠動脈造影などの検査を行います。

入院診療

●検査結果を総合して治療方針を決めますが、判断が難しい症例は循環器内科、心臓血管外科で治療方針を相談します。
●徐脈性不整脈に対しては心臓血管外科と協力してペースメーカー植え込み術を行っています。
●狭心症に対しての治療は、薬物療法、カテーテル治療、手術療法があります。治療の適応をよく検討して選択します。

最近は不整脈、心臓弁膜症など、より難しい症例に対する治療や、カテーテルによるより低侵襲な治療が行えるようになり、それぞれ良い成績が期待できる場合があります。そういった最先端の治療を当院で全て完結することはできませんが、治療適応を判断して大学病院や専門の施設へ紹介させていただきます。

当院で治療して、病状が安定された時は、状況に応じて、かかりつけ医、療養型の病院や回復期リハビリ病院などにご紹介します。かかりつけ医が決まっていない方は当院の患者総合サポートセンターにご相談していただき、かかりつけ医を探すお手伝いをさせていただきます。

循環器内科医師の集合写真について

循環器内科

冠疾患集中治療室

  2019年 2020年 2021年
冠動脈造影(CAG) 317 264 271
冠動脈形成術(PCI) 191 228 195
(そのうち)緊急PCI 48 61 41
心臓エコー検査 3185 3009 3229
ホルター心電図 329 268 309

※実績は、1月1日~12月31日の集計になります。