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乳腺外科(ブレストセンター)

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概要

日本人女性の悪性腫瘍の第1位は乳癌で、毎年11万人余りが診断されています。そこで「乳腺外科」は、川崎市ならびに周辺自治体の乳癌患者に最良の医療を提供すると共に、市民への啓発と若手医師への教育を促進するために「ブレストセンター」として新たなスタートを切りました。乳癌の診療は、手術、薬物、放射線を上手に組み合わせた集学的治療が基本です。腫瘍の画像診断と病理診断に加えて、ホルモン受容体とHER2発現を検討した上で治療方針を決めます。更に、多遺伝子アッセイ、BRCA遺伝学的検査、パネル検査に基づく乳癌の個性に応じた分子標的療法を検討します。ただし、分子標的療法剤は効果的である反面、重篤な副作用もあることから治療中の臨床情報を各科と共有しながら副作用を抑える支持療法を心掛けていきます。また、BRCA遺伝学的検査が陽性の場合は、乳がんが発症していない側の予防的な乳房切除術と再建術について検討し、予防的な卵巣卵管摘除術については婦人科へご紹介いたします。なお、乳房の良性疾患(線維腺腫、乳管内乳頭腫、葉状腫瘍、乳腺症、急性乳腺炎、乳輪下膿瘍、Mondor病など)の診療も行っています。

外来について

月曜午前・午後、火曜午前・午後、木曜午後に受診が可能です。
なお、初診の際は必ず紹介状をご持参ください。

上記添付ファイル「問診票」を初診の方は、事前にご記入のうえご持参いただくとよりスムーズに受診いただけます。

治療方針・診療実績

良性疾患の診療

画像診断を踏まえて乳癌との鑑別診断のために、超音波を見ながら局所麻酔下で組織生検(針生検)を行います。

乳癌の診断と治療

まず、マンモグラフィ、乳房超音波、造影MRIによって乳房内の病変の広がりやリンパ節転移の有無を調べます。また、CT、骨シンチ、PETCTによって臓器転移の有無を調べます。最終的に腫瘍の組織生検を行い、浸潤癌か非浸潤癌かを確認します。もし浸潤癌であればサブタイプと呼ばれる乳癌の性質を見極めて、手術が先か、薬物が先か、治療の方針を決めます。残念ながら、全身に広がった進行乳癌や再発乳癌では、薬物療法を中心に行い、病状の進行を食い止めて生活の質(QOL)を長く保つように努めます。また、局所(乳房、胸壁、骨など)を制御するために放射線療法を検討します。なお、形成外科と共同で乳房切除と同時に乳房再建術も行っています。

主な手術の入院日数

乳癌

  • 乳房温存手術+センチネルリンパ節生検:4〜5日
  • 乳房切除術+センチネルリンパ節生検:5〜7日
  • 乳房温存手術+腋窩郭清:5〜10日
  • 乳房切除術+腋窩郭清:7〜10日

乳房の良性疾患

  • 摘出生検(全身麻酔下で行う場合):2〜3日
  • 摘出生検(局所麻酔下で行う場合):外来手術室にて日帰り

トピックス

2025年度の主な手術数

  • 乳癌:61例
  • 良性疾患:8例

お問い合わせ先

川崎市立川崎病院事務局庶務課

住所: 〒210-0013 川崎市川崎区新川通12-1

電話: 044-233-5521

ファクス: 044-245-9600

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