救急棟完成について
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病院長あいさつ

平素より医療連携をはじめとして、多くのご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。このたび当院において、新たに救急棟が完成しましたので一言御挨拶申し上げます。
当院は、平成13 (2001)年の新病院開院以来、市の基幹病院として、高度・特殊・急性期医療、救急医療を中心に、小児から成人・高齢者・妊産婦等に至るまで幅広く医療を提供するとともに、精神科救急医療、感染症医療、災害時医療を担うほか、臨床研修指定病院として次世代の医師の育成を行うなど、地域医療水準の向上につとめてまいりました。
平成27(2015)年3 月に策定した「市立川崎病院におけるスマート化の基本方針」では、建物の狭隘化の解消と今後の医療ニーズへの適切な対応を図ることを目的とした「医療機能再編整備計画」の検討を進めるとともに、施設・設備等の経年劣化による病院機能低下の回避やエネルギー関連設備の効率化等に向けた取組を推進することとしました。
また、平成28(2016)年3 月に策定した「川崎市立病院中期経営計画」において、地域医療構想を踏まえた市立病院の役割や川崎南部医療圏における医療需要の動向などの検討を行い、市民の皆さまのご意見を伺いながら平成29(2017)年3 月「医療機能再編整備基本構想」、平成30(2018)年3月「医療機能再編整備基本計画」を策定しました。
平成18(2006)年4月に救命救急センターに指定され、救急病棟は既存の9階の病棟を利用しておりますが、1階の救急外来と離れており、運用には多くの課題がありました。今回救命救急センターについては別棟として整備し、初療室には感染対策として陰圧機能を備え、観察室についても増床し、今後の増加する救急医療にも的確に対応していけるものと期待しております。同時に、救命救急センターの原点は「いかなる患者でも受け入れる心を持つこと」であり、24時間365日応じる北米型ER(救急救命室)の機能と、重症患者を救う救命救急センターの機能を併せ持った救急を使命とし「必要に応じ、初期診療から迅速かつスムーズに専門治療に移行する」医療を今後も心がけてまいります。
なお、今回の完成を機に、「救命救急センター棟」として工事を進めていた施設について、名称を「救急棟」とし11月9日に開設するほか、現在の病院棟を「中央棟」とします。整備工事については今後も感染診察室の整備や内視鏡センターの拡張など、令和12年度まで継続する予定ですので、しばらくはご迷惑をおかけします。地域で求められる高度な医療を提供できるように引き続き、皆様と連携して地域医療に貢献していきますので、今後もご支援のほどよろしくお願いいたします。
病院長 野﨑博之
令和8(2026)年10月
救急ER

初療室

観察エリア

救急ERステーション

診察室
救急病棟

救急病棟ステーション

救急床

重症個室
