部門について
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私たち薬剤部の職員は、患者さんの安心・安全な薬物治療のお手伝いをするため、薬剤師としての職能を最大限に生かすべく、さまざまな業務を行っております。
くすりは両刃の剣と言われるように、目的とする作用以外の作用(いわゆる副作用)を併せ持ち、その副作用がしばしば医療事故の原因となることがあります。くすりの効果を最大限に発揮させ、副作用を最小限に抑えることが、私たち薬剤師の使命であり、責務と考えています。
病院薬剤師の業務は多岐にわたり、調剤、病棟での患者さんへの服薬指導はもとより、医薬品が安全かつ有効に使用できるよう、病院内のさまざまな医療チームで活躍しています。
これからも患者さん及び医療スタッフに信頼される薬剤部を目指し、日々研鑽を重ねてまいりますので、ご指導・ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。
責任者
薬剤部長 小林 加寿夫
業務実績(令和4年度)
- 外来処方箋〔院外〕
547枚/日(午前8時30分から午後10時) - 外来処方箋〔院内〕
39枚/日 - 入院処方箋
342枚/日 - 入院注射処方箋
462枚/日 - 薬剤管理指導
870件/月 - TPN無菌調製
1,759件/年 - NICU無菌調製
352件/年 - 外来化学療法
6,085件/年 - 入院化学療法
3,453件/年 - 実習生・研修生等の受け入れ
長期実務実習(8名)
業務内容(当院で実施している薬剤業務)
外来患者
- 外来処方箋調剤
- 外来化学療法レジメンチェック・ミキシング
- 服薬指導
- 薬剤情報提供
入院患者
医薬品情報
- 文献の収集・整理・評価・提供
- 院内医薬品副作用情報の収集
- 医薬品集のメンテナンス
- 院内情報誌の発行
- ヒヤリ・ハット事例の収集
- プレアボイドの推進
製剤
- 特殊製剤の調製
- 院内製剤の調製
薬品管理
- 使用薬品の購入・保管・品質管理
- 麻薬管理、毒劇薬管理、特定生物由来薬品管理
治験薬管理・臨床研究支援
- 医師主導型臨床研究の支援
- 治験薬の保管・調剤・管理
- 治験の管理・運営、CRC業務
薬事委員会
- 新規採用薬品に関わる資料収集・評価
- 病院経営への参画、薬剤コストマネジメントの実践
教育・研修
- 薬学部学生実務実習・研修生受け入れ
- 院内教育活動
- 学会・研究会発表
外来患者
- 外来処方箋調剤
当院では原則として外来処方は院外処方としていますが、救急外来をはじめ、検査薬、血糖試験紙等は院内処方として調剤しています。外来診察室で医師によりオーダーされた処方が電子カルテシステムにより薬剤部に送信されます。薬剤部は処方内容を確認し、必要に応じて医師に問い合わせをおこない、調剤をおこないます。1000種類以上の内用薬、外用薬を取り扱っており、調剤されたお薬は別の薬剤師により鑑査を受け、投薬窓口において、お薬説明書とともに患者さんに渡されます。 - レジメン管理
抗がん剤は治療域と副作用発生域が近接しており、使い方を誤れば毒にもなってしまいます。そのため、抗がん剤は投与量、投与回数、休薬期間、また副作用を抑えるのに必要な支持療法(輸液や制吐剤など)を時系列順に規定した『レジメン』に従って投与が行われます。
当院では、この『レジメン』をオーダリングシステムに組み込み、レジメンに沿った治療が行われています。また、コンピューターだけでなく薬剤師も確認(患者さんの身長や体重、薬の投与量や投与時間、投与方法のチェックなど)を行うことで、治療の安全性の確保、薬剤の適正使用に寄与しています。
入院患者
- 入院処方箋調剤
入院されている患者さんのお薬を、病棟で医師がオーダーした処方により調剤します。処方箋は、当日処方箋、臨時処方箋、定期処方箋、退院処方箋があります。正確に調剤、鑑査をおこなうために、人の目だけではなく、コンピューターを利用した散薬鑑査システム、水薬鑑査システムなどを導入しており、良質かつ安全なお薬を患者さんに提供できるよう取り組んでいます。また、錠剤自動分包機による一包化という1回分に服用するお薬を裸錠にして1パックにするということも行っています。 - 注射薬調剤業務
注射薬の個人別の取り揃えは注射薬自動払出装置で行っています。電子カルテシステムで入力された注射オーダー情報を取り込み、注射薬を自動払い出しするシステムです。このシステムで出力される注射ラベルには、誤投与を防止するための認証バーコードが印字されています。
薬剤師は注射オーダーの内容を鑑査し、また自動ピッキングされた薬袋の内容を注射箋と照合鑑査することで、医療安全に寄与しています。 - 薬剤管理指導業務
入院患者さんのベッドサイドに伺い、服用中の薬について、写真付きの説明用紙を使い、医薬品の効果、使用方法、副作用、注意点などについて説明します。
副作用症状が出た場合にすぐに発見できるよう、患者さんご自身に薬のことをよく知っていただくことが大切です。そのため、初期症状を患者さんにわかりやすい言葉で説明するよう心がけています。
また、患者さんからの医薬品に関する質問に答え、不安を少しでも取り除けるよう努めています。
薬物治療がより効果的に、そして安全に行えるように患者さんからのお話やカルテ、持参薬情報、検査データなどから薬の副作用、飲み合わせのチェックを行っています。
患者さんの状態によって薬の量や種類、剤形(錠剤、散剤、液剤、坐薬など)等を医師と相談することもあります。 - 持参薬管理・鑑別業務
持参薬とは、患者さんが当院に入院される際に持参された普段お使いになっているお薬のことで、飲み薬、注射(インスリンなど)、点眼薬、貼り薬、ぬり薬などすべての薬が含まれます。予約入院される患者さんの持参薬を入院時にお預かりし、お薬手帳や薬の説明書などから、持参薬の名称、用法、用量などをカルテに入力します。持参薬を確認することにより、重複投与や同時に服用してはいけない薬、相性の悪い飲み合わせを避けることができます。※電子お薬手帳「harmo」に対応しています。 - TDM(薬物治療モニタリング)業務
薬の中には期待する効果を得るための血中濃度域(有効治療域)の狭いものがあります。
通常、有効治療域を超えると副作用が出現し、有効治療域に満たないと効果が期待できないので、有効治療域の狭い薬を使用する場合は厳密な用量設定が必要となります。この時に有効な手段となるのがTDM(薬物治療モニタリング)で、薬物の血中濃度を測定・解析することにより最適な用法用量を算出することができます。 - TPN等の無菌調製業務
TPN(完全静脈栄養)とはさまざまな理由で食事を経口摂取できない患者さんや栄養状態の悪い患者さんに対して栄養管理を行うための総合栄養輸液のことです。この栄養輸液は特に清潔な環境で調製する必要があり、薬剤部ではクリーンベンチ内で調製を行っています。クリーンベンチの中は室内より更に清潔な環境になっており、この中で輸液を調製することにより細菌や細かい塵の混入を防ぐことが出来ます。
また、NICU(新生児集中治療管理室)で使用される微量点滴の調製も薬剤部内のクリーンベンチで行っています。 - 抗がん剤の調製(ミキシング)
抗がん剤は正確な用量採取や特別な溶解方法など、一般薬に比べてより厳密な調製が必要な薬剤です。当院では外来患者さんが「外来治療センター」で行う抗がん剤や、入院患者さんの抗がん剤の調製を、安全キャビネットと呼ばれる装置の中で行っています。
抗がん剤の調製にミスは許されません。安全管理の観点から、事前確認、調製に必要な薬剤の取り揃え、薬剤の調製、調製品の確認まで、複数の薬剤師による多重のチェック体制を敷いています。
採用レジメン
添付ファイル
呼吸器(PDF, 238.76KB)別ウィンドウで開く
胃(PDF, 205.41KB)別ウィンドウで開く
食道(PDF, 197.99KB)別ウィンドウで開く
肝臓・胆道(PDF, 194.97KB)別ウィンドウで開く
膵臓(PDF, 197.61KB)別ウィンドウで開く
大腸(PDF, 216.05KB)別ウィンドウで開く
肛門(PDF, 178.46KB)別ウィンドウで開く
造血器(PDF, 283.81KB)別ウィンドウで開く
乳腺(PDF, 203.35KB)別ウィンドウで開く
脳神経外科(PDF, 198.59KB)別ウィンドウで開く
皮膚科(PDF, 216.24KB)別ウィンドウで開く
泌尿器科(PDF, 224.63KB)別ウィンドウで開く
産婦人科(PDF, 210.32KB)別ウィンドウで開く
耳鼻咽喉科(PDF, 198.10KB)別ウィンドウで開く
口腔外科(PDF, 181.00KB)別ウィンドウで開く
整形外科(PDF, 437.68KB)別ウィンドウで開く
お問い合わせ先
川崎市市立川崎病院事務局庶務課
住所: 〒210-0013 川崎市川崎区新川通12-1
電話: 044-233-5521
ファクス: 044-245-9600
メールアドレス: 83kawsyo@city.kawasaki.jp
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