バンドン市におけるJICA草の根技術協力事業(地域活性化特別枠)
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背景
バンドン市と川崎市は、国際会議での交流や低炭素で持続可能な都市形成に向けた都市間連携に関する覚書を締結しております。また、川崎市による現地調査や川崎市へバンドン市関係者を招聘してセミナーを開催するなど、具体的な協力に向けた取組を続けてきました。インドネシアでは、近年、ジャワ島西部の最大河川であるチタルム川が、未処理生活排水の流入などで深刻な汚濁を招いております。このことからバンドン市では、水環境保全に関する住民の正しい理解を得て、公共用流域の水質改善を図る活動を求められているため、バンドン市の水環境改善を図ることを目指し、川崎市が本事業を提案した結果、2019年4月にJICAに採択されました。

事業名
バンドン市における排水水質改善に向けた能力向上プロジェクト

主な事業内容

事業目標
バンドン市の職員及び地域社会に水環境改善への知識が提供され、改善に向けた取組が普及する

活動内容
(1) 水循環に関する啓発資料(住民向け)の作成支援
(2) 下水道研修資料(職員向け)の作成支援
(3) 下水道研修会の開催支援
(4) 住民の排水水質改善への意識向上に向けた取組支援
(5) 川崎市の下水道技術を伝えることによる日本の技術・製品への理解促進

事業実施者
川崎市上下水道局、かわさき水ビジネスネットワーク会員企業

事業期間
2023年5月から2026年4月(約3年間)

活動実績

第1回 現地活動 2023年5月
本事業の推進に向け、関係者との事業内容等の共有を目的に、キックオフセミナーの開催及び関係機関への表敬訪問・協議を実施しました。



第2回 現地活動 2023年1月
バンドン市の現状把握を目的に、ベースライン調査を実施しました。



第1回 本邦研修 2023年7月
本事業のカウンターパートに対して、川崎市の上下水道事業運営や広報手法などを技術移転することを目的に本邦研修を実施しました。



第3回 現地活動 2023年9月
バンドン市の排水水質改善に向けた能力向上を目的に、下水道事業及び住民啓発手法の技術移転を実施しました。



第4回 現地活動 2023年10月
バンドン市の排水水質改善に向けた能力向上を目的に、下水道事業及び住民啓発手法の技術移転を実施しました。



第5回 現地活動/進捗報告 2024年1月
バンドン市の排水水質改善に向けた能力向上を目的に、下水道事業及び住民啓発手法の技術移転を実施しました。
また、インドネシア政府などの関係機関へ本事業における進捗状況を報告しました。




第2回 本邦研修 2024年2月
本事業のカウンターパートが所属する幹部に対して、川崎市の上下水道事業及びプロジェクト推進への理解醸成を目的に、本邦研修を実施しました。



第6回 現地活動 2024年6月
バンドン市の排水水質改善に向けた能力向上を目的に、下水道事業及び住民啓発手法の技術移転を実施しました。



第7回 現地活動 2024年8月
バンドン市の排水水質改善に向けた能力向上を目的に、職員研修を実施しました。



第3回 本邦研修 2024年10月
本事業のカウンターパートに対して、川崎市の上下水道事業運営や広報手法などを技術移転することを目的に本邦研修を実施しました。

第8回 現地活動 2024年11月
バンドン市の排水水質改善に向けた能力向上を目的に、下水道事業及び住民啓発手法の技術移転を実施しました。


第9回 現地活動 2025年2月
バンドン市の排水水質改善に向けた能力向上を目的に、住民セミナーを実施しました。





JICA草の根技術協力事業(地域活性化特別枠)
地方自治体が主体となり、地方自治体、地域経済団体、大学、企業及びNGO 等がこれまで培ってきた技術・経験を活用してこれらの機関が開発途上地域に貢献することをJICAが支援し、開発途上国のさまざまな需要・ニーズを日本各地のリソースと積極的に結びつけ、国際化することによって、地域の活性化を促進する事業です。
JICA草の根地域活性型採択案件(過去実績)外部リンクお問い合わせ先
川崎市上下水道局経営戦略・危機管理室
住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話: 044-200-3739
ファクス: 044-200-3982
メールアドレス: 80keiki@city.kawasaki.jp
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