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第63回水道週間 川崎市小・中学生作品コンクール 入賞作品 作文の部

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小学校中学年の部

特選: 該当者なし

準特選: 該当者なし

準特選: 該当者なし

入選: 川崎市立坂戸小学校 3年 西牧 千花

    きれいな水に感しゃして

 わたしは、CMの「妹のいのちをうばった水、でも生きるためには飲むしかなかった。」という言葉を聞いてどういうことなのだろうと思い、調べることにしました。
 世界で安全な飲りょう水をかくほできない地いきでは十秒に一人のわり合いで子どもが死んでいると知り、あのCMの意味がわかりました。そしてわたしたちの日本がきれいでおいしい水にめぐまれているのは、上下水道のせつびが整っているからだということもわかりました。
 わたしたちが飲りょう水として水を使うい外に、料理、トイレ、おふろ、せんたくなどがあります。よごれた水をきれいにしてくれるのは、下水しょ理場です。もし下水しょ理場がなかったら川や海にきたない水が流れてしまい自ぜんがこわれてしまうし、わたしたちも安全な水を飲めなくなってしまいます。これからも安全な水が飲めるように、そして自ぜんや生き物を守っていくためにわたしにもできることがないか考えてみました。たとえば、あぶらやソースは流さず、紙やティッシュでふいてからお皿をあらう。せんざいをひつようい上に使わない。下水かんをいためないために熱湯を流さないなど考えれば考えるほどたくさんの取り組み方があります。この事をわたし一人ではなく、家族みんな、友だち、日本中の人たちで取り組めば、小さなことも大きな力になると思います。そしていつか日本だけでなく、世界中の子どもたちが安心して水が飲めるようになるといいと思います。
 このぎ問をきっかけに、飲りょう水や下水の事を調べて下水の仕組みや自ぜんの大切さがよくわかりました。日本は安全な水を飲むことができてとても幸せだなと思いました。水を飲んで死んでしまうなんて今まで考えたことがなかったので、水道のじゃ口からきれいな水が出ることのありがたさを感じました。これから自分にできる事は一つ一つやっていきたいと思います。

入選: 川崎市立宮崎小学校  3年 北川 雫月

    大切な水 

 わたしは、水道の水を大切にしたいと思います。なぜかというと、水がないと、動物や花、草、野さい、海の生き物などが生きられなくなってしまうからです。先生から、わたしたちがのんでいる水は、作られていることを聞きました。
 じゃ口をひねると水は、出てくるけど、どこにつながっているのかと思っていました。川か海かみずうみとか雨とか、水とかん係あるところとつながっているのは、なんとなく分かっていました。でも、このままのめるはずはないし、どうやってのめるようにしているんだろうとふしぎでした。先生が言っていた「水を作る」について調べました。
 そうしたら、川の水がのめる水になるまで、四時間半もかかることを知りました。わたしは、びっくりしました。「えっすごい。」と大きな声を出してしまいました。お母さんがおどろいて「どれどれ」と言いながら見に来ました。わたしがびっくりしたわけを知って、お母さんが、
 「四時間半もかかるんだ。水を作ってくれている人に、感しゃしなくっちゃね。」
と言っていました。わたしも、感しゃしたいと思いました。水を大切にするため、これからがんばりたいことを考えました。
 まず、じゃ口から水をながしっぱなしにしません。そして、おふろのお湯は、せんたくの水として使います。さらに、トイレで水をながすのは、できるだけ一回にします。でも、これだけではまだ足りないと思います。だから、水を大切にするために、これからも考えて、いきます。

入選: カリタス小学校  4年 鈴木 美羽

    きれいな水がとどくまで

 じゃ口をひねるだけで、そのままきれいな水が飲める私の生活は、ごくふつうに感じているけれど、これはとてもめぐまれたことです。そして、この水は、ものすごい時間と、たく山の人々の力によって作られています。
 私は、この水がどこからどのようにして流れてきているのか、実際に長沢浄水場でお話をうかがい、宮ヶ瀬ダムに行って見てきました。
 私たちが、ふだん飲んだり使ったりしている水になるまで、浄水場ではたく山のことをしていました。着水井で水を分け、活性炭接触池で粉末活性炭を注入し、沈でん池でにごりを取り、急速ろ過池でふゆう物を取りのぞきます。予想はしていましたが、きれいな水になるまで、とても長い作業だなとあらためて感じました。そして、この長沢浄水場に流れてくる水は、宮ヶ瀬湖、相模湖、丹沢湖から、自然流下方式で八時間かけて流れてくるそうです。自然の力だけで流れつくことにはとてもおどろきました。
 宮ヶ瀬ダムは、日本で一番新しいダムです。私は、生まれてはじめてダムを見たので、とても大きくて、はく力があってびっくりしました。そして、ダムを見てダムを作るのには大きくて広い土地が必要なんだなとあらためて実感しました。
 この夏、私は家庭用のプールで何回も遊びました。妹と楽しめるように、とても大きなプールなので、水をたく山使いました。そのまますててしまうのがもったいないと思ってしまったけれど、この水遊びのおかげで暑い日をなんとかのりこえることができ、楽しい思い出もできました。この夏はもう一つ、ゴーヤ・オクラを育てるのに水やりをかかさずにしました。この水で、私の育てたオクラは大きく育ち、八こも実をつけてくれました。
 私は、生まれた時から、水に不自由することなく生活してきたので、社会のじゅ業で水のことを勉強するまで、私の家の水がどこからどのようにして流れてきたのか、考えたことがありませんでした。しかし、このあたりまえだと思っていた、じゃ口をひねるだけで安全でおいしい水が飲めることは、あたりまえではなく、長い年月をかけてじゅん回しながら、多くの人の手によって実現したのだと知りました。これからも、水を大切に感しゃして使っていきたいです。

入選: 該当者なし

入選: 該当者なし

小学校高学年の部

特選: 該当者なし

準特選: 川崎市立坂戸小学校  6年 斉藤 永翔

     子供達の未来と命を守る水

 「ごくごく、ぷあっ…」。当たり前のようにすぐ手に入れる事ができる「水」。安全でおいしい水がいつも身近にあり、僕たちは生きている。しかし、すぐにアクセス出来ない国がある事を僕は知った。休校中に見た、池上彰さんの動画で、アフリカをはじめとする地域等において、世界の人々の命、生活、経済を考える上で「水問題」が重要である事が分かった。「水」は人々の命を支えている、最も重要な「資源」だという事を改めて感じさせられた動画であった。僕は、世界の「水問題」のきびしい現状についてもっと知る必要があると思い、調べる事にした。
 世界人口の半数以上が水道を使える様になった今なお、六億六千三百万人もの人々が、安心して飲める水が身近になく、池や川、整備されていない井戸等から、子供や女性が毎日歩いて水をくんでいるという現状。沢山の子供達が、毎日遠い道のりを歩き続けて、学校に通う時間も体力も残されていないというきびしい現実。子供達は、飲用に適さない水に頼るしかなく、ようやく手に入れた水は泥や細菌、動物のふん尿等が混じった危険な水。抵抗力の弱い子供達はその水を飲み、命を落としている。その数、年間三十万人。毎日、八百人以上にのぼっているそうだ。この現実を知るうちに、僕の心は苦しく、言葉にならないやるせない気持ちでいっぱいになった。そして、毎日何の心配もなく水を飲んでいる生活を見直そうと思った。また、同じ地球に生きる子供達が水くみに費やす時間が多く教育を受けられなかったり、夢をあきらめなくてはいけないような生活を送っていると思うと心が引き裂かれそうだった。
 僕は、自分にも何かできる事は無いのかと考えはじめた。そんな僕に母は、「日本ユニセフ協会」の記事を見せてくれた。そこには、かわいい子供達が泥水を飲んでいる姿や病気でベッドに横たわる姿が写っていた。子供達のどこかさみしい表情が目に焼きついてはなれない。読んでいるうちに、こんな僕にもできることが見えてきた。それは、「ユニセフの百円募金」だ。この支援活動により、身近な場所で水が使えるようになれば、子供達にも教育のとびらが開けたり、病気で命を落とす事が少なくなる。
 こうして、一人一人の小さな支援でも、子供達の命と未来を守れる事につながるかもしれない。写真の中できれいな水をうれしそうに飲む少女の笑顔をもっと増やしたい。アフリカ等の子供達にも、僕たちのように楽しく学校に通って、夢をあきらめずに生きて欲しい。
 この作文を一人でも多くの人に読んでもらい、水問題の現状を知ってもらいたい。そして、一人一人が意識していく事が、世界の子供達の命を救う一歩になる事を忘れずに、これからも恵まれた環境で生きている事に感謝していきたい。

準特選: 川崎市立長尾小学校  5年 小澤 美咲

     出しっ放しの裏側を伝えたい

 私は五年生になって、計画委員になった。
 学校の問題を解決して、よりよい長尾小にするため努力している。しかし今、気になっている。
 今年はコロナウイルスの影響で、学校が六月からはじまった。感せんよぼうのため、手を洗うことが多くなった。水を使うことが、多くなって、水の出しっ放しをよくみかけるようになった。
 きっと原因は次の人が手を洗うと思って、出しっ放しにする人がいるのだろう。私は、
 「水はいくらでもあるわけではない。」
ということを、教えたい。
 だって、四年生で勉強したから。水は、雨から、川を通り、浄水場にくる。浄水場で、二十四時間ずっと、水の検査をして、きれいな飲み水にしている。そんな努力の水を、一分間出しっ放しにされたりしているのを見ていると、それを伝えたくなるのだ。
 私は計画委員だ。だから、代表委員会で、水道のことを議題にあげたい。そして、保健委員の委員長さんにお願いをして、ポスターをつくってもらおうかと考えている。
 それか計画委員全員でポスターをつくったりよびかけたりしようと思う。今はコロナで大変だけど、手を洗うときに水を意識して、ほしい。

入選: 川崎市立坂戸小学校  6年  種村 恭予

    私と水と世界

 幼い頃、私は蛇口をひねれば水が出ることに関して、当然のことのように思っていたように思う。今でも当たり前のように、水を飲んだり、水遊びをしたり、お風呂に入ったりしている。
 しかし、高学年になるにつれて水の問題に関して学ぶ機会が多くあり、自分の環境が恵まれているのではないかと思った。
 先日、学校の英語の授業を受けていた際、ビデオで水問題に関して触れていた。インドの女の子が「水は宝物だ」と言っていた。とても印象的な言葉だった。私は水が宝物だなんて思ったこともなかった。そのインドの女の子は家に水道がないため、井戸の水を飲料にしていた。ただ、その井戸が家から遠い場所にあるため、朝四時に起床し、水を汲みに行くという。家族のために朝早くから水を汲みに行くという事実にショックを受けた。視野を拡げてみると、インドだけの問題ではなく、アフリカなど発展途上国でも同じような状況にある国が多いことに気づく。
 ユニセフと世界保健機関との共同報告書(二〇一九年)によると、安心して清潔な水を飲めていない人は、世界で五億七千百万人にもなるという。これだけ多くの人々が池や川、湖、整備されていない井戸の水を飲んで生活している。家庭において、水汲みが子どもの役目となっていて、一日に八時間以上水汲みをしている子どもが存在し、毎日一日大半を重たい水を運ぶ時間に費やしている。そのため、子どもたちは学校へ行くこともできず、教育を受けることができずにいる。教育を受けられない子どもたちは、将来の夢を抱き叶えることもできず、恵まれない環境から抜け出せる術も得ることができないのが現状だ。
 その上、何時間もかけて汲んできた水が衛生的かといえば、そうではない。泥や病原菌や寄生虫などで汚染されている水を飲んでいる。当然のことながら、病気になって、早くに亡くなってしまっている子どももいる。
 当たり前のように水を使い、飲んで、当たり前のように学校に通い、教育を受けている私はどんなに恵まれているのかと改めて思い知らされる。なぜこのような恵まれない環境にいる子どもたちが存在するのだろうか。
 水の問題を抱えている国は発展途上国が多く、同じ国のなかでも、都市部とそれ以外の地域の差は大きく、貧困地域の水道施設のインフラが整備されていない。その他にも、内戦や紛争で、住んでいる地域を追われ、水道や衛生的な水がない地域に移住せざるを得ない人々もいる。
 水問題の根底には貧困があり、貧富の差がこのような格差を生んでいることがわかる。根の深い水問題の現状を打破するには、まだまだ時間がかかるかもしれない。このような現状を理解したうえで、自分たちができることは何かないのか考えていきたいと思う。

入選: 川崎市立坂戸小学校  6年 西方 涼子

    きれいな水の大切さ

 夏休み中、コロナウイルスや熱中症のニュースが放送されていたのを多く見ました。コロナウイルスや熱中症を防ぐには、手洗いうがい、水分補給が大切で、そのためには、きれいな水がかかせないと思いました。
 ブラジルやアフリカでは、清潔な水での手洗いができない人々がいて、不衛生な環境での暮らしによってコロナウイルスが広がってしまったり、汚い水を飲んでしまうことによって、他のかんせん症や、命を落としてしまうような病気になってしまうということもあるというニュースを見ました。私は、手を洗いたいとき、水を飲みたいとき家のじゃ口をひねればきれいな水を使うことができますが、そのニュースを見て、これはあたり前のことではないのだと感じました。手洗いに必要な水はだれもが簡単に手に入れられるものではありません。調べてみると、世界の人口の、四十%は自宅に石けんがない生活をしていておよそ九億人にのぼる子ども達が水道の設備がない学校に通っているそうです。
 私は、去年きれいな水が使えない国がたくさんあるということを勉強しました。日本のように、いつでもどこでも安心で安全な水が手に入るという国は十五ヶ国ほど。とても少ないのです。
 私たちがこれからも、安心で安全な水が飲めるようにするために、私たちにできることは何か考えました。
 まず、できることは、できるだけ水を汚さないようにすることです。水を汚す大きな原因に、生活排水があります。できるだけ、水以外のものを、下水に流さないようにするために、食べ残し、飲み残しを出さない、使った油は新聞紙などで、吸い取ってから捨てる、洗ざいを多く使わないなど、少しの工夫で、汚れた水を減らすことができます。汚れた水を元にもどすには、たくさんの水が必要です。なので、私もできることをしっかりしていきたいと思いました。
 それから、水を大切に使うということ。私たちは一日に平均三百三十リットルもの水を使っているそうです。特に、お風呂、トイレ、炊事のときに使う量が多く、水をこまめに止める、汚れをいらない紙で拭き取ってから皿を洗う、お風呂の残り湯を再利用するなどで節水ができます。
 このように、大切な資源である水、きれいな水を守るために、私たちにできることも、たくさんあります。いつまでも安心で安全な水が使えるように、一人一人が小さなことでも心がけることが必要だと思いました。

 入選: 川崎市立麻生小学校  6年 久保 瑚波

     「私達にできること」

 「ジャー」「キャハハハ」と、ある日庭で、妹が友達と遊んでいた。私はその時、少しひっかかることがあった。それは、妹がホースから大量の水を出していたからだ。水ならプールの中にたくさんある。その上水鉄ぽうもある。私は「水がもったいないから、プールの水を使ったら?」といった。妹は返事をしてくれた。どうやら分かってくれたようだ。
 私は最近、きれいな水が中々手に入らない国があることを、学校の学習で知った。それからは、なるべく無だな水を出さないように、手洗いや歯みがきをする際、水を使わない時は止めるようにしたり、うがいをする際は、必要な水だけを、コップに入れたりするようにした。妹に注意した時までは、それで満足していた。だが、その時から自分が気をつけるだけではないと感じた。私は、人に注意をすることも、自分ができる行動の一つだと思ったのだ。そう思ってからは、家族などが水を無だにしていると感じた時は、少し勇気を出して言葉で伝えている。
 また、水が中々手に入らない国があることを知って、いつか、世界中の人達が、あたりまえのように水が手に入るようになることを私は願っている。

入選: 該当者なし

入選:該当者なし

中学校の部

特選: 該当者なし

準特選: 該当者なし

準特選: 該当者なし

入選: 川崎市立川崎中学校  2年 石渡 絢音

    水への感謝

 私は、水は使えてあたり前と思っている人達が多いと感じます。それは、最近学校などで手を洗う機会が増えてきてよく水を出しっぱなしにしながら友達と話しているのを多く見るからです。
 日本では、蛇口をひねると水が出てくるので水がどんなに大切 なものかを考えたことがある人は少ないと思います。
 では、「水を大切にするにはどうしたらいいと思いますか。」と、聞かれたらどう答えますか。きっと多くの人が、「水を出しすぎないようにする。」とか、「家庭から汚れた水を出さないようにする。」などと答えると思います。これも川や湖の水を汚す大きな原因となっているので、これらのことを意識することも大切です。しかし、川や湖を直接汚さなくても大切な水を無駄にしていることがあります。それは、食べ物を食べきれなくて捨ててしまったりすることです。
 私たちの食べ物は、たくさんの水を使ってできあがります。例えば、メロンだったら、種から芽が出て咲き、メロンが出荷できるようになる間に、一個あたり約四百十七リットルの水が必要になるといわれています。また、私達が普段食べているお米だと、ご飯一杯分の稲が育つために二百七十八リットル、トマトは一個あたり約十六リットル必要とします。
 日本は多くの食料を外国から輸入しています。食料を外国から買うということは、外国の水を買っていることと同じです。つまり、食べ物を無駄にするということは、それまでに使った水も無駄にするということにつながるのです。
 ところで、私たちが使い終わった水はどこへ行っているのでしょうか。
 使い終わった水は水処理センターで、ゴミや土砂類をなくすなど、汚れを取り除き海や川に流します。そして、海や川の水は太陽の熱で蒸発し、蒸気となって空へのぼります。空にのぼった蒸気は冷やされ、小さな水の粒となり、集まって雲になります。雲の中で小さな水の粒はしだいに大きくなり、やがて雨や雪となって森林へ降りそそぎます。森林は土がふかふかしていて、降った雨をスポンジのように吸収してたくわえることができます。土にしみこんだ雨はゆっくりと川に流れていきます。こうして、ふたたび私たちのもとに戻ってきます。
 つまり、「使った水」と「使う水」は、自然の大きな水の循環のしくみを通じてつながっているのです。だから、生活の中で使った汚れた水をそのまま流すと、自分たちが使う水まで汚れてしまうので、きれいな水を使うためには、川や海などをきれいに保つという意識を一人一人が持つ必要があると思います。
 このように、私たちが普段使っている水は自然の循環によってできています。水は豊富といっても「つくられているもの」であり、「限りあるもの」なので、水が使えることをあたり前と思うのではなく、「ありがたい」という気持ちを持って使うことが大切だと思います。

 入選: 川崎市立塚越中学校  2年 飯田 青葉

    未来を見据えて


 地球上で人間が利用しやすいとされる水は全体のうち何%か知っていますか。なんとたったの〇.〇一%だそうです。この数値を聞いて驚かない人はいないでしょう。私はこのことを聞いた時、日常生活での水の使い方について考えさせられました。
 食事に風呂に洗濯に、生活の中で人はたくさん水を使います。その中で最小限に水を抑えるにはどうしたら良いでしょうか。
 一つめに大切なのは水を再利用することだと思います。例えばお風呂や洗濯。皆さんは一回のお風呂や洗濯がどれくらいの量の水を消費しているか知っていますか。一回あたりに洗濯は約百二十リットル、お風呂に至ってはなんと約二百リットルもの水が使われているのです。これを皆さんがよく飲む大きいサイズのジュース(一・五ℓ)にして考えると、なんと約百三十三本もの水が一回のお風呂で使われているのです。このようにお風呂と洗濯だけで莫大な量の水を消費しています。だから再利用することが大切なのです。お風呂の後、水を捨てずに洗濯に利用するだけで洗濯に利用する水の量は半分以下の約五十ℓに抑えられるのです。
 そして二つ目に「雨の活用」が大切だと思います。日本は温帯に属しているので雨に恵まれています。雨は海上で発生した雲から降ってきては海に戻っていきます。それなら何かの役に立ってから海に戻ってくれたほうが水の節水になっていいと思いませんか。だから雨を活用することが大切だと思いました。例えば園芸をしている人は植物の水やりに、夏場の暑い時の打ち水にと、雨水を使うことで節水になるのです。これは一回一回の水の量はそこまで多くはないですが、塵も積もれば山となるとあるように、繰り返すことで膨大な量の水を節水することができるのです。
 そして最後に大切なのは「水を汚さない」ことです。皆さんは朝昼晩、何を食べますか。例えば私なら朝はソーセージや目玉焼き、昼ならハンバーガーや天ぷら、夜ならしょうが焼きや牛丼などさまざまな料理を食べます。これらを料理する時、ほとんどの料理で「油」を使います。油を使った料理を作ったフライパンや盛った皿を水で洗うと水は油で汚れてしまいます。油で汚れた水は再びきれいにすることが極めて困難で、油で汚れた水をきれいにするには大量の水が必要です。
 これを防ぐにはどうしたら良いのでしょうか。それは油で汚れている物があったら油をキッチンペーパーなどでふき取り燃えるゴミとして捨ててしまえばいいのです。こうすることで水は汚れず、大量の水で洗う必要がなくなります。このように水を汚さないということは大幅な節水につながるのです。
 これらのように私たちは生活の中で水を節約することができる場面が多くあります。しかし今の私たちはその多くの場面で水を節約するどころか余計な水を使っているのではないでしょうか。これからの世界は人口増加などによって水不足になっていくそうです。そうしたときたくさんの人たちが節水をすればより多くの人たちが水を使えます。しかしいきなり節水をしようと言われてできる人はそうそういません。だから私たちは将来のためにも水を大切にする心がけを習慣にして普段からできるようにしていくことが大切なのではないでしょうか。

 入選: 川崎市立玉川中学校  2年 石田 莉子

    水と私達―さまざまな関わり方―

 地球上には多くの水がある。例えば、地球を形成している陸と海。この海は水から成っている。これらの水は人々にとってとても大切なものだ。もし、水がなかったら私たち人間は生きていくことができない。そのため、水は私たちの一部と言ってよいだろう。しかし、水があっても、その水が汚れていたり汚れた水を綺麗にするものがなかったりすると、私たちにとって水は危険なものとなってしまう。現在もそれが原因で発生している問題もあり、特に今は二つの問題が深刻である。
 一つ目は、汚染された水を汚いまま飲むしかない人がいるという問題である。この問題はさまざまな国で起こっているが、日本ではほとんど起こっていない。それは、日本は浄水、水道施設が充実していて常に綺麗な水が各家庭に届く設備となっているからである。そのため日本は水道水が飲めるほど綺麗な水が流れている。しかし、ほとんどの国ではそこまで浄水、水道施設でろ過されず、各家庭に届く。そのため、水道水は飲めない国がほとんどである。さらに、水道水が飲めないだけでなく、飲料水も得ることのできない人たちが一番被害を受けている。その人たちは水を確保するために近くの川や井戸に水を汲みに行ってそのまま飲んでいる。すると、その人たちはその事によって病気にかかり、最悪命を落としてしまう人もいる。
 二つ目に、海洋汚染問題である。これは、私たちに間接的に原因がある。そして私たち人間ではなく魚が直接被害を受ける。そのため、汚染された水の中で生きていた魚を食べることによって私たちは被害を受ける。すると、人間にも生態系にも影響が出てしまう。
 これら二つの問題が今、水に関する重大な問題だと思う。これらの問題は水が汚染される、もしくは綺麗にすることができないことによって起こっている。
 しかし、このような問題がなかったら水は私たちにとってとても良い影響を与え、私たちの豊かな暮らしを支えてくれているのではないかと考える。それは日々暮らしていく中で感じるものもあれば、無意識に水と関わりあっているものもあると考える。日々暮らしていく中で感じる、水による良い点とはお風呂や温泉などである。これらは私たち人間になければならないものではないが癒しや休養のために必要に応じて行うものである。そのため、水への大切さを感じることが比較的多くあると考える。しかし、水を飲む行為など暮らしていく中で必要不可欠なものは大切さを感じる前に無意識に水と関わりあっていると考える。
 このように私たちに必要不可欠なものとそうでないものがあるが、水は人間に豊かな暮らしを与えるようにさまざまな場面で支えてくれている。そのため、水が私たちにとって危険なものとならないように二つの問題を改善できるような対策を実行していくべきだと思う。そうすれば水はもっと豊かな暮らしを私たちに与えてくれるものではないかと考える。

入選: 該当者なし

入選:該当者なし

お問い合わせ先

川崎市上下水道局サービス推進部サービス推進課

〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地

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ファクス: 044-200-3996

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