ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

サンキューコールかわさき

市政に関するお問い合わせ、ご意見、ご相談

(午前8時から午後9時 年中無休)

閉じる

現在位置

川崎市立学校における部活動の取組について

  • 公開日:
  • 更新日:

川崎市立学校の部活動の基本的な考え方

「川崎市立学校の部活動に係る方針」

「本方針の方向性」

〇 本方針は、平成28年度に設置された「川崎市立中学校部活動検討専門会議」の報告及び、平成29年度に通知された「バランスのとれた部活動の運営に向けて」の内容を基に、「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン(平成30年3月スポーツ庁)」、「神奈川県の部活動の在り方に関する方針(平成30年4月神奈川県教育委員会)」を参考にして、平成30年5月に本方針を策定しました。

〇 本方針は、義務教育である中学校段階の部活動を主な対象とするが、高等学校段階の部活動についても本方針を原則として適用し(特別支援学校についても同様とする。)、生徒の健康や安全面に配慮して、バランスのとれた活動とするものとします。その際、高等学校段階では、各学校において中学校教育の基礎の上に多様な教育が行われている点に留意します。

〇 各学校は、本方針を踏まえて、部活動での指導の在り方、運営方法等について再検討し、改善すべき点は速やかに改善します。

〇 本方針は、運動部活動と文化部活動ともに適用するものとします。

〇 各学校は、生徒のバランスのとれた健全な成長及び教職員のワーク・ライフ・バランスの実現を目指して本方針の適切な運用を図るものとします。

主な内容

「学校部活動活動方針の策定」

・校長は、本方針に則り、毎年度「学校部活動活動方針」を策定し、顧問は、「部活動年間活動計画(活動日・場所、休養日及び大会参加日等)」並びに「部活動月間活動計画(活動日時・場所、休養日及び大会参加日等)」を作成し、各家庭に向けて、保護者説明会等を利用するなど、適切な機会を通じて周知することとしています。

「指導・運営に係る体制の構築」

・校長は、生徒や教員の数、外部指導者(※1)、部活動指導員(※2)の配置状況を踏まえ、指導内容の充実、生徒の安全の確保、教員の長時間勤務の解消等の観点から円滑に運動部活動を実施できるよう、適正な数の部活動を設置することとしています。

・校長は、毎月の活動計画及び活動実績の確認等により、各部活動の活動内容を把握し、生徒が安全に活動を行い、教員の負担が過度とならないよう、適宜、指導を行うこととしています。

※1 外部指導者

 市立中学校の部活動の活性化を図るため派遣され、顧問教員を支援する立場で生徒の実技指導を担当します。

※2 部活動指導員

  会計年度任用職員として、市立中学校の部活動の技術指導や大会への引率等を行うことを職務とします。(令和5年度は、市立中学校等に66名の指導員の配置を計画)

「バランスのとれた部活動の運営」

 部活動における休養日及び活動時間については、成長期にある生徒が、運動、食事、休養及び睡眠のバランスのとれた生活を送ることができるよう、以下を基準とします。

(1) 課業期間中は、週当たり2日以上の休養日を設ける。平日は少なくとも1日、土曜日及び日曜日(以下「週末」という。)は少なくとも1日以上を休養日とする。週末に大会参加等で活動した場合は、休養日を他の日に振り替え、事前に振替日を生徒・家庭に周知すること。

(2) 長期休業期間中の休養日の設定は、課業期間中に準じた扱いを行う。また、生徒が十分な休養を取ることができるとともに、部活動以外にも多様な活動を行うことができるよう、ある程度長期の休養期間(オフシーズン)を設けること。

(3) 1日の活動時間は、平日では2時間程度、学校の休業日(課業期間中の週末を含む)は3時間程度とし、学校行事、種目・活動等の特性、地域行事等を考慮しつつ、できるだけ短時間に、合理的でかつ効率的・効果的な活動を行うこと。

(4) 学校として、または部活動毎に、週の休養日以外のノー部活動デーを月予定の中に設定すること。

(5) 早朝練習(朝練習)を実施する場合、生徒・家庭・教職員の過度な負担とならないよう実施基準を明確にし、計画的に行うこと。

※校長は、本方針に則り、部活動の休養日及び活動時間を把握し保護者説明会等を利用するなど適切な機会を通じて周知する。また、部活動の活動内容を把握し、適宜、指導・是正を行う等、その運用を徹底すること。

※校長は、休養日及び活動時間等の設定にあたり、地域や学校の実態を踏まえた工夫として、定期試験前後の一定期間、部活動共通、学校全体の部活動休養日を設けること等、週間、月間、年間単位での活動頻度・時間の目安を定めること。

地域部活動推進事業

本市では、スポーツ庁の「地域運動部活動推進事業」の取組として、令和3年度から拠点校による実践研究に取り組みました。

●拠点校
 川崎市立東高津中学校(川崎市高津区末長4丁目1番地1号)

・部活動の状況(令和4年度)

 部活動数:運動部 10 部 文化部 3 部 部員数:運動部 327人 文化部 105 人

●研究内容

「休日の部活動指導に関する調査研究」

・拠点校の5部活(剣道、陸上競技、バドミントン、バスケットボール、卓球)を対象として、円滑に地域部活動を実施するために、昨年度に引き続き、学校管理下で行う休日の部活動へ、運営団体から外部指導者として指導者を派遣するとともに、月に1回以上、地域移行し、派遣されている指導者が指導にあたることで教員が指導にあたらなくてもよい環境を確保し、負担軽減と専門的な指導の充実を図り、教員の負担軽減効果や生徒の反応を確認する。また、指導者側から見た取組の課題を整理する。

「部活動に関する費用負担に関する調査研究」

・拠点校等の3部活(陸上競技、バドミントン、バスケットボール)を対象として、休日の活動で1回以上を、参加費を徴収して近隣校との合同の講習会を開催し、複数の学校の教員が指導にあたらなくてもよい環境を確保し、教員の負担軽減とより専門的な指導の充実を図り、部活動の費用負担の在り方について、実践校の保護者の意見等もふまえながら課題を整理する。


市立中学校文化部活動の支援に関する取組

このたび、市立中学校の生徒が地域における文化活動に親しむ環境を確保し、本市の文化芸術振興に寄与することを目的に、市立中学校における文化部活動の連携・協力に関する協定を、市内の音楽大学(昭和音楽大学・昭和音楽大学短期大学部及び洗足学園音楽大学 ※五十音順)とそれぞれ締結いたしました。

「協力内容」

・専門指導者を派遣し、生徒の専門性や技術の向上を図るとともに、教員の負担軽減にもつながるための部活動の指導体制への支援

・部活動を指導する人材の育成に関する取組への協力

・その他部活動の支援に関する協力・支援

「モデル校」

市立中学校5校(日吉中学校、橘中学校、高津中学校、西高津中学校及び稲田中学校)

お問い合わせ先

川崎市教育委員会事務局学校教育部健康教育課学校体育・安全・部活動担当

〒210-0004 川崎市川崎区宮本町6番地

電話: 044-200-2880

ファクス: 044-200-2853

メールアドレス: 88kenko@city.kawasaki.jp

コンテンツ番号148397