今回は趣向を変えて、市内の特別支援学校・特別支援学級教員の皆さんを対象とした研修会場にお邪魔して、「特別支援学校・特別支援学級と社会をつなぐ」と題して、いろいろねいろファシリテーターを講師として、インクルーシブな音楽ワークショップの活用、及び社会との協働実践の可能性を共に探求する内容の講座を行いました。

　インクルーシブな音楽ワークショップの目指すもの、個々の音楽のアクセス向上による音楽のバリアフリー化に向けて、障害の社会モデルという考え方、人が楽器や音楽に合わせるのではなく、楽器や音楽を人に合わせる・寄り添うこと、音楽空間における参加の保証やエラーフリー（心理的安心安全の場づくり）、楽器の選び方などについてお話がありました。

　座学を通じた理論の理解だけではなく、実際に体を動かし、インクルーシブな音楽ワークショップを体験しながら、学びを深めました。

　最後は、実際の授業に活かした場合を想定したグループワークを行いました。
　短い時間で、少し難しい内容もあり、ボリュームも盛りだくさんでしたが、インクルーシブな環境づくりも視野に入れながら、講座の中で少しでも感じ取ったことを、これからの授業に活かしていただけたらと思います。

　参加者、学校関係者の皆さん、暑い中お疲れさまでした。